キャプテン・フィリップスのレビュー・感想・評価
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善悪の問題ではない
海賊といったらジャックスパロウかルフィしか思いつかないのが今の日本人だと思いますが、今でも海賊っているんですね〜 しかもその海賊って、風が吹いたらふっとびそうなくらい華奢な体で、貧相な布をまとい、襲われている側の方が、よっぽど豊満で強そうな肉体なんです! 自分がどの国に産まれるかでこうも人生が変わるものなのか、こんなことをしなければ生きていけない国もあるんだと深く考えさせられました。海賊も、ただの悪人ではなく、ある意味被害者なんですよね。 それにしても、解放された後のトンハンクスの演技はすばらしい!!圧巻です!!
救命ボートは日本製
飛行機の中で鑑賞。鬼気迫るトムハンクスの熱演に胸が熱くなりました(^o^)/ 後で知ったんですが、最後の方で出てくるオレンジ色のライフボートは、下関の会社が作ってるそうです。なんか嬉しいなぁ(^o^)/ オススメです!
字幕で予約したはずが…
洋画は絶対字幕派だった館長ですが、ここ最近は吹き替え版も良く利用します。 しかし、今回は何も考えず字幕版をチョイスした。 いざ上映が開始されると、吹き替え版。「予約し間違えたか…」と思ったが結果的には良かった。 映画後半、緊迫したシーンが連続するので字幕を追うより、吹き替えの方が映画に集中できた。結果的には吹き替え版で正解だった!! 上映終了後、係りの人が「こちらのミスで吹き替え版を上映してしまいました…」と、お詫びに無料優待券をくれた。 逆に、申し訳ない気持ちになっちゃいました…。
外航船経験者の一言
海上生活つまり外国往来の船員さんを長く生業としていた経験が、返って仇となったようで、この種の海を舞台とした映画は、現場を知るものからすれば嘘が多く、悪い意味で大げさで結果、鑑賞しないようにしてました。が、某新聞の批評が好印象であったのと、韓国でのフェリーボート(ボートは必ずしも小型船を意味しない、念の為)の大事故が契機となって遅ればせながら鑑賞しました。 レーダー画像とか他局との交信風景に実際とはかなり離れた難点は有りましたが、それをカバーする程のストーリー展開でした。しかも事実に即して(当然、映画的脚色があるでしょうが、、)作成されたとのことで、これは驚きでした。放水銃で海賊の侵入を防ぐシーンは、私も経験しており胸が締め付けられる思いでした。船員には戦う武器が全く無いのです。全体として現場を良く描けた映画だと思います。冷静だった船長が最後になってある種の精神錯乱状態に陥ったところなぞ、そうだろう、解る解ると慰めたい気持ちでスクリーンを睨んでおりました。
終盤の緊迫感がすごい
抜群に面白かった。 貨物船が海賊に襲われるまでは序章にすぎない。襲撃されてからフィリップスが囚われるまでは船という密室を舞台にしたサスペンス風。そしてフィリップスが人質として囚われてからは、さながらミリタリーもののアクション映画かスパイ映画のような展開に。救出作戦の侵攻とともに緊迫感が一気に増す。 助け出されたフィリップスのショックを受けた様子が非常にリアルで印象的だった。トム・ハンクスの演技が光る。
ソマリアの現実が怖い。
ソマリア海賊のリーダーが痩せこけていて、なんかすごい迫力がある。 多額のお金を略奪しているのにも関わらず、貧しい暮らしをしているのかなと思うと、なんか切ないというか、かわいそう。 不幸な人たちだなと思う。
最優秀作品賞願う
トム・ハンクス主演、実話に基づく作品。公開日当日に鑑賞。最初から最後までもの凄い緊迫感。実に面白い…2014年1月下旬、アカデミー賞作品部門にノミネートされた。是非、最優秀作品賞ゲットしてほしいです。
キャプテンフィリップス
海賊に襲われる実話だと思うとほんとに怖いはなしだ。 襲う方は、何をかんがえてるんだ。 泣かなかったな。 泣けるつもりでいたんだけど、泣けなかった。 リアルで怖い映画だし、助からないと思って、 家族に手紙を書くなんて、泣けるシーンなのに、長い映画だけど、長いとは感じなく、ハラハラドキドキした、映画だ。
さすがトム・ハンクス
トム・ハンクスの演技が上手すぎて、まるで自分も船の上にいるかのような臨場感に最初から最後まで手に汗を握った映画でした。 リアル感を出すために、ソマリア人海賊のキャストと、貨物船のキャストは映画の撮影本番まで顔を合わせなかったそうです。そのリアル感、すごーーーくよく出ていました。ソマリアの海賊船の実態について何も知らなかったので、勉強になる、考えさせる映画でもありました。あと、映画を通して活躍するアメリカ海軍のすごいいい宣伝になってるなーともて思いました。
終了間際に見たが…
この映画を終了間際で見ました。 事実に基づいたソマリア沖の年少者による海賊行為ですが、ソマリア沖の海域が非武装の民間船を襲う如何に危険な海域か改めて考えさせられました。 そこへ軍艦が現れないと太刀打ち出来ない。従って重要な民間船は各国軍艦の護衛が必要になって来る。 これを考えるとこの映画の公開前後に突然中国がADIZを設定したことに合衆国が異論を突きつけてきた事と何かと連想させます。 空の危険地帯と言う事でしょうか? 中国に対して日本の民航機が飛行計画書を断じて提出しない。となるとこの中国の主張するADIZが、日本の民間機に接近し海賊まがいに中国の領空に強制着陸させようとする行為があれば、JASDFはF-15をスクランブルせざるを得ないでしょう。 ここで交戦が始まれば、戦争の発端になる危険性が高いかも。さらに米軍が参戦すればどうなるか…と。
ラストは震えましたΣ(゚д゚lll)
トムハンクスの作品はよく拝見します。その中でもこの作品は一味違いました。お年も召され、作品そのものにも味があります。 上映開始3分ほどで釘付けとなり、ラストまで一緒に画面の中にいるような錯覚を覚えます。画面が始終動きますので、人によっては疲れるという方もおられますが、私は大丈夫でした。 ラスト5分は本当に感動ものですよ。
半端ねえ!
全編通して物凄い緊迫感に包まれた作品でした。 おかげで、見終わってドッと疲れが出てしまいましたよ・・・。 それにしても、実話ベースである程度結末が分かっているはずのに、最初から最後までずっと緊張感を持続させるのですから・・・これはお見事としか言い様がなかったですね! しかも、あぁ~これはアメリカ万歳パターンだなと思わせといて、心にグッと来る秀逸なラストを持ってくる辺り本当に心憎い。 さすがはポール・グリーングラス監督、そしてそれに応えたトム・ハンクスもまさしく賞賛に値する演技でした。 それから何と言っても特筆すべきは、ソマリア海賊側の描き方でしょう。 ただの勧善懲悪物にせず、皆一人の人間として描いていた、そこがこの映画が評価される最大の理由だったと思いました。 何故彼らは海賊にならなければいけなかったのか、彼らの人生を考えてしまうと、やりきれない気持ちで一杯になってしまいましたよ・・・。 それにしても、ソマリア海賊を演じた方々の演技力は凄まじいものがありましたね。 まあ単純にフィリップス船長と貨物船VSソマリア海賊の攻防だけでも面白かったですし、やりきれない現実を描いた社会派的な側面を見ても見応えたっぷりでしたし、とにかく質の高い映画を見たなと・・・一映画ファンとして、満足感で一杯になりました。
半端ない緊迫感!!!
トム・ハンクス演じるキャプテン・フィリップスと、 ソマリアの海賊達の攻防! その一言で言い表せる内容の映画だが、 中身は濃い! 人質になってからも、 極限の状況の中で、 時に冷静に 時に勇敢に 時に恐れおののき、 時には優しく接し、 最後には自身の理性の限界を超え、 苦しみながらも助かった キャプテンの置かれた状況を、 素晴らしいカメラワークで表していた。 武装集団に対して、 丸腰で知恵を駆使して闘う姿も見事だった。 これでこそ「キャプテン」だ!!! 言い訳ばかりして責任逃れをしている多くのキャプテンに見てほしい!
海賊に至る背景
アメリカ人のフィリップスが船長を務めるコンテナ船が、ソマリア海で海賊に襲われる話。 簡単な粗筋を説明すると、以上の通り。 驚かされるのはこれが実話だということ。 この映画が良いのは襲う側も襲われる側も比較的平等に描いているところ。 なぜ、成人もしていない少年が海賊をする必要があるのかを描くことで、事件は解決しても心にモヤモヤを残す。監督の過去作品である『グリーンゾーン』と同じである。 トムハンクスのラストの演技がそれを観るものに印象付ける。 観たあとの爽快感はない。でも観て損はない良作。 ※銃を持った異国の男たちに脅されるなんて考えただけでも足が震えるが、フィリップス船長は毅然と立ち向かう。 貨物を安全に目的地に運ぶため、部下の命を守るために、相手に媚びへつらうこともなければ、無駄に敵対することもない。船長=リーダーとしての立ち回りや振る舞いという点でも非常に参考になった。
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