キャプテン・フィリップスのレビュー・感想・評価
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その場に居るかのような映像と迫真の演技
トム・ハンクスや他出演者の方々の迫真の演技に、
ラスト迄目が離せなかった。
海賊のリーダー(ムセ)を演じたバーカッド・アブディは、母国がソマリアと記載されていましたが、多くの思いを持って演じられたのでしょうね。
熱演のトム・ハンクスの表情や涙に、彼の優しい人間性が滲み出ているようでした。
ソマリア沖の自衛隊派遣の任務の重さと、訓練で備えておく重要性を改めて感じました。
BSフジを録画にて鑑賞
緊迫感が半端ではない
トム・ハンクスの演技は語らずもがな、海賊側の俳優達が抜群だった。リーダー役のバーカッド・アブディは、これがデビュー作だと言うから驚きだ。
また、実話と言うからには、クライマックスのあのシーンもホントなのか?だとしたらSEALs凄いな…
緊張の糸が切れた後がリアル
長い長い緊迫感と臨場感のあと、ついに気丈に振る舞っていたフィリップスが泣き喚き、助け出されたあとも気もそぞろな状態なのがリアリティがあった。
見ていて疲れるが、実話ということで自分も船員になった気持ちでのめり込んだ。
最も若い少年がフィリップスを庇う様子に、(心理的作用の名前は忘れたが、、)犯人に情が移る思いだった。
まだ若いから柔軟で、たまたま周りの環境が人格を形成しているだけ…然るべき教育を受ければ、真面目かもしれない…
世の中は非情である。
【フィリップス船長の漢気に心震わされ、ポール・グリーングラス監督が描くソマリア海賊のリアルな恐ろしさと海賊に走らざるを得ない海賊の姿及びソマリアの政治的背景に重い気持ちになった作品。】
ー 冒頭、痩せこけた、たった4人のソマリア人海賊があっという間に高速船でマークス・アラバマ号に近づき、銃を持って乗っ取るシーンの緊迫感が凄い。ー
・4人を演じたキャストが皆、ソマリア系である事と、彼らと映画制作陣とのパンフレットに記載されていた対談も神妙に拝読した。
キャストの一人を演じた B・アブディの言葉”海賊行為は許されないが、彼らの生活背景は理解して欲しい・・”が、心に残る。
・ポール・グリーングラス監督の描き方が、(実話がベースだからかもしれないが、)ドキュメンタリータッチなのも、今作のリアリティ感を増していたかと思う。
・キャプテン・リチャード・フィリップスを演じたトム・ハンクスの、鼓舞した勇気とは裏腹に、死に対峙する恐れを表現した表情も素晴らしい。
・隠れていた乗員たちが海賊たちに決死の思いで反撃する姿や、大統領指示でネイビーシールズが出動し、海賊たちの隙を伺う姿。
海賊たちがアメリカの軍艦の威容を見上げた時の、絶望的な表情は忘れ難い・・。
ー アメリカの巨大な軍事力に抗う、自分たちの無力な姿・・。ー
<今作が見応えがあるのは、劈頭、ソマリア海賊たちの貧困生活シーンが描かれていることに加え、彼らを単純な”悪”として描いていない所であるのは間違いない。
ポール・グリーングラス監督始め、映画制作者たちのソマリアの過酷な政治的背景を盛り込んだ今作製作のスタンスに敬意を表したい作品である。>
<2013年11月30日 劇場にて鑑賞>
臨場感がスゴイ
実に臨場感のある映画でした。
脚本が実話がベースであること、トム・ハンクスをはじめ役者が名演だったこと、カメラワークなど監督の演出が計算され尽くしていること、これらが重なるとまるで目の前で起こっているかのような緊迫感が生まれるのでしょう。
ハラハラドキドキさせていただきました。
本当はSEALsですね。
さすがに実際に起こった事件を元にしているだけあって、最初から最後まで緊迫感溢れる作品でした。
そして何より出演されている役者さんたちの演技が素晴らしかったですね。
海賊から解放された後のT・ハンクスの演技は勿論、海賊役を演じた役者かんたちも本物かと見紛う程迫力がありました。
実際には最も酷い状況だったみたいですし、乗員たちは船会社を訴えていて、フィリップス船長は悪役になっているみたいですし、ソマリアの現状についての説明が若干不足しているのも気になりますが、完全にアメリカ寄りという訳でもないのが救いでしょうか?
字幕で鑑賞したのですが、SEALsの表記がずっとSEAL になっていたのが気になりました。SEa,Air&LanS(最後のsは小文字になりますが)の略ですし、これくらいの事は 翻訳される方なら常識のような気もしますが(^-^;
ラストの演技には脱帽
ある職種において「プロフェッショナル」を演じさせるなら、トム・ハンクスが第一に思い浮かぶ
他にも、今にも撃ち殺すのでは、とハラハラさせる殺気を放つナジェ役のファイサル・アメッド
アカデミー賞助演男優賞を取ったムセ役のバーカッド・アブディなど、臨場感のある演出に一役買っている
名優トム・ハンクスをも喰う海賊リーダーの名演
個人評価:4.2
息をするのも忘れる様な緊迫感。人質モノの映画では、この作品ほどリアルな恐怖を表現している作品を他に知らない。
それはトム・ハンクスの名演と、ソマリア人の海賊リーダー役の黒人によるものだ。この2人の緊迫した人質劇は、実際の事件を目撃しているかのよう。
海賊に手を染めるソマリアの実情と、部下である海賊達との葛藤、そして自由な国アメリカに憧れる青年としての感情が、このリーダーの演技から全て伝わってくる。演技未経験というこの役者の芯に迫る演技が、この物語の作品性を高めている。
オスカー俳優トム・ハンクスをも霞む存在感。
アメリカに憧れ悪事を働くリーダーは、皮肉にも受刑者として、渡米を現実のものにする。彼のその後も非常に気になるキャラクター像ではありました。
重厚なメッセージが込められたスリリングな実話ドラマ
コンテナ船がソマリアの海賊に襲撃され、船長が拉致されて救出されるまでの話のどこが面白いのかと思っていましたが、これは傑作でした。
まず描かれるのが後方から近づいてくる海賊らしき船影をレーダーで補足してからの情報戦。続いて乗船させまいと万策を尽くす防御戦、そして海賊に侵入されてからの心理戦とあらゆるシチュエーションでの攻防がスリリング。しかしそれは序章に過ぎず、映画の大半は狭い救命艇で息を潜める海賊とネイビー・シールズの対決で、交渉人を介したネゴから救出に至るまでのテンション漲る修羅場。作戦完遂後には一介の漁師が海賊に手を染めざるを得なかった政治的背景もきっちり描写して重厚なメッセージも残す辺りはドキュメンタリー出身の監督ポール・グリーングラスの真骨頂。舞台は殆ど海上、登場人物も少ないワンシチュエーションの2時間強をダレ場一切なしでスリリングに観せる圧倒的な作品でした。
ストーリーは単純
グリーングラス監督の実話再現シリーズ(!?)
ストーリーは、はっきり言って単純。
それでも白熱の展開にしちゃうあたりは流石です(^^)b
ちなみに、映画館で観たのにすっかり忘れてて、見てる途中で観たこと思い出した…
対岸の火事ではない
今の時代の海賊とは、小型の漁船と区別がつかず、マシンガンなどで武装して、大型のタンカーに乗り込み人質を取り身代金や貨物を奪うというなんとも乱暴なものだ。
これは実は全く対岸の火事とは言えない日本。もし日本のタンカーが襲われてもアメリカの様に自衛隊が全力で動ける訳じゃないだろう。正直、有事が起きたら他国に頼らざるを得ない状況と世論だ。
確かに紛争があったソマリア等のアフリカの現状は憂慮するべきものだが、この行為はテロリストとまるで同じだ。
そういう国に支援するのは、誰かに搾取されるだけのすぐに消えてなくなる「物やお金」ではなく、自らが生まれた土地で、自立して生きていけるシステムを構築させる手助けをすることだろう。と思う。
すしざんまいの社長がソマリアに漁業事業支援を行って、取り締まりが強化された事もあって海賊がほぼ壊滅したという記事もあります。
経済が犯罪抑止には最重要!!!
安い魚を食べると海賊発生
今あなたが食べているその魚をはどこでとれた魚ですか?
今あなたが食べている、そのはんぺんはどんな魚で作られているのか知ってますか?
あなたが居酒屋で注文し、食べきれずに残したその魚が、ソマリアの漁師の生活を脅かし、彼らに海賊行為をせざるを得ない状況に追い込んでいるかも知れない事をしっていますか?
海賊?
大昔の話でしょ?
平和で物が溢れた幸せな日本に住んでいるあなたには知らない世界がある
そして知らなければいけない世界がある
それを教えてくれるこの映画をみて、世界の片隅で起こっている悲しい現実をしるべきだ
インスタ映えする食べ物を注文し、食べずに捨てる先進国
カラフルで見栄えの良い食べ物で、あなたが満たしている、そのわずかなくだらない欲望の為に、どこかで誰かがくるしめているかもしれない世界の現実をあなたは想像できるのか?
世界の現実をしらない人間に一生わからない話だろう
この映画は実話である
そこにハリウッド的なアクション映画を求めてはいけない
世界の片隅で起きた悲しい実話を、アメリカの一市民である船長の目線で描いたある意味一つのドキュメンタリー映画だ
この映画をみて、少しでも世界の片隅で起きている悲しい現実を知って欲しい
2009年に実際に起こった海賊事件を、緊迫感たっぷりに再現してるけ...
2009年に実際に起こった海賊事件を、緊迫感たっぷりに再現してるけど、それだけ。ソマリア海賊達の粗暴で無謀な攻撃と、自ら人質になったアメリカ商船長の勇気+米海軍の冷静な対応が対比されればされるほど、ソマリア側の視点が見えてこないんですけど。。。いくらトムハンクスじいさんが熱演、海賊のリーダー役が好演といっても、こんなドキュメンタリが延々と140分続くだけじゃ、エンターテイメントとは言えないし、あとなんも残らん。久々に管理人もナガタ顧問みたいに意味なく怒っちゃうぞ。2点
初めてだこんな映画!新ジャンルの海賊物。 今まで海賊物と言ったらイ...
初めてだこんな映画!新ジャンルの海賊物。
今まで海賊物と言ったらイコールそれは時代物だった。しかしこれは現代の話、しかも実話ってんだから恐ろしい。
ニュース等で知っていたつもりでしたが、ほんと上っ面の知識だったんだと思い知った。あんな小さいボートに巨大貨物船が乗っ取られてしまうんですね。
乗っ取られてからの延々と続く鬼気迫る緊張感、半端なし。恐怖映画とさえ思えてきます。
トム・ハンクスの名演、見応えあり。ラストの女性とのやりとり凄すぎ。
海賊役の人も板につき過ぎ。ほんまにやってたやろ、疑いたくなります。
鑑賞後もじわじわ、ふつふつと緊迫感、恐怖感が蘇ってくる、恐ろしい一本。見ないと大損です。
こんなハラハラする映画久しぶり
実際に起こった事件を題材にリアルにその緊迫感を描いていた。2013アカデミー賞受賞作というだけあって、キャストの演技や演出が素晴らしかった。スリルを味わいたい人にオススメ。
いや面白かった
まず最初に驚いたのが海賊。
やはり海賊というとパイレーツオブカリビアンやワンピースとかに出てくるようなものを思い浮かべますが、実際はあんなちっこいボートなんですね。
海賊という概念が一気に崩れました。
この映画は船での攻防と船長の救出と標的の射殺(ネイビーシールズ)との前半と後半に分けられるが、前半はかなり面白かった。
緊張感もかなりあったので映画館の大きなスクリーンで見ていればより一層ハラハラドキドキしたと思います。
後半(と言っても最後の最後)はやはりネイビーシールズってのはえげつない人達なんだとよくわかります。
物足りないかな。
実話を元にということだからか。緊迫感はあるけど、物足りなかったな。
トム・クルーズじゃないので、相手を打ちのめして脱出!なんてこともないし。
フィリップスのやることなす事、裏目に出ちゃうし。
画面も全体的に暗いので(夜のシーンだから仕方ないか)。実際の救出場面ってこんなんだったのかー。とちょっと怖かったです。
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