「二作目もおもしろかった。」エリジウム いも男爵さんの映画レビュー(感想・評価)
二作目もおもしろかった。
クリックして本文を読む
あの『第9地区』監督の二作目ということで、不安と期待の入り混じりながら観に行きました。
今作は貧富の差に別れた人間同士の争いということで、真正面から人間ドラマに挑んでいる姿勢はなかなか良いと思います。
とはいえ、貧民層がギュウギュウ詰めの高層ビルに暮らしていたり、その遥か衛星軌道上にある富裕層の暮らすエリジウムが、地表からだと青白い月のように見えるなど、『第9地区』を彷彿とさせるシーンがある辺り心憎いです。
キャラクターは適度な人数で、それなりに個性分けされていましたが、群を抜いてイカしていたのが『第9地区』で主人公を演じていたシャールト・コプリー演じるクルーガーで、前作の憂さを晴らすような暴れっぷりは、怖いを通り越して清清しい感じさえしました。
登場するメカに関しては、いかにも工業製品っぽいロボットに外骨格剥き出しのパワードスーツなどいい意味でアナログかつB級度満載で、見ていてニヤニヤが止まりませんでした。
ストーリーに特に捻りはありませんが、その分とってもわかりやすいですし、主人公のマックスが下す決断にはちょっとうるっときちゃいます。また上映時間は二時間以内に収まっているので、 とっても見やすいです。やっぱり劇場で見る映画は二時間が丁度いいですね。
まだ迷っている方は観て損はないと思います。マッド・デイモン主演なのでデートムービーとしても最適かと。
コメントする