推理作家ポー 最期の5日間のレビュー・感想・評価
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雰囲気とラストシーンは好き
小説に酷似した殺人事件が発生。事件を調べるフィールズ刑事は作者であるポーに捜査の協力を求め…。 小説家ポーの最期を題材としたミステリ映画。18世紀の雰囲気は好みだが物語の起伏が薄く中盤に停滞感を覚えてしまった。でもラストシーンだけは結構好きです。
よくわからなかった
理解力がないからか よく分からなかった 結局犯人は誰?? 疑問ばかりのこった 途中で諦めたくもなったけど 最後までみた だけど分からん しかもグロい 作家の作品通りに殺人が行われて 刑事と一緒に謎を解いて 好きな人を助けて、、 小説の方が面白いのかも?
フィクションとノンフィクションを融合させたアイデアは面白いんだけど…
19世紀を代表する作家エドガー・アラン・ポー。 死の直前、謎の空白の数日間があった…。 1849年、アメリカ・ボルチモアで猟奇殺人事件が発生。事件の手口がポーの小説に酷似しており、警察は酒浸りの荒れた生活を送っていたポーを有力容疑者として拘束する。しかし、新たな事件が発生、ポーの恋人も犯人に捕まり、ポーも事件捜査に加わる…。 フィクションとノンフィクションを融合させたサスペンス・ミステリー。 ストーリーそのものがフィクションなのは言うまでもないが、題材はユニーク、古き時代、ダークテイストの内容など食指をそそる。 しかし… 以前見た「リンカーン 秘密の書」同様、発想だけが面白い作品に留まってしまっている。 ストーリーもミステリーも今一つ盛り上がりに欠け、正直犯人も誰だっけ?…と思ってしまった。 意外とグロいシーンが多いのも好き嫌い分かれる所。 ポーの作品を物語に散りばめているものの、読んでないと分からず。(読んでいる人はプラスポイント?) ポーのファンなら楽しめるのかも?
着想>脚本
1849年10月、ボルティモアの公園で作家エドガー・アラン・ポーは瀕死の状態で発見された。この日以前の5日間の彼の行動については謎とされている。 この5日間に何があったのか?という歴史の空白に着目したのが本作。 この着想はなかなか面白いと思う。 しかし、ポーの小説を模倣した殺人事件が次々と発生→ポーの婚約者エミリーが誘拐され、事件の内容について新聞にポー自身の筆で発表するよう脅迫される。 この「ミザリー」的展開に驚きなし。 捜査にあたったフィールズ刑事にポーが協力するるくだりなど全体的にストーリー展開が強引で、無理矢理納得させられている気分にさせられる。 ポーの作品は「モルグ街の殺人」くらいしか読んでいないので、事件を模倣される他の作品も読んでいればもう少し楽しめたのかもしれない。 ポーの最初の妻が結核で亡くなったこと、母親が女優だったこと、死の直前婚約中だったことなど史実を大事に扱っているので、もう少しストーリーを練って欲しかった。
完成度が高い
ストーリー、映像、音楽の完成度が高い作品。後半まで一気に引き込まれた。 エドガーの作品を模した殺人が行われ、それを解決しなければ恋人の命が失われるという中で、捜査に加わるものが徐々に狂気にとらわれていく様子は真に迫っている。 ハミルトン紙に小説を掲載させるというのが伏線だったのか。 ラストシーンは残念な感じがしたが、全体としては評価できる作品。
意外と敷居の低い猟奇ゴシックミステリー
世界の名だたる作家がリスペクトする怪奇幻想作家であり、 世界初の推理作家としても知られるエドガー・アラン・ポー。 その彼が、彼の作品を模倣する殺人鬼と対決する羽目になるという猟奇ミステリー。 近年の『シャーロック・ホームズ』のようなアクション映画ではないので、そこは御注意を。 それと、殺人シーンには結構エグいものも含まれるので、血がニガテな方も要注意です。 さて、ポーの作品は半分程度しか読んでいない自分だが、 彼の著名な作品さえ押さえていれば、思わずニヤリなシーンの連続。 『モルグ街の殺人』『赤死病の仮面』『早すぎた埋葬』などを 彷彿とさせる事件が次々起こる展開が面白い。 この調子でオランウータンとか黒猫の亡霊とかが犯人だったらどうしよう(ワクワク)とか 考えながら鑑賞していたが、流石にそれはありませんでした。ちぇっ。 顔は本人と似てないが、ジョン・キューザックの神経質な演技が良いね。 自惚れ屋だが、文学や恋人に対して真摯で情熱的な所が好感度大。 刑事のルーク・エヴァンスも冷静に、だが熱く事件を追う。 変人扱いされるポーと真っ直ぐに接し、互いに信頼関係を築いてゆく。 最後も、互いへの信頼が為せる業だった。 ゴシックな雰囲気の漂う闇深い映像・美術も いかにも怪奇幻想小説なムードで良いです。 とはいえ、サスペンス要素は一級の出来とは言えないかな……。 ① 犯人が残したヒントを解読 ② ヒントが示す場所に向かう ③ 新たな犯行を目撃 ④ ①に戻る という展開が延々と繰り返されるので、先の展開にあまりハラハラできず。 話にメリハリを付ける為にも、「どうにか犯人の裏を掻いてやろう」 と主人公達が策を練る展開が欲しかったなあ。 警備を増やすとかの防御策じゃなく、もっと“攻め”が欲しかった。 あと、真犯人にも気付かなかったが、驚きは少ないかな。 原題でもある『大鴉』が殆ど物語に絡んでこない点も拍子抜け。 ところで、 インクや炭素製の鴉を彷彿とさせる、硬質でスタイリッシュなエンドクレジット。 何故かここだけ完全に別の映画みたいなのだが、これはこれで格好良い。 ひょっとして、最初はダークな『シャーロック・ホームズ』 みたいなノリを目指してたのかなあ。憶測ですけどね。 以上! 実在の作家が主人公だが、文学的な香りは薄め。 そのぶん敷居は低いので、雰囲気のあるミステリーとして楽しめますよ。 <2012/10/13鑑賞>
推理ミステリーなのに...
ポー最期の5日間を独自の視線で表現。 なので別に事実を映画化したわけではなく、 勝手に創作してしまった部分はファンからするとちょっと微妙。 映像と音楽は凝りまくってて完成度は高いけど、 その分ストーリーはイマイチ。推理ミステリーなのに謎解きの面白さがうまく伝わってこない。 けどラストカットだけなぜかメッチャかっこいいんだな。 エンドロール直前だけYOUTUBEかなんかにあげてほしい(笑)
ジョン・キューザックはミス・キャスト!
ジョン・キューザックは、エドガー・アラン・ポーの肖像画に全然似ていないし、第一健康的すぎるよ! いくら頬に黒い粉をはたいても似合わない。彼のキャラはおおらかで、ぼーっとしてるタイプ。偏屈で病的な感じとは程遠い。それにストーリーも、その殺し方にのみ興味があるみたいで、動機とかは稚拙。いまいち、盛り上がりに欠けた。ジョンはイメチェンでも狙っていたのかもしれないけど、やめた方がいいと思った。
雑
エドガー・アラン・ポーが小説が売れなくて、それでお金もなくて性格もとても悪いのに若い美女にもてているというのは面白いし、連続殺人もミステリアスで非常に面白そうな雰囲気はたっぷりだった。ところがさっぱり面白くならなかったので非常にガッカリしたし眠くなって仕方がなかった。 悪いところ ・テンポ悪くて眠くなる ・狙われているのに仮面舞踏会するバカあるか。 ・推理が雑、薄い根拠で船乗りが犯人だと断定して捜査するなど見ている人をバカにしてんのかと思う。 ・犯人が馬で乗り込んで娘をさらう。そんなにうまくいくかよ、バカにすんじゃねえ。 ・犯人が屋根に突っ立って飛び降りて警官を惨殺。堂々としすぎだろ。どこまで自信満々なんだ。 ・冒頭の殺された女の子が煙突に入れられていた意味が不明。 ・ポーが犯人に銃を渡す意味が分からない。足でも撃って拷問してやれよ。素直に毒飲んでんじゃねえ。 ・犯人が熱心なポーヲタだったのだが、そもそもそんな事で犯罪なんて犯すか? よかったところ ・ヒロインがとても可愛かった ・美術が素晴らしかった。 ・ギロチンで殺すところよかった。
推理小説のような巧妙な手口で謎の死を解く
結婚式を間近に控えながら奇妙な最期を迎えてしまったポー自身の死に事件性を絡めた脚本が面白い。死に際に口にした『レイノルズ』とはいったい何を意味していたのか? 事実を基調にしたフィクションが実に巧みだ。 彼と彼の死に関わった人物のディテールがよく描かれている。 ジョン・キューザックが、酒の勢いを借りてやや早口で文学への持論を吐き捨てるポーを熱演。連続猟奇殺人の犯人との消耗戦で神経をすり減らし、憔悴していくポーの姿がキューザックの顔立ちにピタリとハマる。 犯人の人物像を浮かび上がらせようとポーに協力を仰ぐエメット警視のルーク・エヴァンスもいい。作家としてのポーに敬意を払うが、暴走し始めるポーをたしなめる冷静さを持つ。善悪の判断能力に優れ捜査に妥協を許さない強い意志がエヴァンスの鋭い眼光の底に表れている。 ポーの恋人エミリーの父ハミルトン大尉にブレンダン・グリーソン、新聞社のマドックス編集長にケヴィン・マクナリーといった名優も揃え、これが単に作り話ではなく、ポーの死因にまつわる推測が現実味を出すことに成功している。 酒場で酔ったポーが客たちに問う。自分が書いた詩『“大鴉”を知っているか?』。 この作品の原題がこの“大鴉”だ。 残念ながら読んだことがないので、あらすじを調べてみたらなかなかに興味深い。 ポーが残した推理小説の数々を模倣する犯人を追い詰めるストーリーながら、“大鴉”で恋人を失い嘆き悲しむ主人公と、主人公の問に対し「二度とない」とそれ以上何も語らない大鴉との関係が物語の中心に据えられていたのだ。
シャーロックホームズタイプ?と思いきや…
サイコ人間対アランポーの映画です。 つまらなくはないんですが… 妙に中途半端… ・ポーが馬鹿っぽすぎる。‘史上初の推理作家’って言われるならもう少し 頭良さげにシナリオを書いてあげれば良いのに…冒頭の登場シーンなんて ただの自信過剰な迷惑オヤジにしか感じなかった。 ・ロバートダウニーのシャーロックばりな活躍があるのかと思いきやそんな 話でもなかった…どうせ空想のシナリオならもっとはじけちゃえば良いの に… ・ビックリなグロいシーンがいくつかありながら、全体のグロさはそーでも ないし… 等々、つまらなくはないんですがもう少しエンタメ度上げて作り込めばよかったのにと感じたのでした。
次回作は、ないのよね。
江戸川乱歩は、かつて数冊だけど読んだことはあるけれど、本家のエドガー・アラン・ポーは読んだことがない。 この作品を見るにあたり、いつもは読まないあらすじや解説などを、いくつか読んだ。 その中に、ポーの作品がいくつか出てきて、その作品をなぞった殺人が起こるとあった。 え~~~。。。ポーの作品は読んでないけど、大丈夫かな~~~と思いつつの観賞となった。 まあ、そういう作品があるのだろうと思って見ると、そんなに訳がわからないということはない。 でも、ラストだけは、本を読んでおけば良かったかも・・・と思った。 今から読んでも遅くはなさそうだけど。 ジョン・キューザックとルーク・エヴァンスが、結構良いコンビだった。 「三銃士」以来、ルークを贔屓にしているのだけれど、それを除いてみても良かったと思う。 殺人が起こるたびに、犯人に近づいていく。 終盤、二人で犯人を追い詰めていく様は、見ごたえ有り。 ラストは、スカッとした。 じっくりと謎解きをするわけではないが、ほど良いかと思う。 けれど、ポーに忍び寄る≪死の影≫を、見せる、感じさせる工夫はない。 120年前の衣装や屋敷、馬車、小道具など、見ていて飽きない。 ゴシック風の重厚な映像も良い。 原題は、「THE RAVEN」 大鴉。 ポーの代表的な詩だ。 「レイノルズ」。 ポーは、1894年、不思議な言葉を残して、40歳で亡くなったそうだ。 未だに、真相はわからないとか。 この映画のような出来事があったのか、どうか。 謎は、謎のまま。 いくつも起こる殺人の、それぞれがグロい。 耐えられないというほどではないけれど。 苦手な人は、目を瞑っていましょう。 音ではびっくりしないので、大丈夫かと。 「最後の5日間」と邦題にあるように、≪最後の5日間≫なんです。 と言う訳で、次回作はなさそう。 ちょっと残念。
期待しすぎたかな
久しぶりにミステリーものを見るので期待していたけれど真新しさはなし。 犯人は登場人物の少なさから結構しぼられるので、最後にポーの前に姿を現した時も特に何とも思わなかった。 年齢制限の理由であろうグロテスクなシーンについては、結果としての死体の表現で十分かと。殺人の過程は、そのグロテスクさからではなく必要性からみていらないと思う。 まったく面白くなかったというわけではないが、私はこの作品を劇場で見ようとしている方にはおすすめしない。
ちょっとグロい・・・
全体的に殺害シーンや死体が多く、ちょっと映像がグロかった。 衣装や時代的な物もあると思うけど、「スウィーニー・トッド」を 観ている感じは最後まであった。 ストーリーは、犯人が早目に数人絞れたり、見つかる死体が求めて いるものでない事察しがついたりと、少々物足りなさを感じるかも。 まぁ私はそれなりに楽しめましたが、数席後ろで観ていた おじちゃんが始まって早々にイビキをかいてた辺り、あまり万人受けは しなそうですね。(笑) それにしても、ポー役のジョン・キューザックが途中から ニコラスケイジに見え、特に最後のシーンは私の中でポ-役は 本当はニコラスだったんじゃないかと思うくらい似てたなぁ。 そうだ、エンドロール前の映像、あれはこの映画の雰囲気と 全くかみ合わない感じがするが、何だったんだろう? あれは不要と思う。
アイデアはイイと思うのですが・・・
エドガー・アラン・ポーの死に関しては、確かに謎が多い。 その点に着目した点は良いが、なんと言ってもシナリオが弱い。 この手の映画には常に意外性やどんでん返しを期待してしまうが、残念ながら日本の地上波でやってるサスペンスドラマと同じかそれ以下のものしかない。 とにかく「?」ばかりが先行するストーリー展開、説明不足な点が目立つ。 ジョン・キューザックの熱演(?)も空回り。 もう少し登場人物の背景を丁寧に描いて欲しかった。 なぜそうなるのか、そうしたのか意味不明なシーンばかり。 主人公の死について史実に基づいたものであることは分かるが、そこに確たる必然性は皆無で、単なるこじつけにしか見えない。 あれに理解できてうなずける人にはイイかもしれないが。 グロい惨殺シーンも必要性ゼロ。 どうせならソウシリーズのように徹頭徹尾そういう映画にした方が良かったかもしれない。 いずれにせよお金を払って観る価値なし。2時間が無駄。
原作の予備知識がないと、ポーの高速回転する頭脳と推理結果に置いてけぼりを喰わされてしまいます。
ポー自身が、自らの推理小説の模倣犯とし対峙し、さらには謎とされている自らの死の原因を明かにしていくという点では、新機軸であり、どんな感じになるのだろうかと興味津々試写会に参加したのでした。結論から言えば、ポーが主人公なだけに、推理作家としての推理力を発揮する場面が多く、ラストの意外な犯人像と相まって、本格的な推理ドラマといっていいでしょう。但し、1時間50分とやや短めな尺の本作は、各シーンの展開が至ってスピーディ。事件の出典となる4つの原作の予備知識がないと、ポーの高速回転する頭脳と推理結果に置いてけぼりを喰わされてしまいます。ちなみに、小地蔵は、半分程度しかなぜそんな推理になるのか理解できませんでした。 さらに「Vフォー・ヴェンデッタ」をご覧になった方なら、あの近世を舞台としたミステリアスな雰囲気にはまった人も多いと思います。同じジェイムズ・マクティーグ監督が手掛けただけに「Vフォー・ヴェンデッタ」に優るボルティモアの怪しい闇夜を生み出していました。得体の知れない犯人像と相まってサスペンスの舞台としては、格別の映像を生み出していると思います。 それにしても冒頭に登場するのは、極貧に喘ぎ、酒と麻薬に溺れ、同時代の詩人や作家を罵倒してやまないポーの姿でした。酒場に立ち寄ってもツケを断られてつまみ出される始末。とても大作家のイメージから大きくかけ離れていました。ただ近代作家として、初めて専業にしたのがポーが初めてであって、雑誌社を相手に原稿料で生計を立てて行くにはまたまだ厳しかったのでした。 また極貧のなかで、愛妻ヴァージニアにろくな医療も施せず病死させてしまったことも、ポーが荒れる原因となったのだろうと思います。 『モルグ街の殺人』に酷似した殺人事件が発生。フィールズ刑事は当初、事件の元となった小説を書いたポーを疑い、警察に呼びつけます。それが気に入らないポーは、捜査の協力を渋々引き受けるのです。けれども犯人の予告通り、舞踏会で婚約者のエミリーが誘拐されてからは、別人のようにポーは事件解決に真剣になり、犯人を取り逃がしたフィールズ刑事にも捜査が手ぬるいと、噛みつくのでした。 警察の警戒厳重な舞踏会会場に、わざわざ犯人でございと突っこんでいく、犯人の陽動作戦はなかなか良かったと思います。ただポーがしっかりフォローしていたはずのエミリーが突然誘拐されたのは、いきなりすぎて、なぜなんだろうと理解できませんでした。 このあとポーとフィールズ刑事は相棒となって、協力し合いながら犯人を追い詰めていきます。後世の推理ものでは、刑事役は間抜けで無能が定番となります。しかし本作に登場するフィールズ刑事はクールで、イケメン。自分が犯人を取り逃したという責任感も強く、地道な捜査でポーに重要なヒントも提供したりするのでした。 けれども犯人から、エミリーが徐々に衰弱していることを告げられたポーは焦りまくります。その結果、何度も激高してフィールズ刑事と衝突するポーの、目ん玉をむき出しにして怒りをぶちまける表情が見物です。 本作は、単に意外な犯人の判明で終わらず、犯人と対峙したポーが愛する婚約者を人質に取られている弱みから、苦渋の交換条件を受け入れなければならなかったという悲劇的な結末で締めくくられます。愛する人と別離を選択するしかなかったポーの決断の結果は、淡々と語られます。エミリーも悲しみも描かれません。もう少し、悲劇性を強調した演出をして欲しかったです。 ネタバレは避けますが、犯人の特異な犯行動機はなるほどと思いました。 ポー役のジョン・キューザックは、なかなか本物のポー持つ雰囲気を出していて、平時の気むずかしさと激高するとき感情表現の落差は素晴らしい演技だと思います。
2時間ドラマ
作家エドガー・アラン・ポーは 自らの小説を模倣する殺人犯を捕まえるべく、警察に協力する というお話。 主人公・ポーを演じた ジョン・キューザック。 ちょっと前はモテ役だった彼も ニコちゃん(ニコラス・ケイジ)を辿る運命に?(笑) いえ、容姿だけでなく オーバーリアクションがお得意の演技もニコちゃん寄り。 もう少しコミカルさがあるキャラクターだったら ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)に近づけるのになぁと思いました。 ポーの協力を得て事件を追うフィールズ捜査官にルーク・エバンス。 この人いいですね、控え目な演技があと味ひく イケメン。 ちらっと見せる厚い胸板も素敵!と思ったら 『インモータルズ』でゼウス役を演じた人でした。 これからに注目したい俳優さんです。 ポーの恋人・エミリーを演じた アリス・イブ。 1800年代の衣装で登場した時は どこのエラ張り娘だ?と思いましたが、最近ちょくちょく活躍している女優さん。 『メン・イン・ブラック3』の若き日のエージェントOを演じていました。 ちょっとまだ 演技が青いですね(そこがいいのかな)。 あと、フィールズ捜査官を補佐する ジョン・カントレル役のオリバー・ジャクソン=コーエンは ジェイク・ギレンホール似のイケメンです。 残虐なシーンもあり、本格的なお話に見えて エンディング目前に犯人が分かってしまうのは 流れがスムーズでないせいか、はたまた 私が2時間ドラマの見過ぎなのか。。。(笑) 小道具にこだわっている感じがして、そこがお勧めだったりします。 構えずに観たら わりと楽しめる、かな。
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