「自分が「クリストフ」になった理由の作品」ジャンゴ 繋がれざる者 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
自分が「クリストフ」になった理由の作品
テイストは「キル・ビル」、
流れは「イングロリアス・バスターズ」。
雰囲気もさほど重くもなく、タランティーノ祭な感じでした。
識者の方々が仰っている、社会暗部としての奴隷制の表現は、
何と言ってもディカプリオの「ムッシュ・カンディ」のイカレっぷりと、
序盤訪れる農園の後に襲ってくる奴ら
(のちのクー・クラックス・クランらしい)の間抜けさに、
たっぷりと注がれて、愛情溢れて描かれている。
「イングロ~」のナチスが、
ここでは奴隷を買い漁る白人に置き換えられ、大粛清。
完全なるヒーロー物の爽快感はタランティーノの前作より増しているが、
スケールとしてはダウンかな。
前作は歴史を「書き換え」ちゃったからねぇ。
しかしクリストフヴァルツ、オスカー助演賞獲ったけど、ほぼ主演だって。
この中での助演賞は寧ろサミュエルLジャクソン、
いややっぱりディカプリオ…、ん~悩む。
誰も彼もキャラが立っているのが、タランティーノ映画の醍醐味。
残酷描写はそんなに気にならなかった。
これくらいフツー、と自分が慣れちゃっただけかも。
おはようございます。
仰る通りだと思います。あの会話劇を成り立たせているのは、4人の演技合戦が、昇華したからだと思います。
ちなみに、私はクリストフさんの口角をムリに上げた笑みを勝手にクリストフスマイルと名付けています。
クリストフさん、また、しつこく調べました。I am from Austria!、ウィーン・オリジナルでは
、主役の女優にタランティーノから出演オファーが来ます。具体的に言うと、タランティーノから直接、携帯に電話がかかってきます。携帯に出るのは彼女のマネージャー。残念ながら時間がないと、勝手に断り「では、クエンティン」と、電話を切ってしまいます。「君には合わないタイプの映画だよ」に、女優は勿論怒ります。という場面を見つけたので、やっぱり元々モデルは、クリストフ・ヴァルツではないかと!
クリストフさん、宝塚、ご覧になったんですね!羨ましい!元々のモデルが、クリストフ・ヴァルツって、ガセネタかも~!オーストリア人から聞いた気がするのですが、グーグルで調べでも全然出てこないので…。シュヴァルツェネッガーもオーストリア人なので、彼かも~。
おとなのけんか、ですね!わかりました。クリストフ・ヴァルツは、私はまだ007スペクターと、チューリップ・フィーバー(この映画のクリストフは、ちょっと気の毒でした)しか見てません。でも、オーストリア人にとっては、ハリウッド映画で成功したオーストリア人!として、誇り高い俳優なんですよね。まだ、見てませんが、ミュージカル"I'm from Austria"の元々のモデルは、クリストフなんですね!