「【2013年公開の作品。今にして観ると余りに豪華なキャストと、余りに静謐でアーティスティックな世界観が印象的なロードムービー。】」ペタル ダンス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【2013年公開の作品。今にして観ると余りに豪華なキャストと、余りに静謐でアーティスティックな世界観が印象的なロードムービー。】
■ある日、大学時代からの友達であるジンコ(宮崎あおい)と素子(安藤サクラ)は驚くような話を耳にする。
6年間会っていなかったかつてのクラスメイト・ミキ(吹石一恵)が、自ら海に飛び込んだというのだ。
2人は偶然知り合った原木(忽那汐里)も連れて、一命を取り留めたミキに会うために雪舞う北を目指す。
◆感想
・今作の監督は、今作以降映画を公開していない。宮崎あおいさんがインタビューで応えているように、世界観が独特で好み(評価)が分かれたからであろうか。
・ストーリーもシンプルであり、登場人物達が抱える背景も余り詳しくは描かれない。つまりは、観る側に想像させる様な映画の構成なのである。
<起承転結をキッチリと求める人には向かないかもしれないが、今作のように解釈を観る側に委ねる作品は好きである。
今作は、茫漠たる不安を抱えた女性たちが久しぶりに合う中で微かなる希望を感じ、新たな一歩を踏み出そうとする姿を描いたロードムービーである。>
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