「ポルノとDV。」ラヴレース mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ポルノとDV。
リンダ・ラヴレース主演の「ディープ・スロート」の存在は知っているが、作品そのものは観ていない。
その裏話的なお話である。
1970年代の価値観で観ないと不思議な感じになるが、リンダ(アマンダ・セイフライド)が、結婚後、チャック(ピーター・サースガード)に殴られるといって実家に帰るシーンがある。
母親(シャロン・ストーン)は、夫に従えといって、リンダを受け入れない。
DVの概念がまだなかった頃の話なのだ。
リンダがポルノ撲滅の運動に走った理由はよくわからないが、DVについては警鐘を鳴らしたのではないだろうか。
ロバート・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン両監督は時間軸を巧みにさわることで、チャックのいかがわしさを見事に表現している。
ピーター・サースガードもさすがである。
ところで、「ディープ・スロート」を観ることは可能なのだろうか。
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