「【”古きモノを鎮めるために。”。愚かしきピーピング・トム達が仕掛けた罠。従来のホラーテイストを残しつつ、SF要素、ディザスター要素も盛り込んだ斬新な逸品。】」キャビン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”古きモノを鎮めるために。”。愚かしきピーピング・トム達が仕掛けた罠。従来のホラーテイストを残しつつ、SF要素、ディザスター要素も盛り込んだ斬新な逸品。】
■女子大生のデイナウやマーキーたち5人は、夏休みに山奥の古ぼけた別荘を訪れるが、地下室で謎の日記を見つけたことから仲間が次々と殺されていく。ところが、この一連の出来事の裏には、彼らがシナリオ通りに死んでいくようコントロールする謎の組織の存在があった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤は良くあるホラー映画の様な、古い山小屋に若者達が遊びに行くと、ゾンビが現れて・・、と言うパターンなのだが、そこからの展開が予想の斜め上を行く。
・山小屋の地下には”ピーピング・トム達”(博士、研究員、館長(シガニー・ウィーバー))が人類の存亡を掛けて、あらゆるパターンの若者達を殺す化け物たちが”キャビン”毎に用意されている。
・若者たちが殺されると、「淫婦」「戦士」「学者」「愚者」(マーティ)「処女」(デイナ)と書かれた石版に彼らの血液が流れ、地下に封印された化け物たちを封じ込めていたのだが、序盤に死んだと思われた「愚者」に該当するマーティが生き残っており、デイナを助けたために、”ピーピング・トム達”(博士、研究員、館長)が計画した化け物たちが蘇ってしまう。
<今作は、アリがちなパターンのホラーに、SF要素と、ディザスタ―要素を絡めた点が斬新である。まさか、若者達の「戦士」であるクリス・エムズワースが中盤で死に、ダメダメ君と思っていた「愚者」(マーティ)が生き残っていたとはなあ。
キャスティングにも、仕掛けがあった作品である。>
コメントする