「典型的なホラーと思わせてとんでもない結末に持っていく極上作品」キャビン ChapmanShojiさんの映画レビュー(感想・評価)
典型的なホラーと思わせてとんでもない結末に持っていく極上作品
この映画、パッと見の印象は「大学生5人組が山小屋へ遊びに行き惨劇に巻き込まれる」というありきたりな展開ですが、所々で挿入される監視センターのような場面が「何かあるな・・?」といい感じに思わせてくれます。
中盤から、この監視センターの人たちの役割が少しずつ明らかになり、ラスト20分の怒涛の展開で謎が解けるという流れです。
他の映画で「思わせぶりな展開が続く割には上手く回収しきれずモヤモヤが残ったままエンドロール」という作品が結構ありますが(最近ではネットフリックスの「バード・ボックス」など)、本作は伏線の張り方と回収タイミングのバランスが良く、徐々に真相が明らかになる流れが見事でした。
典型的なホラーと思わせてトンデモない作品に仕上げる手腕は素晴らしいですね。自分はあまりわかりませんでしたが、ホラー映画ファンが喜ぶオマージュや小ネタが沢山入っているようなのでマニア受けもよさそうです。
「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースが「すぐ殺されそうなアメフト部の大学生」を完璧に演じ切っている点も個人的には評価したいポイントです笑
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