「見所なしでした」ロックアウト はむちんさんの映画レビュー(感想・評価)
見所なしでした
どんなに殴られようが、刺激的な映像があろうが、オシャレにテンポよく進む展開のため緊張感ゼロ。個人的には、それがリュック・ベッソンの関わっている映画の持ち味と思っているので、結局どれだけ凄い映像を魅せてくれるか、それだけになってしまうんです。
囚人の狂悪ぶりも軽快にテンポよく進み、冗談交えて殺すので、このノリを楽しめるかが全てではないでしょうか。
インカム?で指示されながら進むんだけど、ぶっ壊されてからは文字通りロックアウトの展開になったので少しは緊張感出たかな。しかし「考える間」を与えず、次から次へと色んな展開を続けるので「あ、そう」と冷静に観てしまう有様でした。
CG等を使った凄い映像美もあったかもしれませんが、演出が台無しにしており記憶に残らなかった。いっそ音楽もアニメやクラシック、ブルース等々予期せぬ曲にしちゃって、観てる方がとても付いていけないノリにしちゃうのもアリです。もちろん気に入った人もいるでしょうが、私は有り得ない会話・有り得ない展開を楽しむことはできませんでした。
「ここ禁煙って書いてあるでしょ」
「そんなの囚人が守るかよ」
こういうアウトロー的な会話は少なく、ほとんど冗談中心で進みます。
無事に脱出して終わりかと思ったけど、金目的の奴がいたり最後まで予期せぬ展開の連続ではあるが、SFやアクションが好きな人には「こういうの見飽きた」て思うんじゃないかな。宇宙刑務所という発想に興味を持って観ましたが見所がなく残念でした。
「フィフス・エレメント」の方が圧倒的にいい。
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