奇跡のリンゴのレビュー・感想・評価
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成功するまで続けるって凄い
10年間結果が出ず、自殺まで追い込まれ、土壇場で無農薬リンゴの栽培に成功。成功するまで諦めないって当たり前のように言うけど大変だ。人もリンゴも周りに生かされてるってメッセージがとっても良い。菅野美穂がご飯食べながら泣くシーンが良かった。
家族愛
農薬のせいで病気になってしまった愛する妻のために、当時「神の領域」と言われるほどに、絶対無理だと言われていた無農薬でのリンゴ栽培を決意した秋則。
観ている側も、もうやめてー!と言いたくなるほどの失敗の連続と、貧しい生活。
そんな秋則を支え見守り続けた家族との感動の実話。
いや、しかし!しかし!!!
「笑うっていうのは人間だけが持ってる性能!」そう励ます菅野美穂演じる妻・美栄子が最高に可愛いが、が!しかし!!!
終始、もう諦めてー!もうやめてーーー!!!と思いながら観ました。
ひとつ失敗したらひとつ常識を捨てればいい。
いくら失敗しても、いくら周りに批判されても、最後まで秋則の為に頭を下げ、秋則を信じ続けた家族が本当に素晴らしい。
中途半端にまとまりすぎてて凡作
妻が農薬の影響で皮膚の炎症を起こした事から、無農薬・無肥料による「自然栽培」によるリンゴを育成させる農法を開発したという木村秋則氏の実話をベースにした映画。
木村秋則氏の「自然栽培」についての評価は映画とは直接関係ないが、とりあえず筆者はその農法がリンゴの栽培に適しているとは思っていないし、「自然栽培」のリンゴが直接的に消費者にとって安全・安心には結びつかない事と、リンゴの味の評価と直接的に結びつかない事を、まず前提とすべきだとは思う。
さて、その上で本作だが、中村義洋が監督と脚本を担当しているだけあって、とりあえず映画としてはまとまってる。
しかし、とくに面白さがない。主人公が自然栽培の開発に拘るために本人や家族の負った苦労が延々と描かれているが、主人公をもっともっと変人に描くとか、あるいは周囲から受けた反発をもっと強くするとか、どうせフィクションとして脚色するなら、もっと振れ幅があったほうが楽しめたのではないだろうか。要するに、中途半端だ。
素材は面白いのに、感動どころか、あまり心が動かされなかったのは残念。
菅野美穂の勝ち
予想通りの安心して観られる映画です。
役者二人が揃ってますが、菅野美穂の勝ちですね。
支える女房と言うよりも、守りたい女房の感じが如実に表わされていました。
実際はもっと厳しかったのでしょうが、映画では少し物足りない気がしました。
家族で安心して観れる映画です。
わかっていても感動する
ラストがどうなるか、あらすじで見ればわかるのに、やっぱり感動した。
菅野美穂のご飯のシーンは素晴らしい。阿部サダヲあんまり演技が好きじゃないんですが、あまり気にならなかったです。
実話だからこその、重みと感動がありました。
本当は極限に暗い部分をサラッと表現。見事です。
笹野高史や山崎努などの超大物実力派俳優を投入していて超アップでの撮影にも耐えられていて感情移入しやすくなっていると思う。主人公の木村秋則役は阿部サダヲ、本には殆ど登場しない準主役?の妻役の美栄子(本当は美千子)に菅野美穂を起用したのは正解と思う。舞妓Haaaan!!!のイメージが強くそんな感じで阿部サダヲをみていたら全く違うシリアスな部分も見事に表現していてすごい役者だと思った。菅野美穂も笑顔を基本にしっとりと演じていてなかなか。実は木村秋則さんご本人も映画の中にさりげなく映っています。言葉は発しませんが素敵な笑顔が印象的です。他のレビューを見ても書いている人がいないっぽいので触れてみました。結婚式のシーンで、多分どちらかの親戚役かな?自殺を図ろうとする場面は本当は非常に暗く悲しい場面なのにサラッと表現していて、中村義洋監督すごい!と思いました。リンゴ農家の若い人たちの様子を見ていてもあまり泥臭くなくて現代のリンゴ農家ってこんな感じなのかなと感じました。さりげない演出があちこちに散りばめられていて笑いを基本に涙と感動を味わえる名作と感じました。
最初に笑いから入って観やすい
木村さんの子供時代のおもちゃや機械の分解グセ=知りたがり屋=納得するまでとことんやる、という事が最初の数分に凝縮されていてしかもその半端無さに思わず笑ってしまう。また、動物は笑わないのに人間は笑う。笑うというのは人間だけが持つ「性能だ」と解釈したり、そういう事を疑問に思うことを「バカでない?」と言われて「そうか,おらはバカだったのか~!」と笑うシーンもなかなか捨てがたい。バイクの改造,高校の学園祭?のグループサウンズのエレキのアンプの改造ですっ飛んだり,木村秋則さんの人となりを短時間で見事に表現している。阿部サダヲ,菅野美穂,伊武雅刀,原田美枝子,山崎努など実力派大物俳優ががっちりと固めて一言一言が感動の連続。また、涙無くして観られない作品でもある。映像も美しいので観るのであれば、DVDよりできればブルーレイ版を観ることをオススメします。
教科書映画
絶対不可能と言われた無農薬でのリンゴ栽培に成功した青森のリンゴ農家・木村秋則氏の実話。
何だかとても評判良いようだが…普通だった。
演出も演技もストーリーも音楽も、教科書通りの“THE感動映画”。
漫画チックな冒頭にいきなり辟易。妻・美栄子との出会いや秋則の熱中・没頭する性格が描かれているけど、ちょっと蛇足に感じた。
美栄子と結婚し、無農薬のリンゴ栽培がスタート。
何年も何年も何年も何年も…失敗の連続。
周りには白い目で見られ、貯金も無くなり、電気も止められ、食べる物にも困り、冬は出稼ぎのバイトをし、挙げ句の果てにはノイローゼ気味に。トレードマークだった笑顔もいつしか消え失せ…。
その苦労は本当に察する。
さすがに絶望し、自殺を図ろうとした時、山の中の一本の木にヒントを見出し…。
勿論、悪い映画ではない。
家族愛、夫婦愛(秋則が無農薬を始めたのも農薬に弱い美栄子の為)、失敗は成功の元、困難に諦めない事などなど、良いエピソードばかり。
良過ぎるのだ。良過ぎて、綺麗事にしか見えない。
失敗続きの時は見放されていたが、成功し始めたら手を差し伸べる人が現れ、“人は優しい生き物”と言っていた。
優しいというより、卑怯。
失敗の連続でどん底の時にこそ、手を差し伸べる人が居てくれたら、もっと感動出来たろうに。
芯の強い妻、叱咤激励する娘…支えてくれるのは家族。
物言わぬけど理解ある養父・山崎努はいつもながらさすが。
実話なのだから感動して当たり前。
その感動も、木村氏の映画では伝えきれない苦労があったから。
特に菅野美穂さんの笑顔が素晴らしかった
阿部サダヲさんの演技は主人公を演じ切っていて素晴らしかったです。久しぶりに目の中にゴミが入り洗い流されました(ひとりで観て良かったです(笑))。お義父さん、奥さん、子供たちが信じる姿に感動しました。特に菅野美穂さんの笑顔が素晴らしかったです。
ほろ ほろ ほろり・・・
安部さんと管野さんの絶妙な夫婦にほろほろほりです。
そして、おやじ役の山崎さんが全体をビシッと引き締めていて、出すぎず、引きすぎず、素晴らしい仕上がりでした。
大事な事を大事だよ、と優しく語った映画です。
あの小さなりんご、食べたいな・・・
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