「【”新解釈白雪姫、映像の魔術師ターセム監督ヴァージョン!”今作は、リリー・コリンズは健気で美しいし、ジュリア・ロバーツのイジワルーな女王も存在感バッチリのファンタジックカラフルコメディである。】」白雪姫と鏡の女王 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”新解釈白雪姫、映像の魔術師ターセム監督ヴァージョン!”今作は、リリー・コリンズは健気で美しいし、ジュリア・ロバーツのイジワルーな女王も存在感バッチリのファンタジックカラフルコメディである。】
ー 監督が、「ザ・セル」のターセムさんだから、どうだろうと思ったのだが、今作は彼の映像の魔術師としての手腕が見事に成功した作品ではないかな、と思ったな。
それと、「ザ・セル」のようなホラーテイストは無いので、お子さんが鑑賞しても面白く思うのではないかな、と思った作品である。-
■幼い頃に国王(ショーン・ビーン)である父親を亡くし、継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に閉じ込められて育った18歳の白雪姫(リリー・コリンズ)。
女王は隣国のリッチでハンサムな王子(アーミー・ハマー)と結婚して富も愛も手に入れようとしていたが、王子は白雪姫と恋に落ちる。
それに嫉妬した女王は白雪姫を殺すよう命じるが。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・映像の魔術師ターセム監督の作品なので、予想通りイヤイヤ予想を上回る美しき色彩溢れる意匠と衣装が、この映画の世界感をファンタジカルなモノにしている。
・ヤッパリ、王を惚れ薬で虜にした、女王を演じた名女優ジュリア・ロバーツさんの圧倒的な存在感が良いのだなあ。
怖い女王なんだけれども、何処かユニークな仕草が上手いんだよなあ。
例えば、気に居ちゃったアーミー・ハマー演じる王子との食事シーンなどかな。
・白雪姫を演じたリリー・コリンズも、序盤の薄幸な感じが似合っているし、出会った王子を演じたアーミー・ハマーが、バッチリなのである。!
- 王子と言えば、ヤッパリ、アーミー・ハマーでしょう。整った顔立ち、長身で胸毛もバッチリな筋肉質な身体。「君の名前で僕を呼んで」で、ティモシー・シャラメを虜にした人だからねえ。-
■今作が良いのは、7人の小人と白雪姫と王子様の絡みがとても面白いのだな。実際に小人の俳優さんを起用してのコミカルな演出は、ナカナカでありました。
・そして、白雪姫が反撃に出て王女の企みを撃破して、彼女の魔法を解いてからの老女になった王女が変装して差し出した林檎を、白雪姫がニッコリ笑ってナイフでカットして”お年寄りからどうぞ。”などと差し出すシーンもナカナカである。
<今作は、従来の白雪姫の物語を、映像の魔術師ターセム監督が新解釈した作品であり、白雪姫を演じたリリー・コリンズは健気に美しいし、王子を演じたアーミー・ハマーもバッチリだし、ジュリア・ロバーツ演じるイジワルーな女王も良きファンタジックコメディなのである。>