「登場人物と演出は良いが物語は粗め」白雪姫と鏡の女王 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物と演出は良いが物語は粗め
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総合65点 ( ストーリー:55点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
白雪姫を軽い演出と豪華な衣装・美術で描く。全体に楽しい雰囲気で好感が持てた。
しかし物語は、鏡に話しかけられるだけでなく魔法が使えることになっていて、どこからその強い魔力が来たのか・過去にもどのような代償を払ったのかというのが取り入れられてなくて説明不足。このような設定ならば女王の経歴と能力、それに国王のことについてももっとしっかりと描いて欲しい。
最後の戦いは夜の森で行われるが暗くて見えづらくて駄目。これは普通に昼の戦いで良かったのではないか。国に援軍を呼びにいった全く使い物にならない従者は、何かしてくれるのかと思わせる前振りがあったのに結局空振りか。終わりにかけては何かと不満が残った。
女王役のジュリア・ロバーツが存在感があった。白雪姫役のリリー・コリンズはフィル・コリンズの娘らしい。王子は役柄は面白いが物語上はやられ役でたいした活躍もせずに終わってしまって救世主としては弱い。特に従者が本国から軍隊を連れてくる事もなかったから余計に存在感が薄れた。
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