すーちゃん まいちゃん さわ子さんのレビュー・感想・評価
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女性の心情がわかるかも
始まりのゆるさから、これは私のタイプの映画だなあと感じたけど
予想以上によかった映画でした。
まあ、アラサー女子だったら
誰がみてもずんってくる内容じゃないかなあ。
30代女性の微妙な心情をすごく上手に表現してるって思いました。
恋愛、結婚、仕事、そして家族のこと…
この年齢になるとすべてがなんだか重くって
20代のあの明るい心構えだけでは難しいことがふえてくもんね。
何かに躓いたとき、過去の選択を思い出して
あれがいけなかったのかな…って思うところとか
めっちゃわかる!!!って思ってしまった。
私は最終的開き直るタイプだけど。。。
何かが足りなくて、どこか満たされてない気持ちなんて
この年代の人なら多分どこかみんなもってて
それに葛藤しながら毎日頑張ってると思う。
一緒に泣いてくれたり
何も聞かずに励ましてくれたり
一緒にピクニック出来る友達に救われるよね。
お料理のシーンや
すーちゃんのお部屋のインテリアもよかったし
ARATAのあのもやもやする役どころもリアルでよかった。
いるよね、あーゆう男子w
私あそこで赦しちゃうだめな人なのですーちゃん見習う。
あとあと染谷将太くんいいわー。好き。
また落ち着いたらもう一回みたい。
タイトルなし(ネタバレ)
-----名刺入れも定期入れも全部思い出の品になっちゃった。
時々考えちゃう。
捨てた方の人生の続きも、有りだったんじゃないかなぁ、って。
-----このかんじ。この寂しいかんじ。
何度もも経験してる。
今あたしを寂しくさせてるものって、なに?
-----私が選んできたものは、間違っていたの?
そう考えると震えてしまうんだ。
-----これでいい、これでよかった。
と思う半面、結局こうきたか、と考えてしまう自分もいる。
-----仕事は結構大変だし、迷ったり、人のことを羨んだりもするけれど、生きていると少しずつ大切な事が見えてきたりします。
不安は尽きないけれど、
遠い未来のために今を決め過ぎることはない、そう思います。
まいちゃんにも、すーちゃんにも、さわこさんにも共感できる場面があって、
見終わったあと、なんだかすごく元気が出たし優しい気持ちになれた。*
生き方が大きく分かれてくる時期を生きてるであろう20代後半から30代の女性に超~おすすめです!!!♡
笑顔溢れる率、半端ない♡
柴咲コウ×真木よう子×寺島しのぶ×井浦新×染谷将太って、超豪華キャスト♡みんな好き!
中田マネージャーが公園で子供たちに襲撃されて焦ってるのめちゃくちゃ可愛いし、すーちゃんと中田さんが一緒に歩いてるシーンも微笑まし過ぎて思わず笑っちゃった。
でもうまくいかないんだよなぁ〜。。。
漫画読んだときも思ったけど、すーちゃんの同僚の岩井さんやっぱ嫌い!
辞めた瞬間に敬語になって、しかも結婚式に「来ないで」じゃなくて「無理しないで」なところがまた性悪で嫌だわ!この胸糞悪さは観終わったあとの今もまだ消えない。。。
でもああいう子が勝っていく世の中ね。
この3人みたいに落ち着いてて、しゃべる前にちゃんと言葉を考えて、さりげなく相手を慰めたり元気付けたりできるような友人関係っていいなぁ〜♡
場を盛り上げることとか、白けさせないこととか、会話を続けることとか、そういうことばっかり考えてる人間関係って希薄。
私もそろそろそういうの卒業したいな〜。
井浦様の役柄が空気人形のときとはあまりにも違っておもしろい。ぎこちなさ過ぎるキスシーン、きゅんきゅーん!
ヘリクルージング私も行きたいな〜高所恐怖症だけど楽しいか知らん。
「一年後」って出たのを見て思ったこと。
私は将来の夢とか目標を考えるときに、「よしやるぞ」っていう今の瞬間から、結果が出て達成感を得てる場面に想像がすぐ飛躍する。
本当はその間の時間が一番長くて、一番つまんなくて、一番大事なんだろうけど、いっつも飛ばしちゃうんだよな〜
だから、実際にその間の時間に突入するや否や、長さとつまんなさにすぐ嫌気がさして放り投げちゃうから、結局何も結果を出すことができないんだよね。
ドラマとか映画では吹っ飛ばされる一年間、ずーっとすーちゃんはあの同じカフェで同じ毎日を送ってたんだなぁ〜って思うと、なんとも言えない気持ちになる。
でも私は3人みたいに、自分一人でひとつひとつ区切りをつけていく生き方はしないだろうなぁー。
今までもこれからもきっと、悩んだり悲しいことがあったりしたときは荒れ狂う嵐のように周りを巻き込みまくってみんなで疲労困憊になりながら乗り越えていく、という世紀末的に迷惑な性格です。笑
女子のあるある♡よくわかる~♡そして・・ほっこり♡
キャスティングが良かったかも。
こんなおっとりした柴崎コウさんと真木ようこさんは見たことない(笑)っていうくらい
なんかおっとり癒し系♡それだけでも見れて良かった。
寺島しのぶさんの役どころも地味でなんか親近感もてる。
いわゆる
女性の日常あるある!をリアルに描いていて面白く
テンポもゆっくりで
なんか脱力系・・・癒し系ムービーなのか。
そんな中でも
しっかり「生きる」や 「愛」 などのテーマなども感じることができて
しんみりできるストーリー。
女性に優しい映画ですね。
自分見つめ直したくなっちゃいました。
音楽も良かったです~
泣けちゃいました。
ただの無職の妊婦さん
映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」(御法川修監督)から。
「かもめ食堂」に代表される、私の好きな癒し系の映画、
そんな言い方もできるが、男女共同参画の視点からみると、
働いていた女性が、結婚して妊娠して仕事を辞める時の憂鬱さが、
私にも伝わってきた。
「向こうの両親の意見も聞かなきゃ、
もう一人じゃなんにも決められない」と独り言を言ったかと思うと、
「もう営業部所属、岡村まい子じゃないんだよねぇ。
これやれ!って、仕事を頼める後輩もいないし、
頼むぞって言ってくれる上司もいない。ただの無職の妊婦さん」
バリバリ働いていればいるほど、そのギャップは激しいのだろう。
男からみれば「幸せそうな妊婦」としか映らない姿にも、
そんな思いがあるんだなぁ、とメモをした。
こんな台詞も、メモして切なくなってしまった。
「私ね、母親になったら、なんか今までの自分が
消えてなくなっちゃう気がして。
だから、会っておきたかったんだ、今の自分で、す~ちゃんに」
監督の伝えたいこととは違うだろうけれど、素敵な映画だった。
女性が3人寄れば、楽しい話題は尽きませんよね!
この映画、仲良し3人組がピクニックへお出かけで始まり、またピクニックで終わる、ホノボノとした、癒やし系の映画って感じで、非常に今のアラサー・アラフォー世代の女性には必ず思い当たるエピソードが何処かに出てきそうで、何となく、クスクスと笑みが止まらない映画なんだろうな~と、オジサンの私も笑って観られました。
でも、残念ですが笑えるだけでした。心に何時までも残る作品では無いよな~この作品。
本当に残念賞と言う感じの作品でした。TVのドラマスペシャルで充分かな~?
しかし、有る意味では、非常に今の頑張っている30代40代の女性の本音を切り取っているので、この時代感覚は解るんだけれど、ちょっと軽過ぎと言うか、綺麗に、コジンマリと纏まり過ぎている点が妙に気になった。
キャリアウーマンで仕事バリバリ出来ます、でも不倫しています、本音を言えばしんどいですと・・・マイちゃんのエピソードの一つ一つがよーく理解出来る。オタフク風邪に負け、家族サービスの言い訳、時計を遅らせてやりたい気持ち、後輩社員の皮肉等々、その一つ一つは冴えているのだけれど、全部が並ぶと、嘘臭いのは何故だろうか?
そして、スーちゃんも、何となく淡い気持ちを寄せていたマネージャーを同僚にかっさらわれて、仕事も要領良く手抜きの巧い奴に限って、お目当ての相手を探しゲットする事には予断が無いなんて許せない気持ちも解る!でもそのスーちゃんも、黙って諦めるだけ?
キスまでされて、しかも、浮気は結婚したら全くしません、相手が貴方で良かった何て、バカにするのも限度を超しているのだから、平手打ちの一つや二つやっても構わないのに彼女も静かにチャリで泣くだけだ。何で彼女達は、ダメ男ばかり手にするの?それって類は友を呼ぶの法則が、どこかで働いていませんか?と言いたくなった。
人生経験も豊かに成って来たアラサー以上の熟女が、こんなクズの見分けも出来ない何て何か不自然だ。最初はちょっとリアルに観えても、結果はリアルじゃないよ!
サワコさんだけが、バカヤロウ!が言えたけど、でも結局彼女も、ダメ男を掴んでいた訳だ。そしてサワコさんの家では、女性3世代同居の理由も不明なのが気になった。
彼女達の生活の説明無しが妙に、気になった。そしてサワコさんの母が、祖母の介護を、一日休暇を採って歌舞伎鑑賞も有りだけれど、その後がいけない。
おそらく、60歳前後かと思われる彼女が、認知症で人の識別が出来ない母親でも、それでも私は、構わない。母の世話をしますと言う事をサワコに言うけれど、そんな親の面倒を観る事は当たり前の事で、認知症は別問題だ。更にサワコが、お母さんは、偉いね、立派だよみたいセリフを言うけれど、これも陳腐なセリフだ。親の介護をするのは、当たり前の事なのだよ、60近くになっても、こんな言葉しか語れないなら、バカ野郎です。
やっぱり一つ一つのエピソードは良くても、これでは映画としては駄目でしょうね
音楽も、映像も綺麗でも、これではやはり肝心のドラマに奥行きが無いので、映画としては、軽過ぎで、人の普遍的な事柄を描ききれていません。最近は、こんな感じの耳触りが良いだけで、偽善者ぽい作品が多いのも、時代のせいでしょうか?
リアルな人生は厳しいから、せめて映画は嘘で?それも違うでしょう?どうですか?
のびのび生きてやる。
チラシや予告から受けるテイストは、毎年公開されている
女性向け仲良しトリオが醸す不思議世界のストーリーだろうと
そんな風に思えるんだけど、劇場にあった試し読み冊子が
ことのほか面白く読めたもので、ちょっと楽しみにしていた。
あはは~。あるある、いるいる、そういうの~(爆)
30代半ば?くらいの設定かな、彼女たちの言動に見られる
「あるある」ネタに、後ろの席のオバさんが大爆笑していた。
そうよね、中高年にだって通じるワケよ、そういうネタは。
オンナってホントに不思議。身体はどんどん歳をとって(爆)
やれどこが痛いの、足腰が重いのと言いながら、心だけは!
しっかりとオトメしてるんだもんね。幾つになっても~!?
まぁ、オトコは50歳からだ!なんて言ってるのと同じです。
でも私の若い頃と明らかに違うのは、今のご時世、不況だ!と
叫ばれている世の中ではあるものの、女性の社会進出は上昇し、
もう20代で結婚して出産して…なんていう、杓子定規な選択を
しなくて良くなってきてるでしょ。様々な人生の選択肢が増えた、
ということはそれに比例してストレスも増えているワケですよ。
それまではお父さんが味わっているだけだった社会ストレスを、
お姉さん、お母さん、オバサン達が味わっている時代、そりゃ~
会社にいれば大変ですし、家事をこなすのも一苦労、なんだけど
共働きしないと旦那の給料だけじゃやっていけない!なんていう
お話を、私も幾度、何回、聞いたか!(一応、言っていませんが)
今作に出てくるのは皆さん独身なんだけど、それは家庭を
持ってなくても、社会人としてのストレスは果てしないでしょう。
小ネタにクスクス笑いながら、あ~いるいるこういうヤツ!って
特に女性絡みの話なんかは、あまりにリアルで笑ってしまった。
私の周りにもいますよ、ああいう小狡いタイプ(爆)
しかし原作が女性だと、ホントに男たちが皆、情けないのは何で?
井浦新が演じたマネージャーなんて、お前がマリッジ・ブルーかよ!
ってなもんだし、さわ子さんの彼は妊娠可能証明書だぁ?バカか!
自分の面見てモノを言え!(ゴメン俳優さん)、まいちゃんの周囲は
クソ男ばっかりだったしねぇ。これ男性の皆さんが観ると凄く嫌な
気持ちになるんじゃないでしょうか?面接に来た男も痛かったし…。
ただ、最近になってよく思うことは(今作でも言っていたけど)
私なんかが若い頃~結婚した頃は、とにかく先のことばかり見てて、
将来、未来、その頃になって自分が痛い目に合わないように(爆)
今は辛くても、ガマン、ガマン。先輩・上司に、ガマン、ガマン。
結婚生活に?ガマン、ガマン。子育てオンリー、ガマン、ガマン。
いつか自分が歳をとった時に、良かった~貯めといて!(爆)って
思えるように、買いたいものも、ガマン、ガマン。そうやって…
先ばっかり見ていたから「今」を楽しむ時間がまるで持てなかった。
これって昭和の生き方なんだろうなぁ。
現代では「今」とにかく生きることが大切だって、若い子に言われた。
確かに今は未来が不透明すぎる。もっと夢を持ちたいところだけど。
すーちゃんたちは、やはり結局、恋愛問題にぶち当たっていたけど、
その際に決定を下したのは自分だったのだから、あれで当然だと思う。
幸も不幸も決めたのは自分で、違った人生なんてそんなもん誰でも
選べたことなんだもん。それを選ばなかったことに後悔するんじゃなく、
今の幸せに感謝して(とりあえずは健康で、生活が営めるということ)
十分に楽しんで生きてって欲しいなぁと思うのだ。
まいちゃんのように、仕事人間だった人はふと切なくなるんだろうが、
なーに!!子供が生まれたらそんなことを考えてるヒマもなくなる。
さわ子さんには頭が下がる思い。いずれ私もああやって親を介護する
日がくるのかもしれない、だけどあんな風に優しく支えられたら…と
思うのみ。要はそれぞれの、気持ちの在り方、幸せの捉え方なんだな。
ドラマだから、けっこうキレイに描かれていたけど、
漫画の淡々とした線の画にも、言いたいことがたくさん詰まってる。
どの年代にも悩みは尽きないけれど、どの人生もステキだよ。
(自分を肯定することは自分を楽しくさせるよい方法。それでいい、って)
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