神弓 KAMIYUMI

劇場公開日:2012年8月25日

神弓 KAMIYUMI

解説・あらすじ

2011年韓国で800万人を動員し、同年のナンバーワンヒット作となった歴史アクション大作。1636年、清(中国)が朝鮮半島に侵攻したことで起こった丙子の乱で、朝鮮最高の弓使いであるナミは、最愛の妹ジャインを清軍にさらわれてしまう。家宝の「神弓」を武器に1人で10万人の清軍に突撃したナミは、神業的な弓の腕前で次々と敵兵を倒していくが、その姿を見た清軍の猛将ジュシンタが部下を守るためナミに立ちはだかる。ジュシンタもまた弓の名手として知られ、障害物を避けて的を射るナミと、骨をも砕く破壊力を持った弓を放つジュシンタが戦場で相対する。主演は「殺人の追憶」のパク・ヘイル。

2011年製作/122分/PG12/韓国
原題または英題:War of the Arrows
配給:ショウゲート
劇場公開日:2012年8月25日

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映画レビュー

4.0【”朝鮮の民の想いを込めた曲弓VS大国清の強弓。”今作は朝鮮にとっては屈辱的な丙子の乱の戦中、家伝の弓で清に立ち向かった独りの男の物語である。登場するキャラが立っていて、観ていて面白き作品でもある。】

2025年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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幸せ

■1636年。李氏朝鮮と清の国境沿いの鴨緑江付近が舞台である。
 父親チョ・ビュンナンが反逆罪で処刑されたナミ(長じてからはパク・ヘイル)とジャイン(長じてからはムン・チェウォン。初。ムッチャ韓国美人!)の兄妹は、小さな村で父の友人に匿われて育つ。
 13年後、弓の名手に成長したナミは、村に侵攻してきた清国の軍隊に連れ去られたジャインと、結婚相手の両班、ソグン(ムッチャ、若きキム・ムヨル。イケメンである。こういう役も良い。)を救うため、父の形見である「神弓」を手に立ち上がるのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・ご存じの通り、朝鮮にとっては屈辱的な丙子の乱を描いているため、序盤から朝鮮の民の涕泣が聴こえてくるような作品である。

・だが、この作品が面白いのは、父親チョ・ビュンナンが反逆罪で処刑された事で、李氏朝鮮を恨み、死んだように生きていたナミが、祖国の危機に瀕し、連れ去られた美しき妹ジャインと、最初はふがいない感じだったソグンの、清軍により鴨緑江の前で侮辱された時に、果敢に立ち向かう姿を見て、独り父から継いだ弓を使って、清に対抗するスリリングな展開である。

・特に、清の弓の達人ジュシンタを演じたリュ・スンリョンの、鋭き眼光は凄い。涙無くしては観れない名作「七番房の奇跡」のイメージが強いのだが、今作では猛々しい武人を見事に演じているのである。

■特に、ラストのジャインを盾にしたジュシンタとナミとの弓の対決シーンは、見事だと思う。

<歴史的には丙子の乱は、朝鮮民族にとっては屈辱的な出来事であるが、それ故に今作の勧善懲悪的な描き方に、李氏朝鮮への恨みを持つナミを演じた名優パク・ヘイルの存在感や、キム・ムヨルや気の強いジャインを演じたムン・チェウォンの存在感が、際立った作品である。>

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NOBU

3.5曲射名人伝…1人対10万人!?

2025年4月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

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しゅうへい

4.5弓矢の闘いは、敵を狙い撃ちする緊迫感がたまらない!

2023年1月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

ナミ役の「パク・ヘイル」の大きく力強い目に私の心も射止められた!

それに対峙するのは、敵将ジュシンタが演じる「リュ・スンリョン」。圧倒的な迫力で、ナミを追い詰めるシーンは、ハラハラドキドキ!一刻たりとも目が離せない。

ストーリーとしても、最愛の妹ジャインを守るため、たった一人で、10万人の兵に挑む。心打たれるストーリーだった。

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うさぎ

4.0弓なのに切れ味は新鮮

2022年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

どうしてあれだけの人数で中国軍に勝てるのか、まあそういった不思議感は取り除いて、活劇としては十分。韓国でヒットもうなづける。
剣とか拳とかでなく、弓という武器が新鮮で、そのスピード感が良いね。同じ飛び道具でも銃ほどのスピードでなく視界に残り、ヒットが分かりやすい矢に、観客の気持ちが乗りうつる一体感に高揚する感じ。

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Bluetom2020