「父親像とは何か」そして父になる erieeさんの映画レビュー(感想・評価)
父親像とは何か
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出産後に入れ替わった我が子。
その事実を突然知った2つの家族。
都会の高層マンションで暮らす一人息子の慶多と郊外で町の電気屋を営む3人兄妹の長男琉晴。
エリート思考が強い慶多の父は、琉晴の家族を見下していた。
病院側から子供達を早く入れ替えた方が良いと言われそれぞれの家に引き取るのだが…
慶多同様に育てようとする良多に反発する琉晴。
とうとう琉晴が姿を消した。
電気屋の家に帰っていたのだ。
慌てて連れ戻しに行く良多だったが、玄関先で聞こえる良多の声に会いに来てくれたのだと思った慶多はショックを受ける。
対照的な2人の父親。
子供と共に遊び、風呂に入り、子供の言葉に耳を傾けスキンシップをとる父親と、教育重視でおとなしく躾けるエリート思考な父親。
良多の父親像はおそらく自分の父親だったのかもしれない。
職場の上司に「今は時代が違う」と言われハッとする。
カメラに残された慶多が撮った写真を見つめ慶多への愛しさを実感する。
慶多に会いたい。謝りたい。許してもらえるだろうか。
ようやく父になれた良多はこの先どのような決断を選んだのか?
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