「親子」アフター・アース kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
親子
乗組員はレイジ親子以外全員死亡。しかも父は両脚を負傷し、救援を頼もうにも通信機“ビーコン”は100㌔離れた地点に墜落した機体の後部にあり、息子にその任務を任せるのだった。危険な惑星とはかつて人類が見捨てた“地球”。残された生物は人間を襲うように進化し、とても住めるような場所ではなくなっていたのだ。
精神的弱さが残る息子のSFサバイバル映画という感じで子ども向けなのだが、ちょっとした工夫がある。アーサという凶暴生物は目が見えないのだが、人間の恐怖心から発せられるフェロモンを感知するというのだ。伝説的兵士であるサイファ・レイジ将軍演ずるウィル・スミスはまったく恐怖心がないという設定。息子にだけは愛情たっぷりそそぎ、その強さをアピールするものの、アーサに襲われた娘を助けられなかったという負い目があり、息子もそのことで父を憎んだりもする。
そのプロットだけ考えれば感動作にもなり得ただろうに、CG映像にこだわりすぎたせいか、どうも感動できるものじゃない。恐怖心が全く感じないのはむしろ観客だったりする(笑)。単なる親バカ映画となじられてもしょうがなかろう・・・
しかしハイテクのコンピュータなどの映像は未来を感じさせるし、映像だけならOK!
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