「【色彩も情感も素敵な、少年少女の一夏の"駆け落ち"をウェス・アンダーソン監督が、寓話トーンで描き出した作品】」ムーンライズ・キングダム NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【色彩も情感も素敵な、少年少女の一夏の"駆け落ち"をウェス・アンダーソン監督が、寓話トーンで描き出した作品】
-ウェス・アンダーソン監督の映画は色彩が独特で綺麗、衣裳や小道具の懲り様(今作品では断面の黄色いドールハウスが、象徴的)も流石。揺るぎない"ウェス・ワールド"である。-
◼️その、"ウェス・ワールド"の中でハリウッドスター達が"ちょっと変わった"大人として"活躍"している。
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舞台は1965年のアメリカ、ニューイングランド沖の小島。
その閉塞感溢れる場所から駆け落ちをしようと決意するサムとスージー。
スージーの"少し変わり者"の両親ウォルトとローラにビル・マーレーとフランシス・マクドーマンド。
ローラの密会相手シャープ警部にブルース・ウィリス(ブルースに似た俳優さんだなぁ、と思って観ていた程、ブルース感なし!)
そして、可笑しなボーイスカウトのウォード隊長にエドワード・ノートン。
可笑しな大人達の珍妙な行動を望遠鏡で観察するスージー。
-そりゃ、"愛の逃避行"に踏み切るよなあ。-
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〈唯一無二の"ウェス・ワールド"に、楽しく魅了される94分である。〉
〈2013年2月10日 映画館にて鑑賞〉
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