「強引だけどまさに人類最強の2人でした」大脱出 ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)
強引だけどまさに人類最強の2人でした
昔からよくあるタイプの監獄脱獄物でしたね。
鑑賞前に雑誌のインタビュー記事を見たこともあって、もしかしたら物凄く唸らされるような演出が施されているのではないかと最初は構えながら見てしまったのですが、スタローンとシュワちゃんのアクション映画ですから、当然ながら良い意味でそんな訳はなかったですね。
安心しました。
ご都合主義のオンパレードでしたし、脚本も古臭かったですし、アクションシーンも往年の力強さやスピード感は見受けられませんでしたから、真面目に映画単品を評価してしまえばお世辞にも褒められた映画ではなかったと思うのですが、とりあえずこの映画はあのスタローンとあのシュワちゃんが本格共演したことに意味がある訳ですから、まあこれはこれで良しと言えるでしょう。
ただこの内容なら、前半もう少しテンポアップして全体的にコンパクトにまとめて欲しかっなと言うのが正直なところでしょうかね・・・。
でもまあ罠にハメられた脱獄の専門家スタローンと囚人のボス的存在シュワちゃんが協力し合って監獄から脱出する姿は、本当に感慨深いものがありました。
2人均等に見せ場があったのも双方のファンが納得な感じで妙に微笑ましかったです。
「エクスペンダブルズ」で2度の共演を経ている分、若干新鮮味に欠けた部分はありましたが、アクション映画好きなら2人が大画面で同時に大暴れしている姿を見逃す手はないでしょう!
悪徳所長を演じたジム・カビーゼルも何気に久々な感じで懐しかったですね。
厳つい主役2人と対峙するにはピッタリなスッキリ系悪役で、絶妙なバランスだったと思いました。
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