「レア・セドゥに尽きる!」マリー・アントワネットに別れをつげて ☆くっきーさんの映画レビュー(感想・評価)
レア・セドゥに尽きる!
今まで、数多くのマリー・アントワネットの登場する作品がありましたが
今までとは全く違った視点、全く異なった雰囲気のマリー・アントワネットを取り巻く映画になっています。
バスティーユ陥落の日から始まるこの映画は、煌びやかさや、華やかさはなく、混乱のベルサイユです。
年を重ねたマリー・アントワネット、王妃の寵愛を受けるポリニャック夫人も、今までの描かれ方とは全く異なっています。
しかし最も惹きつけられたのは
王妃に心酔する朗読係のシドニーを演じたレア・セドゥです。
彼女のあどけなさが残る哀愁を帯びた笑顔と美しい肢体。
朗読係から、その場でポリニャック婦人のドレスに着替え、堂々と階段を下りて行くシドニーからは目を離すことができません。
レア・セドゥ自身の演技の幅の広さを、垣間見た感じがしました。
ストーリー的には、期待したほどでもありませんでしたが
レア・セドゥは見応えがありました。
コメントする