「片想いの切なさ、届かなさよ…」マリー・アントワネットに別れをつげて syu32さんの映画レビュー(感想・評価)
片想いの切なさ、届かなさよ…
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DVDで鑑賞。
フランス革命時の王宮を描いた内幕劇。
宝塚歌劇「ベルサイユのばら」で慣れ親しんだ名前や出来事がいくつか出て来たので、流れがすんなりと入って来ました。
それはさておき、女優陣が美しい…。
まさに“美の競演”とはこのことだなと思いました。
本作でレア・セドゥの虜になってしまいました。マリー・アントワネットに恋い焦がれる朗読係を熱演。身代りを命じられるも裏切られたような形になり、彼女の女王への“片想い”の切なさが漂うラストが印象的でした。
一方、アントワネット自身はと言えば、側近のポリニャック夫人に片想い…。夫人は女王の危難に際し我先にと逃げたことで有名な人物。それを知っていただけに結末は見えていましたが、やっぱり「最後までお側に…」という返事を期待したアントワネットの心中を慮ると胸が痛かったです。
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