「サッカー超大国の黎明期」コッホ先生と僕らの革命 あっさり醤油ラーメンが好きさんの映画レビュー(感想・評価)
サッカー超大国の黎明期
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サッカーの楽しさを知った子供達のみならず、さっきまでドイツでサッカーを推奨すべきではないと言っていた政府の視察団までもが子供達の試合に夢中になってしまう。
はじめはサッカーを禁止する地域も多く、ドイツを代表するビッグ・クラブの地元で解禁されたのがこの物語の50年以上後のことではあったものの、その後彼らのように巻き込まれていく人達が続出した結果、ブラジルに次ぐワールドカップ4度優勝のサッカー超大国となったのでしょう。
軍隊さながらの緊張した行動を取っていた生徒達が見る見るうちにだらだらし始め、子供らしいいたずらをするようになったのは、コッホ先生が他の教師のように棒でぶったりしないからであってサッカーのせいではないと思いたいところですが、まあそれはどっちでもいいでしょう。誰かに強制されることなく自分で判断しながらプレーするのがサッカーのいいところなので。
チームのエースであるボーンシュテット君のお母さんは、自分(一人親の労働者)のような苦労をさせたくないと息子の進学を望んでいましたが、学校に多額の寄付をしている差別主義者のハートゥング氏の差し金で、結局彼が退学させられてしまったのは可哀そうでした。
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