素敵な人生のはじめ方のレビュー・感想・評価
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【”人生を諦めない!”モーガン・フリーマンが役作りのためにスーパーに行った時に、”10個以下専用のレジ”で3人分働く笑顔無き女性に興味を持ち、彼女の新しい人生の後押しをするヒューマンコメディ。】
■以前は大スターだったがここ数年間、仕事がないベテラン男優モーガン・フリーマンに、小さな映画に出演する話が舞い込む。
出演契約はまだだが、モーガン・フリーマンはスーパーの店長の役作りのためにある小さなスーパーに行き、そこで”10個以下専用のレジ”で3人分働く笑顔無く働いていた女性店員・スカーレット(パス・ベガ)に関心を抱く。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、お金を掛けなくても発想だけで、良き作品が出来るというお手本の様な映画である。
・モーガン・フリーマンが役作りのために出掛けたスーパーで見た”10個以下専用のレジ”で3人分働く笑顔無き女性、スカーレットに興味を持ち、彼女が建設会社の事務員の面接を受けると聞いて、彼女に似合った服、笑顔、キチンと食事を摂る大切さなどを笑顔で語って行くのである。
・その過程で、仏頂面だったスカーレットは、ドンドンと表情豊かになって行き、笑顔でモーガン・フリーマンとイロイロと話すのである。
歳は25歳。バツイチ。
それに対して、モーガン・フリーマンは”人生はこれからだ!”と言い自分にも言い聞かせるように”人生を諦めない!”と二人で笑顔で声を揃えて、叫ぶのである。
<今作は、モーガン・フリーマンが役作りのためにスーパーに行った時に、”10個以下専用のレジ”で3人分働く笑顔無き女性に興味を持ち、彼女の新しい人生の後押しをするヒューマンコメディである。>
粋な題名。
モーガンフリーマンのイメージ映像
淡々と
人物は魅力的だけど
日常の小さな半日
総合65点 ( ストーリー:55点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
とても規模の小さな話。映画としてこれくらい規模の小さな話も珍しい。特にモーガン・フリーマンのような大物俳優が出ている作品としては猶更。わずか半日のことを描いているが、規模の小さなロードムービーのようでもある。主演二人の演技の良さで見せる作品。ただし物語の規模が小さなただの日常生活の一コマにすぎないので、買物をし続けたり運転中に歌を歌うだけの場面には少々退屈もする。だから作品の時間が短いのはいいことだ。この小さな半日を経験して、二人に昨日までと違う新しい始まりの明日が来ればいい。ほんのりと温まった気分になる。
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