悪の教典のレビュー・感想・評価
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リアルさはない
普通のふりして社会に紛れ込んだサイコパスが、裏で気に食わない人間を殺していくお話。高校教師として働く蓮実聖司は生徒から「ハスミン」と呼ばれ慕われています。しかし、実際は幼少期から殺人を平気で犯しているサイコパス。何のためらいもなく、残虐に殺します。そんなハスミンは、生徒に犯行がバレそうになるというミスを犯したことで、文化祭準備で学校に残っていた生徒全員を殺すという大量虐殺を実行します。容赦ないし、血がドバドバでグロイ。本当にこんなサイコパスが社会に隠れているのかもと思うと怖いです。でも、文化祭のクオリティがとても高校生とは思えなかったり、1人対生徒何十人で学校から逃げ出せないのはリアルじゃないなぁ。リアルにする必要はないのかもしれませんが、途中までリアルにされて見せ場がリアルじゃないと怖さ半減。なんでもありな感じがシラけてしまいました。ただ先生たちと生徒たちの演技は上手で良かったと思います。
殺戮教室
DVDで鑑賞。
原作は未読です。
サイコパス英語教師が生徒を散弾銃で殺しまくる、ただそれだけの映画。そこまでの経緯も結構ハラハラさせられました。
残虐極まりない犯行シーンは、身の毛もよだつ怖さに加え、不思議な高揚感もあるからすごい。これぞ、カタルシス…
[余談1]
東大を目指しているクラス一の秀才を、「東大?―トゥ・ダイ!」と言って射殺する場面が個人的な白眉。えぐいけれど笑ってしまいました。笑いが凄惨さを加速させるいい例…
[余談2]
端役で松岡茉優が出ていたり、そこかしこにブレイク前の俳優がちらほら。いろいろと発見があり楽しい限りでした。
※修正(2023/04/03)
邪魔な奴は殺せばいい
「この作品は中身が何もない」といったレビューをよく観るけど、僕はそうは思わない。
蓮実聖司というサイコキラーを描いた非常に楽しめるキャラクター映画だったと思う。
ハスミンというキャラクターを演じた伊藤英明、ハマってた。
自分にとって障害となるもの、邪魔になるものは全部排除。
アメリカで出会った男とは違いハスミンは快楽殺人者ではない。
ただ排除する手段が殺人だっただけ。
あの時屋上にミヤを追っかけた女子生徒さえいなければこの惨劇は起きなかったのにと思うけど、ハスミンはそれすらも冷静にこなしていた。
策略家でもありスポーツマン、容姿端麗、殺人者として動くには絶好の状況を作り出してる。
残念な所は、釣井やシバハラのキャラクターをもっと掘り下げてほしかったし、もっと言えば生徒の個性も知りたかった。
また完全犯罪とはならないシーンも多かった。おいおい無理があるだろうと思える殺害が多々ある。
また、この作品は小説が原作らしいけど、小説では最初ハスミンが殺人者とは思ず、徐々にその全貌が明らかになっていく作りだとの事で、今回の映画はCM等で最初からハスミン=殺人者という事が分かってた。
これは原作ファンからしたら最悪だったと思う。
それを知ってしまった故に☆-1。
三池監督ではなく他の監督で作られたらどうなってたんだろう。
アクション色は抑えられ今作より地味になるかもしれないが、より蓮実聖司という男を丁寧に描いてくれたかもしれない。
ハスミン+その他脇役をもっと知りたくなったので小説を読んでみたい。
完全サイコパスだがリアルに欠ける
ハラハラドキドキしました。
しかし映画を観ていながら、実際に現実ではこんなこと起きないだろ。とゆう考えが何回もよぎりました。
日本であんな武器を振り回せるわけがありませんし。ましてや海外でもあのレベルの武器は一般家庭では絶対に手に入らない物なので大げさすぎ。
話の流れは良かったです。
ただリアリティーさが問題かな。
巨大武器が出てこなかったらもっと良かったと思います。迫力には欠けますが…。
最後はサイコパス男が捕まることが出来たので安心できました。
これがサイコパス。
自分の親、職場の人、学校の生徒を次から次へと殺してきて、最後は自分がやられたかのように見せる悪魔のような人物を伊藤英明は
よく表現できていた。
最後、捕まって体でリズムとってる姿とか
なんだかこわいくらいだった。
今まで海猿とか、そういうクリーンなイメージついていたが、こういうサイコパスも悪くなかった。が、英語の先生しかもハーバード行ってるならもう少し流暢に英語を話してほしいものだ。笑
あんなに街中でライフル打ちまくったら
すぐ警察くると思うけどな。
それに、前に犯した殺人をそのまま警察にバレずにいられるのがちょっと???だった。
証拠を残さないように、うまくやっているのだろうけど、無理があるような。
原作を読んでいないので、映画だけでは
なんともいえない。
グロくて痛々しい場面が多々あるので、
苦手な方は注意が必要。
まぁまぁexcellent!!
猟奇
グロいと聞いていたのですが、私はあまりグロいとは感じませんでした。
グロいシーンはあからさまに作りもの感があったので、どちらかというとアートの様にみえました。
肉体的にグロいというよりも精神的にグロいなという印象でした。
前半は緻密な殺人が進んで行くんですが、後半は猟銃バンバン撃ってるだけなんで、その辺りからは、つまらない展開でした。
緻密な殺人だけで構成されていたら、もっと引き込まれたかもしれません。
伊藤英明の演技はとても良かったです!
邦画とはダサいものなのだ、と知らしめてしまった。
私が唯一最後まで観賞した邦画。
ツッコミどころが多く、見せ場の乱射シーンと時折挟む欧米での回想シーンが非常にダサい…何度か鳥肌が立った。
序盤に先生が吊皮で首吊られちゃうけどさ、車両に他のお客さん「ゼロ」はそもそもあり得ない。
で、殴られた傷はどうなっているわけだい。
何をどう解釈してスンナリ『自殺』で処理が出来るのか不明。「そこは映画だから」にしても無理がある。
冒頭にも述べたが、はすみん(主人公)の海外で過ごしたシーンが映像といい、台詞といいあまりにもダサい。ダサ過ぎる。
ここは中二病を発揮していいシーンではない。
序盤から中盤にかけての鳥肌シーンを何とかこらえ、気合いを入れて撮られたらしき終盤の乱射に期待を馳せるも、
ええー!?酷いCG…。
二階堂ふみの可愛らしさがなければ膝から崩れ落ちるような映画でした。何故観た、自分。(-_-;)
思ってたほど
全体的にはそこまで悪いところは見当たらなかった。でもいまひとつ盛り上がりに欠けていた気もする。ストーリーに起伏なく、つまらない。
あとこれはネタバレになるが、
ハスミが生徒全員を殺しに走る動機が全く描かれていないところがいまひとつだった。
怖くて寝れない
伊藤英明さんの演技が凄かった。
とにかくグロテスク!
殺される生徒達に感情移入してしまって、最後の方は
早く逃げて!警察はよ!あぁーなんで声出しちゃうん!?静かにしなきゃ!(´;ω;`)
と、ハラハラしながら見てた。
結局は血の描写が凄くて見た後に後悔した。
寝る前に見たので眠れなくなりました。
原作の良さを全て殺してる。
原作をもともと読んでいて、それから映画を観た。
CMの時点でハスミンが殺人鬼になる展開がわかっちゃう時点で「これはやっちゃったな」感を感じていたのだけれども、原作が素晴らしいから、もしかしたらと思いみてみた。
でもやっぱり駄目だった。
原作では最初読み始めた時点では、ハスミンが殺人鬼の顔を持っているということは全く予想不可能で、後半になって読者はハスミンの裏の顔に気付き、真剣驚くのだが
映画ではもうなんか初めからわかっちゃう。
これは貴志祐介怒ったでしょうね。だって原作の良さを殺しちゃってるんだもん。
ストーリーが同じならいいってわけじゃないよね。
わざわざ映画化しなくてもよかったんじゃないかな。
共感しようのない殺人鬼
サイコパスなんだから仕方ないのかもしれないが、動機に微塵も同情できない身勝手な殺人を繰り返しながらも、理想の教師として社会に溶け込む伊藤英明。当時1人で映画館で観てしまい、気分が悪くなりそうなほどの連続惨殺ぶりなのに、不覚にも何シーンかは伊藤英明がカッコよくも見えてしまい、自分もサイコパスなのではと本当に怖かった。邪魔者を殺すだけでなく、信じてくれている生徒を裏切ってもなんとも思わない精神構造が狂っている。生き残るために、殺されてしまったクラスメイトの遺体を利用できる生徒からも人間のおぞましさを感じた。逮捕の時には精神鑑定で判断能力の欠如を狙うような発言をしていて、彼の中では終わりがない事がわかり更に恐怖。物理的な恐怖と精神的な恐怖両方を植え付けてくる作品です。
突っ込みどころ満載も妙にスッキリ
なんだろうこの、観た後のなんとも言えないスカッと感は!
猟銃で撃たれた生徒たちが吹っ飛びまくってて、終盤やや吐き気を催しつつも、
でも内容的には微妙。
学校内にはびこる腐食(淫行、モンペ、カンニング)を排除するために殺人をするというハスミンの意図は分かる。
が、作品として観客に何を伝えたかったのか?というテーマが伝わってこなかった。
悪いことするとひょっとしたら殺されちゃいますよ、っていう脅迫?
完璧なサイコパス相手には理性も情もあったもんじゃないという教訓?
結局ピンと来ないまま終わってしまった。
それから、生徒たちアホ過ぎ。
後でひっそり行けばいいのにわざわざ朝礼中に目立つ形で一人で教室に行ってハスミンにバレたり(染谷!)、そっち向いてないのにギャーギャー叫んで自分から注意を引きに行ったり、死んだと思われてるんだからそのまま死んだふりしとけばいいのにわざわざ話しかけたり、せっかく脱出したのに愛のために戻ったり。
さらに、あれだけ機材や大道具があるんだからもっと「身をひそめる」という選択肢があったでしょうよ!とか思ってしまってもう突っ込みどころ満載。
でもそれが高校生か。それが若さか、青春か!そうだよね私はもう忘れちゃったよ!
キャストは染谷将太、二階堂ふみ、松岡茉優がグッド、グレイト、マレフィセント!
ハスミン役も伊藤英明で良かった。
前半のいい教師描写が長過ぎてちょっと間延びしたせいでサイコパス感があんまり伝わってこず、ハスミンっていうか伊藤英明として観ていたから現実味&怖さ半減。
スプラッターとか苦手な私にはそれくらいでちょうど良い。
下手に全然有名じゃない俳優さんとかだったら、妙にリアルで印象が変わったかも。
試写会で、大島優子が途中退席した映画ってこれだったっけ?
映画そのものの明確なメッセージ性がない(あるいは伝わってこない)時点で完全なエンターテインメント作品だから、ちょっと過剰反応に思えるなぁ。
マインスイーパーソリティアやりながら観る、そんなテンションでいいっしょ。
原作はどうなんだろう
原作は貴志祐介の同名小説。表向きは人のいい高校教師の蓮実だが、実はサイコパスで幼少時から人を殺してきているという設定。人を利用し、立場が悪くなると相手を殺す。
色々観ていて疑問が出てくる。まず、主人公蓮実が何故人を殺すのかが分からない。不都合になるから殺すのか、殺さないとやっていけないような症状が出るのか、それが楽しいから計画的にやってるのか、その辺が全く見えてこない。蓮実が賢いのか馬鹿なのかも分からない。あれだけの人数を猟銃で撃つには相当の数の銃弾を持ち歩かなければいけないが、カバンも何も持っていないので、どこに入れてるのか気になって仕方がない。警察が来るのが遅すぎる。そんなに短時間でクラス全員を殺して、美術教師の偽装自殺までセッティングできるわけがない。猟銃は撃ってから構えたり弾丸を詰め替えたりに時間がかかる。なのに生徒は誰一人蓮実に反撃をしなかった。(実際に銃で狙われたらそんな気にならないのも分かるのでこれは仕方ないかな。)ハーバードを出てアメリカの会社で働いていた割りに英語が下手。(まぁこれもしょうがない。)
そんなに簡単に高校教師になれるのか?
原作はどうなんだろう。本を読まなければ分からない映画なのか。
前半はまぁいいとして、後半でだいぶモヤモヤした。
最初から最後まで悪
海外生活のあたりはまだよく飲み込めていないが、とにかくハスミンという根っからのサイコパスが最後までサイコパスを貫き通したところがすごく好き。原作も読んでみたい。
生徒が立ち上がってハスミンに立ち向かおうとするあたりを切り取れば、「弱い生徒が立ち上がり悪い先生を倒す少年漫画」になってしまうが、それが起こらないのがこの映画。恋人を殺された男の決死の一撃が悪を仕留める、というのもままある展開だと思うが、武器を持つ男を最初に仕留めたほうが効率が良い。
捕まってしまった後もまだ続きを予感させる、全く改心していないところが本当に最後まで悪。徹頭徹尾初志貫徹!潔い。本当いい。
悪が改心!実は悲しき過去が!?最後は正義が勝つ!そんな甘い展開は無用!生徒たちはただただ真の悪を前に圧倒されるばかり!悪に敗北は無い!すごいぞハスミン!強いぞハスミン!やったぜハスミン!!
この映画はサイコパスを題材にしています。
レビュー見ていてサイコパスのことを知らない人が多いことに驚きました笑
この映画は内容というよりもハスミンの壊れぐわいを楽しむ映画だと思います。
生徒『僕は東大に行くんです』
ハスミン『to die??』
俺『wwwwww』
不思議な映画。
「悪の教典」見ました。
初見は劇場公開初日でしたが、その衝撃が忘れられずに何回もリピートしてます。劇場鑑賞時はたまたまレディスデイの夕方で、場内に女子高生が多かった。そして主人公が殺戮を重ねるウチに、隣に座っていた女子高生が泣きながら上体を屈めてしまった。この光景はかなり衝撃で、数多の残酷描写を生で見たが、ここまで観客がダメージを受けているのは初めてだ。その人の他にも泣いてる人や、目を背ける人、軽く悲鳴を挙げる人もいた。
ただ所々で笑いが起きていたのにも同時に驚き、とても不思議だった。
そんな若者を横目に、僕も目を背けた。特に終盤の学祭残酷合戦で、屋上へ続く階段でポンポンと生徒を殺していく様。過剰な三池節は覚悟していたが、ここまでとは想像の遥か上をいっていた。
ただ、その残忍な殺戮なくしてこの映画は成立していない。というのもこの映画にはたくさんの人間や場所が出てくるが、ほぼ全てが間接的な主人公視点。主人公目線のカメラワークという意味ではなくて、主人公が下す決断に対する回想のように見える。この人がこういう人でこういう性格だから、こう殺す的な。途中で警察が出てきて、釣井先生が遠回しに警告しているけど、普通ならその後に警察が少なからず動き出したりするものだ。この映画にはそれが全くなくて、いかに主人公が理想の環境を築きつつあるかを完璧に描いている。そこを単調と捉える人も多いと思うが、それは後半の合戦を良しとするか無しとするかで別れると思う。
ストーリーが単調なのは仕方がない。なぜなら主人公は周りに隙を見せないから、周りからしたらただの良い人でしかないからである。たとえ主人公に不信感を持とうものなら、その人は消されてしまうからだ。
あと感心したのは、主人公が猟銃をぶっ放した時の耳痛の反応。耳を抑えながら「あっ!あっ!」と。もちろん簡単に人を殺すからクソ野郎なのは間違いないが、その描写を見たときに何故かクソ野郎さが増した気がする。
釣井先生の演技も良かった。特に染谷君に対して、主人公の生い立ちを説明する所。なんで急に饒舌なのかは分からなかったが、自分が調べた手柄を得意げに披露する姿が滑稽だ。キモい。
いろいろ言いましたが、殺戮合戦を受け入れられるか否かで意見が真っ二つの映画だと思います。僕は、その殺戮を爽快に見ることができた。
怖いとは思わなかった
山田孝之が終始、面白かった。ドラムがかなり上手かったり、ハスミンに殺される所もよかった。原作読んでないからわからんけど、ハスミンはハーバードに行っていたり、海外でも殺人したみたいに描かれとったけど本当なんかな。あの屋上から落とされた女の子が生きとったのにはさすがに驚いた。
ハスミン(笑)
思ってたより、全然面白かったです。
よく出来てました。
吹越満と染谷将太くんの役どころもハマっていて良かった。でハスミンも良かったw
伊藤英明が不評だとか読んだことあったけど、なかなか良かったと個人的には思いました。
生徒がガンガン殺されて行くとこは本当にパーティナイト。お祭り騒ぎ。
猟銃で生徒がぶっ飛びまくり。笑える。
二階堂ふみちゃん、ナイス。
この手のは内容どうのじゃないんで、是非ともサイコパスの世界を楽しんだら良いと思います。
ハスミンワンマンショー
ハスミンがただただ人を殺していく。
染谷将太や山田孝之や林遣都など有名どころの俳優陣が出てきたから何かハスミンに一矢報いる展開があるのかと思いきやあっさり殺されてしまった。
染谷将太も山田孝之も林遣都も好きな私としては物足りなかったです(笑)
展開としてはサイコパスの不気味さを存分に出していて、まるで人殺しが当たり前かのようにとんとん拍子で人が死んで行く。頭脳戦の類いは殆ど無く、サイコパスハスミンのワンマンショーでした。
それを物足りないと取るか、サイコパスの世界観中心に描かれていて魅力的!と取るかは鑑賞者しだい。俳優陣が好きな私は前者でした
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