「話題先行」悪の教典 りょーぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
話題先行
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原作はどうか知りませんが、正直退屈でした。
テーマとしては非常に興味をそそられ、また宣伝もうまかったので観てみましたが、正直後半は退屈そのもの。
現実味を帯びない単調な殺しが無駄に続き、ストーリー性もなく、しかも特にオチもない。
久しぶりに途中で劇場を出たくなりました。
しかもこの程度の作品で続編があるとは…リピーターはかなり少ないかと。
伊藤英明の演技がよかった点でプラス0.5、作品としては駄作。三池崇史監督だからなおさらガッカリです。
ちなみに余談ですが、作品紹介ではサイコパス=反社会的人格障害とし、共感能力が全くないとしていますが、この説明は誤りです。
サイコパスは精神病質者、あるいは犯罪者気質で、他者の心理状態を把捉するという点はむしろ優れています。
彼らの大きな特徴は罪悪感の欠如にあり、人をだましたり、傷つけたりすることに対する後ろめたさが全くない点です。
共感能力がないのではなく、うまいこと共感してだますことが得意で、かつ何の罪の意識も沸かないのです。
反社会的人格障害の場合は別のパーソナリティ障害にカテゴライズされますので、このあたりの説明はしっかり調べてからするべきでしょう。
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みじ~さんのコメント
2012年11月15日
1つの意見としてお聞きください。
同意する点が多いのですが、サイコパスに関して作中の説明に間違いはないように思われます。
共感とは、相手の感情を理解することではありません。自分も同様の感情を抱くことです。
そのような意味合いでなら、「共感能力がない」は間違いではありません。
サイコパスの定義は非常に難しいものですので、映画上では簡単に表現したのでしょう。
いかがでしょうか?
1つの意見として、参考にしてください。