初夜と蓮根のレビュー・感想・評価
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パンドラの箱には希望がある
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とても仲の良い夫婦。でも、夫婦には信じられないパンドラの箱がありました。
それを一番触れて欲しくない子供が開ける。でも、子供が開けたからこそ解決出来たかもしれません。夫婦どちらかだと円満解決には至らず下手したら不仲のまま毎日を過ごすことになっていたかもしれません。
パンドラの箱さえなければ幸せ。そこを開けれは幸せは崩れる、だから触れずに過ごしてる。その心情はとてもよく分かります。このままでいい、うまくいくはずない、問題に直面するのは怖い、でもほっておいたままだといつの間にか大きなコンプレックスになり、問題も大きくなっていくものだと感じました。
傷つくことを恐れず夫婦向き合っていたら、奥さんの過ちや実子にも恵まれていたかもしれないのに残念です。
でも、この家族はこれでよかったと思える内容でした。
「パンドラの箱には希望がある」という言葉があるそうですが、その言葉通り希望を引っ張り出してました。首を突っ込む者は、箱を開けた後の責任を取る覚悟が必要だと実感しました。
趣味にしか感心のない弟がいい味出してました。本物の城の話はこの映画の核心をついてると思います。
弟は本物を見る目を持っているが故に、生きにくいのかもしれないけど。
見世物(観光客)用に作った派手な内装の城は本物ではないと。本物は地味で面白味がないのかもしれない。でも、本物のよさを理解出来る人になりたいと思いました。
吉本の芸人さんが多数出演していて華やかでおもしろかったです!みなさん上手でした。
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