ネイビーシールズのレビュー・感想・評価
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父の教え!!
劇場で「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」(2018)を観て物凄くつまらなくて、その後似た邦題のこちら(2012)を観たら、観たかったのはこちらの方だ!!と思いました。疲れ知らずの男たちが転戦に次ぐ転戦で目まぐるしく展開する映画ですが、FPSやTPSが大好きなので楽しめました。変に気取った所が無くて分かり易いのも人気の理由だと思います。ミッションが盛り沢山ですが、個人的に一番面白かったのは、最初のミッションで脱出ボートが重機関銃をバリバリとぶっ放すシーンでした。
「死の恐怖に侵されない人生を送れ」
「人の信仰を貶めるな」
「人の考えを尊重し、自分の考えも尊重してもらうよう求めよ」
「人生を愛し、全うしろ」
「あらゆるものを美しく彩れ」
「長く生きるように努め、大切な人に尽くせ」
「そしてその時が来たら、死の恐怖に囚われる者になるな」
「もっと時間が欲しい、違う人生をやり直したいと嘆く者になるな」
「賛歌を口ずさみ、英雄が帰還するがごとく旅立て」
フラグ立ちすぎ
予告観たら、何となく誰か亡くなるだろうとは思った。大尉はあまりにもフラグ立ちすぎて大尉が死ぬだろと予想ができた。ゼロダークサーティと少し似とるけど、銃撃戦とかは断然この映画の方がよかった。アメリカではこのての映画はヒットするよな。先にゼロダークサーティ観たから、突入のシーンとかは冷静に観てしまった。突入シーンの息づかいとかはリアリティーがあってよかった。
★ 評価が分かれる作品 ★
マニア向けの作品です。
私は大好き。
派手なアクション・派手な爆破・斬新なストーリーはありません。
シールズの密着24時だと思って下さい。
大根役者なのは仕方ない。
俳優じゃ無いもの。
が、いざ作戦が始まると本物は違う。
他の映画で見るご都合主義的な場面が無く、綿密に計算された作戦の中での行動しか無い。
無駄な動きがありません。
シューティングゲームにある、自分が銃を構えてる様な映像もあるので、見てる自分も同行しているかの様な感覚が味わえます。
とにかくマニア向けな作品なので、派手なアクション映画を期待して見る人には物足りないでしょうね。
リアルすぎる
とにかくリアルで、ドキュメンタリー映画のようでした。
現役軍人の協力や実弾での撮影、圧巻です。
また
緊張感もヤバいです。
最近こういうリアルな戦争?ものが出てこなかったので、すごく新鮮で面白かったです。
観ておいて損はないかと思います。
3.5で
リアルって面白くないものですよ
本物のネイビーシールズの協力で本物を使った
リアルな武器や描写が売りの映画です。
前から観たかったのですがDVDになったので
さっそく観てみました。
武器の迫力は凄いものがあり、作戦の現実感が
味わえてミリタリーオタクにはたまりません。
が、売りはそこだけです。
シナリオの盛り上がりはありきたりな自己犠牲。
転がってきたグレネードを腹で押さえて周りを助けるなんて
キャプテンアメリカで出てた手口ですよ。
使い古されていて、既にアメコミでしか使えませんよ。
あれで全てがだいなし。
映像も特に迫力は無いし、武器以外は
かっこいいとは全く思わなかったですね。
個人的にはMP5やM4とか出てて、ホロサイトも実物が見れて
価値はありましたが、普通の人は避けていいと思いますよ。
観ないとは思いますけどね。
クリア、できない恐怖。
現役隊員をメインキャストに起用し、火器兵器も全て本物。
…じゃあこれ、ドキュメンタリーじゃないの?と思ったら、
しっかりと脚本があって、一応ドラマ仕立て。
これつまり、彼らの戦闘シーンだけでは内情が不明なので
私生活も盛り込んでみた、っていうことなのだろうか。
日夜生命ギリギリのところで作戦を遂行している彼らにだって、
家族がいるし、よき父親だったりしているわけだ。
大尉と副長が冗談を交えて普通に会話をしているシーン。。
(この演技が上手いかヘタかはおいといて^^;)
出発前日に家族同士でバーベキューをして楽しむシーン。。
彼らとて、まったく普通の人間であり、仕事以外ではこんな
顔もしているんだよ…というのを見せたかったんだと思う。
この演出が、戦闘シーンと交互に挿入されるので、
いま私が観ているこの演技は本物なのか?どっちだ?なんて
いちいち考えてしまうこともあったが^^;作戦遂行中の映像は
息を飲んで身構えするほど力が入っていたので気にならず。。
地味に静かに正確に、彼らは敵を一人ずつ撃ち殺していく。
大激戦になれば負傷し、命を落とす隊員もいる。
国家の為、平和の為、と思えば辛いが、これだけの殺し合いを
見せられていると、敵も味方もワケが分からなくなってくる。
なんで人間同士が、こんなことやってるんだ!?としか思えない。
彼らの任務は正当だとしても、
当たり前のように殺し殺されていく映像をずっと観るのは過酷。
民間人がまったく犠牲になっていないわけではないのだ。
テロや戦争の事由を考えたらキリがないが、
今作では彼らの生きざまがよく描かれていたと思う。
用意周到に作戦を練り、遂行する。これで終わりかと思えば、
また次の作戦地へ赴くことがほとんど。テロの壊滅とはなんて
果てしない、(当たり前だけど)首謀者抹殺まで続くわけか…。
どこまでも続く脅威にまったく気を許せず、観ているこちら側も
まったく力を抜けない。
ミリタリーファンではないので、観るところが違うかもしれないが
リアルな戦闘とは、ハリウッド映画のズキューン!ドカン!とは
まったく違う。ドキドキハラハラはするが、爽快感なんか、ない。
人質が生きていたことが、隊員が命を落とさなかったことが、
せめてもの安堵になる。私は彼らの家族のように強くなれないな。
今作の出来がどうのということよりも、
これが現実だ。というのは観ておいた方がいいのだろうと思った。
安穏と暮らしている私などは、知っておかなきゃいけない現実だ。
(英雄になんてならなくていいから帰ってきて。そう祈ってしまう…)
世界平和?
実在する米軍の特殊部隊の事実を基にした作品らしい。
確かに戦闘シーンは、他の派手な娯楽作品を凌駕する緊張感がある。
ドキュメンタリーの様な構成とカメラワークも、それを一層高めている。
余計な演出をしていないのが、この映画の特徴なのだろう。
しかし、これは戦争映画である。
「世界平和は家族の絆から」と、この映画の宣伝の為に訳の分からん事を言っているものがあったが、この映画のどこに家族の『絆』が描かれているのだ?
確かに、家族を残して祖国の為に働く(戦う)行為には頭が下がるが、それを頭から肯定していいのだろうか?
何故このような状況(世界が)になってしまったのか、彼ら(敵)は何を求め、何故そのような行動に出るのか、戦闘以外に解決策はなかったのか、そもそもこういう現状を作ってしまったのはどこの国なのか。
そういった洞察があまりにもなさ過ぎる。
そして最後には、「祖国のために勇気を持って戦った英雄」として締めくくられる。
命を賭して戦ったのは確かだが、それは誰の為なのだ?
家族の為? 本当か? 国を動かす少数の者が口にする方便ではないのか?
個人の行為としては尊いものでも、国としては愚かな過ちでしかないと思うのだが。
それを、こんな風に美化していいものだろうか。
この映画には、背景や、軍の上層部などは一切出てこず、一兵卒の非日常を描いている。それならば、彼らの生き様をもっと物語として描くべきではないか? これがドキュメンタリーなら、まだ受け入れられるが、もっと単純な娯楽作品であれば結構だが、これでは戦争を鼓舞する映画でしかない。
関わった方々には申し訳ないが、何故このようなものを作らなければいけないのか、製作者の良識を疑ってしまう。
観賞後、ゾッとしてしまった。
家族への愛とチームの絆
目線や仕草で、命の掛かる現場での行動がぴたりと決まる。子供の誕生を待ち望む大尉とそれを軽く広く宣伝する副官。索敵と狙撃。マイキーが息をしてない!マイキーの脈がない!マイキーが起きた!人質奪還後の撤収中の呼びかけにほっとした。強いつながりとチームワークを最後まで見せてくれると思っていた。手榴弾を体で止めた大尉と、撃たれて意識朦朧の中でも仕留める為狙う副官。生まれた「彼」への詩が寛容で忘れがたい。
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