ネイビーシールズのレビュー・感想・評価
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ガンアクションは流石の迫力と緊迫感
テロ組織を追い詰める特殊部隊の活躍を描く物語。
現役ネイビーシールズ隊員が出演した作品とのこと。映画全編で描かれるアクションは流石の迫力。映画としては魅せて、でもギリギリリアルに感じられるアクションは見事でした。
ただ、映画としては、もう少し。
リアルに寄せている分、キャラの描き方がやや薄くなった印象です。ネイビーシールズ側もそうですし、敵キャラ側もそう。敵キャラは、ラスボスを一人にして序盤からしっかりと提示した方が、映画の芯が出来て良かったように思います。
構成も一考を要するように思います。前半のアクションが素晴らしく、逆にクライマックスのアクションが追いついていません。中盤に各所に散りばめられたアクションも含めて、ややメリハリに欠ける印象を持ってしまいました。
それでも、アクションファンには十分楽しめる一作だったと思います。
私的評価は普通にしました。
本物の隊員たち
現役シールズ隊員を使って撮った、今どきめずらしい本物の銃を使った映画。
原題の『Act of Valor』は勇敢な行動の意味。
【ストーリー】
インドネシアのジャカルタで、子供を巻き込んだテロが発生する。
実行犯はアブ・シャバール。
アメリカに殺意を向ける、イスラム原理派テロリストだった。
直後、医療スタッフとしてコスタリカに潜入していたCIAの現地エージェントが誘拐され、ネイビー・シールズ、チーム7(太平洋担当)のローク小隊が投入される。
負傷者を出しつつも救出に成功したが、彼女の口から思いもよらぬテロ支援者の名が告げられる。
男の名はクリスト。
麻薬と密輸で大金を稼ぐ、南米の大物だった。
クリストはシャバールと同郷で、彼の活動を支援しつづけていたのだ。
CIAの手が伸びることを察知して、及び腰になるクリストだが、シャバールは彼を脅して協力させる。
用意された自爆ベストは、金属探知機にもかからない、恐るべきテロ兵器。
彼らはメキシコ国境から地下道を通ってアメリカ全土で自爆テロを敢行するつもりだったのだ。
洋上で休暇を楽しむクリストを急襲し、その全容を知ったロークたちは、アメリカ本土に潜入するためにメキシコ国境へと向かったシャバールと自爆テロリストたちを追うーー
『本物の兵器、本物の戦術』が売りの本作。
実は近年の映画は、撮影用のプロップガンという弾の出ないモデルガンで撮られています。
かつては実銃に弾頭のない空実包を装填して撮られていたのですが、取り扱いミスほかで実弾が発射され、ブルース・リーの息子ブランドン・リーをはじめとする犠牲者がつづいたために実銃を使わないようになったそうです。
撮影当初はローク小隊のメンバーもプロップガンを使っていたのですが、扱いづらくて逆に危ないと自分の銃を使用することにしたそうです。
「映画への出演に魅力を覚えなかった。別に有名になりたくないし」
と出演を渋るシールズ隊員たちを、米海軍が口説き落としての企画。
秘密作戦に従事する特殊部隊員のメンタルを感じます。
海軍完全協力の元、彼ら愛用の銃器や、追いすがる敵を蹴ちらすSWCCボート部隊 のGAU-17機関砲とM2重機関銃、クリストを追いつめる高速艇やシーホーク(ヘリ)、強襲揚陸艦ポノム・リシャール(名前がかわいい)、そしてオハイオ級原子力潜水艦とMK8潜水艇などなど、この予算ではあり得ないほどの兵器がたくさん出てきます。
しかも全部本物で、敵のピックアップを鉄クズにするのも実弾。
隊員たちの動きや銃の扱いも本当に手慣れていて、上体をピタリと止めてライフルを構えながら滑るように移動する様は相当なフィジカルと訓練量がうかがえます。
「もう二度と、こんな映画は撮れないだろう」
出演の隊員たちがそう言うほど海軍の核心戦力が登場し、潜水艦のシーンを見たアメリカの議員から「おいこれ軍事機密じゃないの? こんなの公開していいのか?」とお叱りをいただいたほど。
予算といえば、一番予算がかかったシーンはクリスト尋問だそうです。
あのおひげのシニア・ミラーも本物で、「本当の尋問ぽくやっちゃって!」という演技の要請に、ガチ尋問をかましたそうです。
クリスト役の役者さん、本気でびびっていたとか。
本当に迫力のシーンでしたが、その時汚した高級クルーザーの内装の修繕費がすごくかかったそうで、製作メンバーも請求書を目の当たりにしてさぞ怯えた事でしょう。
カッコつけや過度な演出、綺麗事などなくリアルな特殊部隊を描いていて...
カッコつけや過度な演出、綺麗事などなくリアルな特殊部隊を描いていてよかった
ここでいうリアルとは本物を知らないイチ視聴者の自分から見たリアル
部隊物は好きじゃないんだけど上記のおかしな演出もなくくだらない恋愛要素もなく見やすかったし、戦闘シーンは緊張感があった
リアルな部隊物を観たい人には良い
アクション映画や戦争物ではなくドキュメンタリーという印象
これもアメリカ万歳かなぁ
本物の兵器、本物の現役ネイビーシールズを起用するなどして、リアルな戦闘を描いた画期的な作品・・・ではあるが、ストーリーが面白くない。奪還シーンも前半30分で解決し、そこから9・11同時多発テロをも超えるくらいのテロが計画されていた!という展開なのだが、その辺りが胡散臭い。
自爆テロをものともしない奴ら。テロリストたちの心にまでは触れてないが、非人間的な部分ばかりが強調され、ネイビーシールズ隊員たちが勇気ある守護者として誇らしく描かれているだけだ。
まぁ、見どころはいっぱいある。最後の戦闘で投げ込まれた手りゅう弾に自ら覆いかぶさって他の隊員を救った大尉。等々。
溢れるホンモノ感
緊張感溢れる作戦でたっぷり戦場の空気を味わい、派手なドンパチなどに熱くなり、最後にハッとさせられる。ミリタリーもののカッコよさを楽しみつつ、現場に立つ兵士の内面を疑似体験できた。
本物が全面協力しているということの色眼鏡もあるのかもしれないが、何かタダ者でない重厚なエネルギーがあったと思う。
GYAO!
薬莢が床に落ちる音がスゴイ
この凡庸な邦題のせいで恐らくは全く話題になることなくひっそり消えていくであろう不遇な作品がまたひとつ。実話ベースのようですがコロンビアだかに人質奪還に行ったり、南太平洋上のクルーザーでビキニ美女を侍らせているロシア人に説教しに行ったり、メキシコにテロリスト殺しに行ったりとウソみたいな八面六臂の大活躍。出てる人が全員無名の俳優さんなので誰が主人公だか脇役だかも判らないという意味では群像劇としてヒリヒリするほどリアル。
雨あられの銃撃戦が強烈。とにかく脳天をパンパン撃って仕留めるので脳漿飛び散りまくりで食前の鑑賞には全く不向き。感心したのはコンクリートの床に薬莢がキャンキャンキャンキャン耳障りな音を立てるところ、あの音は怖い。
誰一人キャラが立ってないのでドラマとしては落第かもですが、悪者が蟻のようにバンバン死ぬ映画は爽快・・・ではないですね。いやでもこういう痛々しい映画は命の尊さも一応教えてくれるんです、軽い目眩と吐き気がもれなくついてきますけれども。
ネイビーシールズの戦い❗️
自在する特殊部隊ネイビーシールズの映画‼️
特殊部隊好きの人は好きかもしれないな🤔凄いのは武器も平気も本物で現役の隊員が出演しているからネイビーシールズのミッションてこういう事なのかなと思った❗️ばかばしくない‼️
やっぱり面白くない
むかしレンタルして途中で飽きた。
たまたまBSでやってたのでちゃんとみてみるか、タダだし、と
なんでかわからんが全く面白くない。
迫力ある戦闘シーン、海上で浮上している潜水艦に飛び乗る?豪快さ、世界中を舞台にしたスケール。
なのにつまらん。大げさすぎるのかな。テロリストたちもまるで魅力がない。
どうでもいいよと思ってまう
ミリタリー好きの人には好まれるの?わたしは戦争映画よくみますが、兵器とかあまりよくわからないので…
極限の人間ドラマをみるのが好きというか。多分ホラー映画好きなのも同じような理由かなあ。
これも極限状況が続きますがね、なんか他人ごとに思えて
そりゃそうと最初のシールズ隊員の紹介がカチャカチャ、と画面に映るので
「ダブルボーダー」
を思い出した、関係ないけど。
ありゃ戦争映画とは言い難い、ある意味戦争映画か?良ければご覧になってください、傑作です。
コンテニュー出来そう
普通に面白かった。以下、良かった点です。
・リアルな作戦行動
・ゲームのような感覚にさせられるFPS映像
・決死の行動
・突入前の緊張感
・爆発前のスロー映像
・斬新な兵器
・倒すべき敵組織ボスの普通の人っぽさ、また敵メンバーの聖者なカンジ
・死亡フラグの明快さ(逆に潔い)
どれをとっても上手く、そして程よくスタイリッシュに描かれている。
こんなにちゃんとした映画だとは思わなかったなぁ〜。
強いていうなら、ゲーム的な雰囲気のためか、“死の恐怖”があまり伝わって来ないカンジがした。
なんか、コンテニュー出来そうなんだよね(笑)
戦争の本質
FPSゲームのようなアクションだけでドラマ性が希薄だとか、善悪の視点が固定的で米軍礼賛だとか、単なるプロパガンダ映画だとか、本当に頭の悪そうなコメント続出でびっくり。
戦争という殺し合いの現場に、見慣れた安っぽいドラマのカタストロフィーを期待されても困る。ドラマ性が希薄、または希薄に見えることこそが戦争の本質とも言えるからだ。それまで生きてきた時間や社会との関係性といった「それぞれの物語」が一切排除された、徹底的にドライな「殺戮の時間」、それこそが戦争の現場の本質であり、その意味で目先のドラマを追いかけて脱線することなく、あくまでもドキュメンタリーの手法に則り、ストイックなまでにその現場を創出することだけに集中した本作には特筆すべき点がある。備品やキャスト、作戦立案にいたるまで、軍事的整合性や説得力は娯楽映画の比ではない。
米軍礼賛という指摘については、確かに米軍が正義で、テロリストが悪であるという図式の中で描かれてはいる。ただそうだからといって、テロリストだけが悪く描かれていると感じてしまうのはあまりに純真すぎる。
正しいはずの米国が、なぜ世界中からテロの標的にされてしまうのか。自分たちが向き合っているものは何であるのか。その問いを、自分の命をかけている兵士一人一人が考えないはずはない。そして誰よりも考えているはずの兵士たちは、決してそんなことを口にしない。まさに、決して口にしないからこそリアリティーがあるのだ。何も言わずに淡々と作戦に参加する米兵を見て観る者は戸惑うのだ。正義とは何であるのか。
敵も味方も殺しあう。そして等しく死に向き合う。「描かれず」とも、彼や彼女の人生の背景には、敵味方の分け隔てなく、それぞれのかけがえのない人生があったことに想いを馳せる。それだけで十分アイロニーに満ちていると言えないだろうか。
いかにも悪そうな風貌をした男が、虫けらのように殺されたとしても、かっこいい米兵が英雄的な死を遂げたとしても、僕らは知っている。現実の世界は星の数ほどの「濃厚なドラマ」と、そのドラマが覆い隠された「ドライな現実」でできていることを。平和を思うとき最初に必要なのは、まず現実を知ることだ。本作がその一助になるのは明白である。
素晴らしかったです
別のサイトで「プロパガンダだ」という意見も見掛けましたが、私は素直に迫力があってかっこいいなと思いました。
実際はこういう活動をしているのか……と思いながら観てました。演者の中に現役の隊員の方がいらっしゃるということもあり、リアリティがあって良かったと思います。
ゲームじゃない
とにかく臨場感、緊張感を感じる作品でした。戦闘をしない日本人には、あまり共感できるところがないのかもしれないけど、直でテロ組織と交戦している人達がいて、これが現実に起きていることだと考えると、テロに対してもっと多くの人が関心を持つべきなのではと思いました。ストーリー重視の戦争映画でも、ゲームでもなく、普段は決して味わうことのない、まさに現実というものを見せられます。実際の戦争、戦闘、任務に、感動的な物語なんて誰も求めてませんし。
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