「アートに近い」天使のたまご toさんの映画レビュー(感想・評価)
アートに近い
AIに聞いたらキャラのセリフや言動よりも
沈黙と映像を読み取れと言われても
セリフや行動がのちの展開を左右するような映画
ばかり見てきた人間からしたら理解が難しい。
考えるな、感じろに通ずるものがあります。
これに近いのが「君たちはどう生いきるか」
が思い浮かびました。
4Kリマスターで暗い部分も
はっきり書き込まれているのがわかるので
40年前に見た人も新たな発見があると思います。
それを踏まえて
黒い目玉が上空から落ちる。
少女ははじめ青年を警戒していたが
一緒にいる時間を過ごし、
青年を受け入れるようになった。
大事なたまごをお腹に抱えないまま
眠りにつく。時を図ったかのように
青年がたまごを壊す。
少女は天使のたまごと信じ希望を抱いたのに
青年がたまごを壊し、天使のたまごではないと
信じたくなかった現実を少女に突き付け、
少女は幻滅し絶望した。
崖から落ち、水中から女性と交わる。
女性の口から出た泡がたまごとなり
水面に浮上する。と同時に地上に
たまごを抱えた植物の塔が生える。
青年が海岸?を歩いていると
砂浜には鳥の羽が舞っている。
水の中から再び黒い目玉が浮上する。
そこには少女が像の姿になって佇んでいる。
黒い目玉が箱舟の役割をしているのかな。
青年は悩める子羊(少女)を箱舟に乗せるための使者。
たくさんの像も青年が導いたのかな。
セリフは補助的なもので
画面に映っているモノや事象にフォーカス
したほうが理解がしやすいのかも。
冒頭、少女?の指が折れる。
少女のそのものの意味。
青年のそのものの意味。
たまご、鳥、水、洪水、巨大樹の石板
魚、荒廃した町、青年が乗っていた艦
ガラス瓶、漁、曇天、雨、
たまごをお腹に抱えている行為
風、成人女性、泡、水汲み、
噴水、広場、鳥?天使?の石板
ステンドグラス、教会?劇場?
銛(もり)、銃、鳥の羽、たまごを壊す行為
火、ベッド、石柱。
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