「云十年ぶりに見た」天使のたまご 破雲泥さんの映画レビュー(感想・評価)
云十年ぶりに見た
前見たのは高校の頃の深夜の映画番組で
その時以来の視聴
当時は深夜ということもあり体感4時間ぐらいに感じたのだけど
こういう間の取り方をしている作品ということが解っている今見ると体感30分ぐらい
(上空から見た街の全景が「転覆しひっくり返った超巨大な船の底」であることに今回初めて気づいた)
もうあれから監督のコラムなどで各シーンや制作背景の話を読んでしまっているので
見た印象に余計なノイズがどうしても入ってしまうのだけど
色々忘れている場面や流れが多く、あらためて「こういう話だったんだな」
と再確認できたのは大きい
逆に当時ものすごく印象に残っていたシーンは今見ても鮮烈で
とても贅沢な90分を過ごした
発表当時セールスとしてはいまいちだったらしいけど
このへんの「監督がやりすぎた作品」の洗礼を先にウケておくと
後の監督の作品もすごく受け入れやすくなるのでお勧めだ
作品は難解といえば難解。単純といえば単純
少女と少年の近くならない関係が気持ち悪い生々しさで良い
できればもっと見やすい時間に上映してくれないものか…
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