「インドネシア映画」ザ・レイド RNさんの映画レビュー(感想・評価)
インドネシア映画
この映画は、インドネシア製ですが、
監督やスタッフらの何名かは、イギリスやアメリカ出身の方もいらっしゃいます。
どこの国でも、人によりますが、やはり、この映画はセンスがあるなぁ…と思いました。撮影、映像から、効果音、音楽、クールなシーンも。
過激なシーンも入っているので、大人向けの作品ですが、このバイオレンスアクションや、東南アジアの伝統的な武術「シラット」を駆使したアクションをうまく使いこなしているので、より現実的に近いイメージにしたアクションとなっています。
映画としての、ハデさや迫力のあるシーンもうまく組み合わせていると思います。
インドネシア出身のキャストの方々も、頑張ったなぁ…と。
公開したあの日から、10年以上経った今でも、
アメリカ映画のような全体的な規模はそこまで大きくないのですが、
全てのアクション映画においては、最高レベルかなと。特にアジア映画は、格闘や肉弾戦アクションが長いシーンも多いですが、この映画は飽きることなく、見応えのあるアクションを魅せてくれました。個人的には、余計なCGやワイヤーも使っていないので、現実的な格闘やアクションとして納得できました。ツッコミどころもないアクション満載です。(たまに、アメリカや西洋のアクション映画にもあります)
勿論、西洋のアクション映画もそれは、それで魅力はありますが、この映画はまた別の凄まじさがあるんじゃないかなと思いました。
ただ、過激なシーンも多いので、閲覧注意です。
当たり前の事ですが、全ての映画において、同じだと思いますが、こういうバイオレンスなシーンは、作品の中だけにして、現実の世界や社会では起こって欲しくないと思いました。(戦争や銃撃戦、事件、抗争、デモ、ケンカなど)
ストーリーは、至ってシンプルかつクールで、分かりやすいです。
社会のストレスや、嫌なこと、鬱憤が溜まっている時にこそ、このような映画を観て、スカッとするのも有りだと思います。