ザ・レイドのレビュー・感想・評価
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インドネシアの娯楽映画
特殊部隊がマフィアが占領するマンションに乗り込んで、延々と戦い続けるシンプルなプロット。この映画で使われる格闘術「シラット」は軍でも訓練に用いられる本格的なもの。俳優たちは数ヶ月海軍で訓練をしてから撮影に臨んだと言われるだけあって、大変に迫力ある格闘戦の連続だ。
特殊部隊側の作戦がことごとく上手くいかないのだが、上層部とマフィアの癒着などの腐敗が根っこにあってなかなか大変そうである。いつだって命を貼るのは現場の人間なのだ。格闘してるだけじゃ味気ないと思ったのか、主人公の弟がマフィア側にいるという設定で、兄弟愛なども一応盛り込まれている。イコ・ウワイスはカッコいいな。
インドネシアのアクション映画の可能性を世界に見せつけた本作。いろんな国からその国の個性を生かした娯楽映画がたくさん出てくると、世界の映画産業はもっと豊かになるので、こういう作品がどんどん出てきてほしい。
アクションの頂点
イコウワイスがマジでとんでも無いです
まあそれよりも凄いのがヒゲのちっちゃいオッサンだったりするんだけど!
2024年3月の時点でジョンウィック4とか入れても
レイドより凄いアクション映画はまだ無いです!
アクションが本当に見事
インドネシア発のバイオレンスアクション作品。
ジャカルタを舞台としたソリッドシチュエーションなのですが、ちょっとしたホラーの様。
うっかり踏み込んでしまった、死の館からの脱出劇みたいなんです。
導入の突入だけでもかなり見応えがあるんですが、本質はガンアクションで無くシラットを使う徒手格闘でした。
それはトンファーとナイフの複合技からスタート、それが次第に素手に。
これが本当に見事で、初めて見たときはびっくりしました。
またアクション一辺倒で無く、いくつも伏線が貼られたサスペンス要素もしっかりと組み込まれているんですね。
カメラワークも素晴らしく、何気に音楽もすごいんですよ。
そうして突き抜けた先の、ラストのカットが実に良い。
今やハリウッドのビックタイトルで活躍する、イコ・ウワイスの原点のような作品です。
痛い
ストーリーはシンプル。
とにかくずっと戦っている。
おびただしい数の弾の銃撃戦から、
武器を使っての屋内での激しい攻防。
さらには素手での1対複数人の戦い。
これでもかというほどのありとあらゆる
バトルのバリエーションが出てくる。
ハリウッドなどのアクションとは毛色が違っていて
生々しくもあり面白い。
それにしても使ってる武器も切れ味悪そうだし
武器じゃないものを使ったりもしていて
いっそ日本刀のようなよく切れるものであったならと
思ってしまうほど痛そう。
なかなかにえぐい描写も少なくない。
バイオレンス耐性ないときつい。
格闘シーンにステータス全振りした映画
シラットといえば喧嘩稼業の櫻井裕章。まさかその格闘技を使った映画があるなんて興奮したよ。だから見たかった映画。
「マッハ」に勝るとも劣らないアクションシーンの連続で、最初の導入が一種で終わった後はずーっと格闘シーンよ。
R-15でちょっと血飛沫が出まくりで良い子はみちゃ駄目だけど、主人公が気持ちよくやっつけまくる。
敵のボスもすげぇー強いけど、無敵ではなくて、現実的な強さというか、こっちの攻撃するもちゃんと当たる。
ストーリーは無い。
ちなみに吹き替えも無い。
期待以上!!
トリプル・スレットを観賞後、トニー・ジャーと肩を並べるイコ・ウワイスとシラットに興味が湧いて観賞。
いや、マジで期待以上の映画でしたわ!アクションがヤバ過ぎる!トニー・ジャーのマッハ!!!を超えたかも!と思う程のアクション全振り!
特にマッド・ドッグとのアクションシーンは見応えあり!
ただ、残念なのはトリプル・スレットではトニー・ジャーやイコ・ウワイスのアクションが微妙ってか抑え気味だったことだな。
肘肘肘
とにかく肘を使う頻度が多かったように記憶している。
DVDレンタルが始まった時に視聴したが、ハリウッドリメイクの話が既に出ているみたいだったがどうなったんだろう。
他の人も書いているが、突入のときは銃器持ってるのにアッちゅう間に武器無くすし。
何しろ突入部隊の人数が少ない。おまけにバックアップもなし。
何をしにいってるんだアイツらは?と思わざるを得ない。
しかし、この作品はそんな突っ込みをする人の為に作られたのではないのだろうと思う。
思う存分ドツキ合いをするアクションを楽しむ作品と思う。
ちょっと見ていられるレベルではない
大型組織のアジトという感じが全く出てない.
一人混じっている爺が何者かよく分からないし演技が下手くそすぎて緊張感をぶっ壊している。警察に踏み込まれてマズいなら見張りぐらいいるだろう。暇そうなやつらが住んでたし 。
インドネシア発アクション!
作り込まれたストーリーなどなし!冒頭から潜入作戦がスタートし、そこからは潜入!銃撃!格闘!が永遠と続く。ホントに100分があっという間に終わった!
初めてのインドネシア映画だったけど、こんなに本格的で迫力あるアクション映画が作れるんだと感服した。(失礼?笑)
前半は、潜入の緊張感と銃撃のド迫力が印象的だけど、ドラッグラボの場面以降は圧巻と格闘ショー!主人公のラマもスゴかったけど、それ以上にマッドドッグがスゴかったし、漢感があった。隊長に対しても1対1の真っ向勝負、ラマ兄弟に対しては2対1の戦いを要求。だいぶMADで印象的なキャラだった。全体的に足技が映える格闘アクションでした。
これぞバイオレンスアクション映画
今やインドネシア産アクション映画はアクション映画界において、トップレベル。本作のアクションは格闘技、肉弾戦、武術・武道系が中心になります。もちろん銃撃戦やナイフ、ありとあらゆる武器を使ったアクションもあります。
ハリウッドはハリウッドで面白いけど、インドネシア、タイ、香港、韓国などアジアはアジアならではの面白さがあると思います。
そして痛そうなシーンも多いです! グロいシーンや血塗れシーンも多いですが…そのリアルにリアルさを極めた現実感のあるバイオレンスアクションもインドネシア製の映画の特徴、魅力の1つとなっています。
やはりリアリティがある、クオリティの高いアクション映画の方が観る価値あります。
東南アジア・インドネシア独特の武術シラットを使ったスピード感のある多彩な動きや型を魅せてくれるアクション、流れるような肉弾戦は素晴らしかったです。
まさに誰もが真似できないようなアクション・動きを作り上げてくれました。それなりの積み重ね、努力、精神力、忍耐力、継続、苦労さがこのようなアクション映画界の新たな一歩を踏み出してくれたといえるのではないでしょうか。見習いたいものです。
あ、ちなみにストーリーや内容も他の映画やドラマと比べたら、シンプルで物足りなく感じるかもしれませんが、これはこれで良かったと思います。
続編や他の作品もありますが、本作とは似ているようでまた違った面白さや凄さ、特徴、魅力がありますね。
アジア・アクションの記念碑的傑作
随分前に観たトレーラーにあった凶悪なバイオレンスを観て感銘を受けたものの、インドネシア映画でありキャストは無名で輸入されてもDVDスルーになるものだとばかり思っていましたが劇場公開されることを知り、慌ててはせ参じました。
ジャカルタのスラム街に聳える麻薬王の30階建てアジトに突入する20名のSWATチーム。1階から順番に制圧していくが6階まで登ったところで鳴り響く館内放送・・・「おはよう、住民諸君。招かれざる客が侵入したので害虫駆除に協力してくれ」。SWATチームに雨あられのように銃弾が降り注ぎ怒濤の死闘が始まる。
どう見てもホンモノにしか見えない強烈な形相のオッサン達が絶叫しながら殺し合い続ける100分間。食後に観ていたら確実に吐くレベルで濃厚。決定的なゴアシーンはギリギリ見せていないにも関わらず只者でない殺気が漲ったバイオレンスで胸が締め付けられて窒息するかと思いました。これはアクション映画のトレンドを完全に塗り替える歴史的傑作になることは間違いないと確信しましたが、公開規模が全国でたったの14館というのは余りにももったいないです。
インドネシア映画
今回の作品は、インドネシア映画です。
アジア映画の一つの特徴でもある、格闘技をふんだんに使ったアクション映画をご紹介。
アメリカでいうアクションといえば、スーパーヒーローだったり、車や乗り物を使ったもの、あとは拳銃や最新兵器を使ったものが人気があります。
しかし、アジアではその国独自の格闘技を使った斬新なアクション映画がたくさん作られています。
日本に代表されるのは、黒澤明監督や、2011年から2014年にかけて日本でも大旋風を巻き起こした、るろうに剣心シリーズなどに代表される、日本刀を使った殺陣アクション映画です。
この日本独自の殺陣は、西洋でいう剣とは全く作法が違い、クエンティンタランティーノやスティーブンスピルバーグ、クリントイーストウッドなどハリウッドの大物監督も実際に劇中で使うなど、日本独自のアクションとして確立されています。
これもまた、日本の誇りでもある、黒澤明監督が世界的に認められている証拠でもあるでしょう。
そして、中国ではジャッキーチェンや、ブルースリーを代表とするカンフーや少林寺拳法が多くの映画で使われています。
そこから、東南アジアなどのさらに細かく分類された格闘技が映画で使われることが多くなりました。特別に訓練されたアクション俳優たちの見せるアクションは、ハリウッド映画では観ることのできない、極上のクオリティで見ることができます。
今作でも、インドネシアなどの東南アジアで行われる伝統武術シラット(プンチャック)がアクションシーンでは使われていました。その体術としてのスピード技の種類、舞踊でも用いられるという華麗さをカメラで収め、拳銃さえもしのぐ武術として描かれています。
このようにアジア独自の映画にも、世界の人々に見てもらう扉がどんどんと開かれているのが現在の映画界です。
ハリウッドはもちろん、古くから歴史のあるヨーロッパの映画、さらにはボリウッド映画、中国映画、日本人にも馴染みがある台湾映画や韓国映画。
さらにはロシア映画やメキシコ映画、オーストラリア映画、そして東南アジア映画、アフリカ映画と各国にそれぞれの文化を持った映画が存在しています。
言語や俳優は違えど、映像で物語を伝えるという面では全く違わない映画たち。これらがより世界の人たちに広まって、よりワールドワイドに映画としての交流・発展していけば、もっともっと映画界は大きくなるでしょう。
デジタル映画でどんどん製作・配給が簡単にできるようになっている時代なのだから、あとは視聴者の需要が追いついていけば、さらに豊かな芸術が生まれるんではないでしょうか。
ストーリーのことを話すと、主人公が誰なのかはっきりしないところから、人間ドラマの薄さ、アクションに頼り過ぎてしまい、画が飽和化してしまい、飽きが出てしまう。
この映画で何を伝えたいのか、どうやってオーディエンスの目を惹きつけるのかということを統一して行くことが、どれだけ大切で、どれだけ難しいかということがわかりますね。
監督一人ではそれができない。だからこそ、チームとしての映画、そしてさらには視聴者をも巻き込んだコミュニティーとしての映画を作り上げていく必要性がさらに明確になりました。
壮絶なノンストップアクションが激ヤバ!
「ザ・レイド」字幕版 Netflixで鑑賞。
*概要*
ジャカルタのスラム街を舞台に、警察の特殊部隊とギャングが繰り広げる壮絶な戦いを描いたインドネシア発のバイオレンスアクション。
*主演*
イコ・ウワイス
*感想*
急に見たくなったので、鑑賞。実はだいぶ前にDVDで観たことがあって、これで2回目です。
最初、「マッハ」の役者さんかなって思って、よく調べてみたら、トニージャーじゃなくて別の人だった。今頃気付きました。(^^;
これは、インドネシアのSWATとギャングが壮絶な戦いを繰り広げられるアクション映画で、とにかくアクションが凄かった。
ラマが全速力で大勢率いるギャングを武術で一人ずつ片付けるシーンは何度見ても最高!敵のギャングも全速力で襲いかかってくるし、何気にタフだし、強い!手下も強い!反対にギャングもギャングで武術を巧みに操って、容赦なく襲いかかります。他にマチェット男や銃を乱射するギャングもいて、SWATなんだから銃を使ったほうが早いんじゃないか?って思いたくなりますが、気にしない!
壁やライト、パイプ、椅子、机など利用し、ノンストップで戦いを繰り広げられるシーンが本当にエグいし、敵の怖さも感じたし、ヤバかった。2回目だけど、改めて凄かったw
ストーリー的には普通ですが、アクションがとにかく凄い。飛び散る血もヤバイし、個々のアクションがどれも痛そうだったな~…(^^;
ホント素晴らしい映画でした!\(^^)/
閉鎖空間でのアクションにシビレる
特殊部隊が悪の蔓延るビルに潜入!撲滅せよ!って内容。
そのビルが中々雰囲気のある場所で、中はまるで迷路。敵がどこから出てくるか分からないし、潜入にも独特の緊張感が走ります。ド迫力のアクションシーンは一見の価値あり。
難点は役者さんの見分けが付きづらかったことかな。この人は主人公?いや隊長だっけ?と、しばしば混乱しました。明確なキャラ付けがあれば良かったかも。でも変にコミック的なキャラ付けされるよりリアル感が出て良かったか?
バトルの塔
話題を呼んだインドネシア発のバイオレンス・アクション、今頃になってやっと鑑賞。
話は有って無いくらいシンプル。
麻薬王が支配し、ギャングの巣窟である高層ビル。逮捕すべく、強制捜査に入った特殊部隊の戦い。
キャラ描写や凝った話の面白味は残念ながら望めないが、なるほど確かにこれは、評判のアクションを見る作品!
ほぼ序盤から最後まで、アクションに次ぐアクションの連続で、ノンストップ!
最初は主に、ガン・アクション。
次に、ナイフなどを使ってのアクション。
そして極め付けは、軍隊でも使用されているという格闘術“シラット”を駆使した肉弾アクション!
とにかくこれが非常にキレがあって、イタイッ!と思わせるほど。
ホント、アクションの見せ方って色々ある。特にアジアは。ここら辺、ハリウッドなど足元にも及ばない。
また、人がバッタバッタバッタバッタ死に過ぎなくらい死んでいく。ザコのギャングや特殊部隊は出てくる度に皆死んだんじゃないかな。
こういうバイオレンス・アクションが好きな方には堪らないくらい痛快だろう。
主演のイコ・ウワイスはトニー・ジャーに次ぐアジアン・アクション・スターの新星。調べてみたら、『フォースの覚醒』に出てたのね。
麻薬王がメチャ貧乏臭かったけど、意外に強い!
敵が次々と現れて、各階クリアしながらボスを目指す。
まるで『ブルース・リー 死亡の塔』か『ドラゴンボール』のレッドリボン軍のマッスルタワーみたいでちょっとワクワクした。
続編は日本人俳優も出演してGOKUDOも絡むとか。
さて、こちらも見ようかね。
インドネシア映画ってスゴイのね
ボスも下っ端達も全悪人達の持つ貧しさから来る底知れない闇がリアルで怖かった。皆さんの目つきが絶望的に怖い。本物のスラムから本物を起用したのかと思った。あと例の格闘術。人の心を捨てないと出来ないでしょ。そこまで過酷なのか、アジアの貧困は。貧困から来る無秩序・非合法はここまで人を残忍にさせるのか…。ほとんどにリアリティがあるせいで見ててつらくもなるんだけど、あれだけ戦って終盤になってもスタミナやダメージがほぼ無しっていう主人公に気持ちがホットする。
眠い
アクション好きが集まって作った映画なんだろうな。あまりの中身の無さと単調さに睡魔がきた。どんな種類でも映画は映画だ。最低限のドラマがないと楽しめない。どの登場人物もバックボーンは後説で機能せず、ワクワクもハラハラもしない。アクションも殴る蹴るが続くだけでメリハリがない。ジャッキー映画みたいな、そんなコトやっちゃうの?みたいな楽しさがない。
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