「アクションが本当に見事」ザ・レイド 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
アクションが本当に見事
インドネシア発のバイオレンスアクション作品。
ジャカルタを舞台としたソリッドシチュエーションなのですが、ちょっとしたホラーの様。
うっかり踏み込んでしまった、死の館からの脱出劇みたいなんです。
導入の突入だけでもかなり見応えがあるんですが、本質はガンアクションで無くシラットを使う徒手格闘でした。
それはトンファーとナイフの複合技からスタート、それが次第に素手に。
これが本当に見事で、初めて見たときはびっくりしました。
またアクション一辺倒で無く、いくつも伏線が貼られたサスペンス要素もしっかりと組み込まれているんですね。
カメラワークも素晴らしく、何気に音楽もすごいんですよ。
そうして突き抜けた先の、ラストのカットが実に良い。
今やハリウッドのビックタイトルで活躍する、イコ・ウワイスの原点のような作品です。
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