星の旅人たちのレビュー・感想・評価
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いつかこの巡礼の道を歩いてみたい
中世から続く巡礼の道を辿る旅人たちの姿を描いている。
巡礼の道と言っても、この映画は、信仰心の篤い人を中心に配置していない。
実際は、宗教上の理由で聖地を目指す人もいるのだろうが、
映画のなかでは、真の巡礼者は遠景に置かれている。
偶然出会った者同士が、1カ月程の旅の間、食事と酒を共にしながら、
歴史や文化の話しに交えて、身の内話をする。
それが現代の巡礼かもしれない。
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エステベス&シーン親子の「私映画」
@ヒューマントラストシネマ有楽町。
お騒がせチャーリー・シーンの兄、
エミリオ・エステベスが監督、父マーティン・シーンが主演、
親子共演の「私映画」。
フランスからスペイン北部にかけてのキリスト教巡礼の地、
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの旅を背景に、
突然息子を失った父親の心の旅。
冗長で単調なところもあるけれど、
エステベス&シーン親子の「私映画」と考えれば、悪くない。
若い頃のエキセントリックな演技と比べれば、
これまでに抑制されたシーンの演技は秀逸。
キリスト教巡礼を背景にはしていても、
それほど宗教臭を感じないのは、
そのシーンの抑えた演技と、
理想化されていない現実的な宗教観が
全編を貫いているから。
よくある親子和解の物語ではあるけれど、
巡礼の道沿いの美しい風景とあいまって
精神的にピュアなものにしている。
主人公(シーン)にむかって息子(エステベス)がいう
「宗教と信心深さは別」という台詞が印象深い。
素直に観ましょう。
行き当たりばったり
まだら模様は好きですか
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