劇場公開日 2012年6月2日

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星の旅人たちのレビュー・感想・評価

全30件中、21~30件目を表示

4.5息子を捜す旅

2012年9月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

 以前この映画と同じようにサンディアゴ・デ・コンポーラを巡る「サン・ジャックへの道」を鑑賞した。あちらはフランス映画だったが、こちらはアメリカとスペインによる合作だ。お国柄の違いなども楽しむと良いかもしれない。
 主演のマーティン・シーンと監督のエミリオ・エステベスは実の親子だ。だからこそ、この映画には本当の親子でしか表すことのできない深い愛情がある。エステベスが父親をイメージして作り上げたというトムはまさにマーティン・シーンそのものだ。いかにも堅物で、ほとんど笑わない。息子の遺灰を聖地に持って行くことだけが彼の頭の中にある。しかしそんな彼を邪魔するかのように次から次へと楽しい旅仲間が加わってくる。オランダ人のヨストは大食漢で痩せるために巡礼をしている。カナダ人のサラは美人だが近寄りがたい人物。巡礼の目的は禁煙(らしい)。アイルランド人のジャックは作家だがスランプに陥っている。もちろん、ネタ探しのために巡礼に参加した。一人一人のキャラクターがとても生き生きとしていて、トムがかすんでしまうほどだ。
 だがこの映画の主役はあくまでもトムだ。トムとその息子のダニエルの関係があまり深く描かれないから、いまいち感動しきれない。そこをもっと上手く描ければ映画全体にもグッと締まりが出て良くなっていただろう。
 しかし全体としてこの映画は良くできている。巡礼の旅は「歩く」シーンしかないのに、素晴らしいキャラクターによって飽きが来ることはない。スペインの素晴らしい景色も相まって、見ているだけで自分も旅をしている気分になる。そしてなにより、トムのダニエルへの思い。行く先々ですこしずつダニエルの遺灰をまくトムの姿は涙を誘う。だからこそ旅の終盤になると、彼らが名残惜しくなると同時に旅の感動も伝わってくる。
 息子エミリオから父親マーティン、いやラモーン・エステベスへの最高のプレゼントだろう。
(2012年7月15日鑑賞)

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キューブ

4.0巡礼とは生きること。みたいな。

2012年7月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

チャーリー シーンのお父さん、演技がとてもよかったです。彼の瞳だけでも、最高な演技力でした。今思い出しても泣いちゃいます。
人には、それぞれに過去があり、事情があり、それが生きているということだと改めて気づかされ、映画を見ながら、いつかこの地に立ちたいと強く思ったけれど、最後には、今ここにいることも、巡礼なんだな。と感じました。
しかし、オランダ人の巡礼の彼はとてもいいキャラクター!こんな友達が欲しいo(^▽^)o
巡礼という言葉に何か感じる人、サンチャゴに興味がある人、何かを求める人、見てみて欲しいなぁ。

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Nicole

4.0宗教臭くない父と息子の絆物語

2012年7月19日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

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DOGLOVER AKIKO

4.5とても良かった

2012年7月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

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jun

5.0邦題は微妙だけど

2012年7月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

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トリシア

4.0いつかこの巡礼の道を歩いてみたい

2012年7月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

中世から続く巡礼の道を辿る旅人たちの姿を描いている。
巡礼の道と言っても、この映画は、信仰心の篤い人を中心に配置していない。
実際は、宗教上の理由で聖地を目指す人もいるのだろうが、
映画のなかでは、真の巡礼者は遠景に置かれている。

偶然出会った者同士が、1カ月程の旅の間、食事と酒を共にしながら、
歴史や文化の話しに交えて、身の内話をする。
それが現代の巡礼かもしれない。

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カタツムリン

3.5エステベス&シーン親子の「私映画」

2012年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

@ヒューマントラストシネマ有楽町。

お騒がせチャーリー・シーンの兄、
エミリオ・エステベスが監督、父マーティン・シーンが主演、
親子共演の「私映画」。

フランスからスペイン北部にかけてのキリスト教巡礼の地、
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの旅を背景に、
突然息子を失った父親の心の旅。

冗長で単調なところもあるけれど、
エステベス&シーン親子の「私映画」と考えれば、悪くない。
若い頃のエキセントリックな演技と比べれば、
これまでに抑制されたシーンの演技は秀逸。
キリスト教巡礼を背景にはしていても、
それほど宗教臭を感じないのは、
そのシーンの抑えた演技と、
理想化されていない現実的な宗教観が
全編を貫いているから。
よくある親子和解の物語ではあるけれど、
巡礼の道沿いの美しい風景とあいまって
精神的にピュアなものにしている。
主人公(シーン)にむかって息子(エステベス)がいう
「宗教と信心深さは別」という台詞が印象深い。

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梅薫庵

4.5素直に観ましょう。

2012年6月11日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

『星の旅人たち』邦題で観逃すところでした。旅とも言えるけれど、そう言ったら邦題を付ける意味不明では?肝心の内容は賛否あるでしょうが僕は好きです。無信教ですが自身のルーツからして差し詰めカイラス山に何れ行かねばと思いました。

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dekatter

2.5行き当たりばったり

2012年5月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

題材と役者はは良いのだが脚本がイマイチ。
行き当たりばったりの感じの脚本。
脇役の悩みなども良く分からないし、現しきられていない。
観光客気分の撮影。(小京都シリーズみたい)
挿入歌もイマイチ。
父親の苦悩が出ていたのが少しの救いかな。

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おじゃ

2.0まだら模様は好きですか

2012年5月15日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

アメリカで観ました。

各役者は演技もお上手です。
シナリオも悪くない。
今、日本でも流行ってきている
巡礼の道(キリスト教)を題材にしたのも悪くない。

感動しそうな条件が揃っているのですが
感動ないです。

シナリオが残念ながら
ライターの人生への捉え方の軽さが出ているように感じた。

この手の映画は見たあとに
ジワーとこないと評価が上がらない。

60代以上で山のぼりなどに余生の喜びをこじつけている人なら
見てもいいかも

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seisinsei