「「同行二人」ならぬ同行四人」星の旅人たち きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
「同行二人」ならぬ同行四人
四国をドライブで一周したことがありますが、お遍路さんを道々たくさんお見かけしました。
テレビや知識だけでは知っていたお遍路さんの実物を見て、最初は物珍しくて。
そのうちに道端の小さな立て札に「次の〇寺まで〇〇km」の文字を発見して目が点。ものすごい距離です。
驚きは次第に敬意へと膨らみ、そして自分は車で3日かけて周った四国の大きさを体感した旅の後半には、ただただお遍路さんたちに頭を下げてそのお姿に手を合わせたくなったのを覚えています。
歩くって何なのだろう。
何のために歩くのだろう。
【映画】
様々の人生を背負って歩く「巡礼」は、即ち私たちの人生そのものだったのですね・・
発見があっても無くても、
出会いがあっても無くても、
結論があっても無くても、
生きて歩くことそのものが意味あることなのだと 教えてもらえました。
四人の歩行中のフォーメーションが四人のその時々の関係性をうまーく表す演出です。
そしてDVDでは映像特典のインタビューがとても良い。観賞後の感慨に厚みを増してくれます、秀逸です。
偏屈な父親と説明をしない息子の《別れと追慕》がストーリーの柱でしたね。
僕も主演のトムも警察署員も、息子を失った点で同じ立場でした。
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ジョニーデブさんのコメント
2020年7月12日
なんて言ったらよいのか、最後の2行、びっくりしました。
映画の冒頭、いきなり息子の訃報でもびっくりしたことを思い出しました。
実際のロケ地に行ってみたくなるような綺麗な景色が多かったですね。それと音楽も印象に残りました。ジェームズ・テーラーのアコースティックギターの曲がよかったですね。