「単純…ですが期待値以上でした。」ラストスタンド Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)
単純…ですが期待値以上でした。
良かった。
大統領に為り損ねた男、アーノルド・シュワルツェネッガーの主演復帰作。
話が分かり易い。
登場人物のキャラが立っている。
そしてアクションが適度にリアル。
面白かった。
まず、話の内容。
良い意味で単純。非常に分かり易い。
頭を全く使う必要無いです。
話の流れ的に味方/敵の作戦で違和感を感じる部分が無いと言うと嘘になりますが。
観客が望むモノに対して誠意に対応している姿勢は潔さすら感じます。
そして、登場人物のキャラ。
シュワ映画の傾向として、シュワが絶対的なエースで他はモブキャラ的なものが多い気がしますが。
今回は脇を固める登場人物のキャラがキチンと立っており観終わった後に一人一人思い返すことが出来ます。
またシュワ自体もこれまでは肉体派…という名の生き急ぎ感がありましたが老年を迎え、一種の侘しさや落ち着きが出てきており今回の保安官役は結構ピッタリでした。
最後にアクション。
注目は血煙。
基本的に銃撃戦が多い本作。
撃たれた際のパッと飛び散る血煙がリアルです。
見せることが出来ない人体破損は回避しつつ別の要素でリアル感を出している点は良かったと思います。
シュワの私生活やこれまでの作品のイメージから何となく避けている人が多いと思われる本作。
観て損は無い作品だと思います。
オススメです。
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