ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館のレビュー・感想・評価
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ダニエル・ラドクリフがホラーの主演としてはミスキャスト
残念ながらこれまた期待ハズレ。
まず、ダニエル・ラドクリフがホラーの主演としてはやはりミスキャスト。演技自体は素晴らしいですが、どうしても「大人になったハリー・ポッター」のイメージが脳裏から離れず、作品世界に集中する事を阻害されます(笑)。未だに子役の印象が強いせいもあり、父親役として出演しているのにも違和感。まだ独身の青年役とかなら印象も違ってたかも知れませんが…。
「呪い」ネタのストーリーもありきたり過ぎて意外性が無く、終始、ダラダラと間延びする展開とコケ脅しな"ビックリ"演出にウンザリして、何度も休憩しながら、飛ばし飛ばしで何とか最後まで見ました。
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終盤の10分くらいは多少盛り返しますが、これまたこの手のホラーにありがちな、「呪いの解決に奔走したけど、やっぱり何も解決しませんでした」というアンハッピーエンドで終了。しかもラストを何となくハッピーな感じで演出しているのもモヤモヤ感が残ります。せめてもう少しストーリーに工夫や意外性があれば良かったのですが、ここまでありきたりではねえ…。
古典的なゴシックホラー
時代は、暗鬼が漂う19世紀末のイギリス。誰も住まなくなった、さびれた古城の様な館が舞台。ホラーと言っても、スプラッター的な血生臭さはなく、暗闇から忍び寄る、得体の知れないものへの恐怖が描かれている。その館の忌まわしき過去の事件から端を発した、怨念や亡霊を巡る古典的な、ゴシック・ホラー作品となっている。
庭は荒れ果て、館には蔦が這い回り、蜘蛛の巣がかかり、正に、ホーンテッド・マンション。おまけに、サン・ミッチェルのように、干潮時しか渡れない孤立した島に建つ館。普段は脱出も不可能というの密室空間の設定も、恐怖を煽る。そこを訪ねるのが、若き弁護士・アーサー役のダニエル・ラドクリフ。
妻を亡くし、失意のどん底のアーサーは、幼い息子を家政婦に託して、ある夫人の遺言状の見つけ出す命を受け、田舎町に出かける。その夫人の家こそが、例の館。ところが、その近隣の街では、子供の失踪事件が相次ぎ、それは、館の亡霊に連れ去られたと、まことしやかな噂が広まっていた。
遺言状調査の為に訪れた、アーサーに対しても、住民は敵意を剥き出しにし、ようやくたどり着いた館は、異様な霊気を漂わせ、謎めいた黒いドレスの女の姿を度々面にすることになる。この女の正体は何なのか…?館での調べが進む中で、アーサーは、その館に纏わる恐ろしい呪縛に巻き込まれ、館に取憑く亡霊と対峙していくことになる。
とまぁ、内容は、それほど目新しいモノでもなく、ゴシック・ホラーにはよくある、古き館の呪いに纏わるもの。但し、アーサーと息子のラストシーンは、「エッ」と思わせる、ちょっとサプライズな終わり方でもあった。
この作品が公開されたのが2012年。ラドクリフも、『ハリー・ポッター』時のイメージを払拭して、新たに大人の男としての役作りに挑み始めた作品であったと思う。でも、どうしてもハリーの姿を彼に重ねて観てしまうのは、子役として活躍してきた、彼自身が背負った非情な運命なのかもしれない。
高品質
老舗のハマー・フィルムが長年の年月を費やして描いたとされるホラー。当時はまだハリー・ポッター感が抜けないダニエル・ラドクリフ主演。
興行的にはかなり成功した様だが、評価が伸び悩んでいたのが記憶に残る。そしてこの度ようやく鑑賞する事が出来た。
ハマー・フィルム渾身の一作の様に宣伝されていた為、どうしても期待値が上昇してしまうのはやむを得ないが、その期待には十分に応えてくれた作品だった。舞台が19世紀の為、全体を通してレトロな雰囲気が立ち込めているのは雰囲気作りに大きな効果を与えていると思われる。古い洋館、海霧に覆われた町、哀愁漂う主人公・・・全てをとってお洒落で引き込まれる物がある。
恐怖描写はもちろん怖いが、Jホラーを意識した様な描き方であった。派手な演出等は少なく、じわりじわりと忍び寄る独特な怖さだ。「黒衣の女」も雰囲気抜群であり、「死霊館 エンフィールド事件」の最強悪魔、バラクと似たインパクトを与えてくれる。ストーリーには大きなヒネリは無く、至って普通の物語なのが少々残念だが、ラストの良いとも悪いともとれるシーンは考えさせられてしまう。全体的には地味だが、高品質なゴシック・ホラーは探してみると貴重である。その中の1作に本作も間違いなく入れると思う。
雰囲気は好きですが、ホラーとしては微妙な印象です。
19世紀末のイギリス。資産家女性の資産整理の為に訪れた弁護士が、不思議な現象に巻き込まれる物語。
ダリエル・ラドリクフ主演のホラーです。ホラーは余り観ませんが、ラドクリフ主演ということもあり、試しに鑑賞。
ハリーポッターシリーズは1作しか鑑賞していないので、ラドクリフに思い入れはそれ程ないのですが・・・それでも魅力的な役者さんと評価しています。
ホラーとしては、それ程怖くは感じません。不思議な心霊現象も、それが主人公(或は主人公の周辺の人々)が危険に陥るようなシチュエーションでないと、恐怖を感じ難いように思います。
ただ、映画としては面白みを感じます。役者たちの力量や、19世紀のイギリスの片田舎の風情、そしてそこに暮らす人々が味わい深く描写されており、好印象でした。
結果、私的評価は平均点・・・と言った感じです。
ゴシックホラー
子どもの幽霊が主だが、出し惜しみせずにチラチラと登場させ、恐怖感を持続させていた。親玉である黒衣の亡霊は全体像がつかみにくいものの、それも効果あった気がする。なにしろ冒頭から少女が3人飛び降り自殺するという徹底ぶりなのだ。また、館が引き潮時にしか渡れない孤島にあり、海霧に覆われるその一帯が不気味ながらも美しい風景でした。
子どもたちが謎の死を遂げる村。全てはイールマーシュの館が原因となっており、子どもを亡くした親たちは直前に必ず黒衣の女を目撃しているのだ。「遺言状みつけたから、とっとと帰れ」という地元の弁護士。しかし、成績の悪い弁護士アーサー・キップスは書類を全て見つけるまでは帰れない。こうして亡霊の謎解きにまで踏み込んでしまった。
列車で出会った男サム・デイル氏(キアラン・ハインズ)がいい人であり、アーサーの助けになってくれる。イールマーシュの亡女主人ドラブトウには息子がいたが、沼に落ちて死亡したが遺体が見つかっていない状況。その息子はジャネット・ハンフリーの息子を養子縁組させた子であり、死なせてしまった女主人を怨んでいたのだ。遺体を見つけて、母親と一緒に埋葬してあげれば・・・
アーサーが村に入ってからも子どもが2人(洗剤誤飲、火災)死んでしまい、金曜日には彼の息子も到着するという。このままでは呪い殺されてしまう。なんとか解決しなければ・・・という展開。しかし、最後まで恐怖は続く。ちょっと悲しいゴシックホラーでもあった。
幽霊女を絶対チラ見せしかしない徹底ぶり。 鏡を横切ったり奥の方でこ...
幽霊女を絶対チラ見せしかしない徹底ぶり。
鏡を横切ったり奥の方でこっそり動いたりと終始チラ見せばかり。
最後の最後でしっかり出るだけ。
もうちょっと怖さがほしかった。
あとハリーはハリー
ファンタジーのような…
映像きれいでした
雰囲気も良い
ホラー要素というより、急に音がなってびっくり!などという
反射的な驚きが多い映画でした
物語はものすごく単純だけど、
なんであのような終わり方をしたのかがひっかかる
めでたしめでたしで、綺麗に終わらせてもよかった気がするのに
結局ああなるのね…という脱力感が見終わった後に残りました
骨折り損とは、まさにこのことでは
あと、私が見逃してるだけかもですがあの番犬は結局どこへいったんだろう?
正統派ゴシックホラー
あんな洋館に独りで遺品整理とかやってられるか~(笑)
と思いますが、それでは映画になりませんね。
洋館で起こる怪現象はこちらもビクビクさせられます。
呪いの理屈もわかったラストは悲しいけれど、納得できる。
雰囲気で魅せる英国ゴシックホラー&ポッター弁護士
久しぶりにホラー映画を見たこともあってか、ベタベタな驚かし演出にも時折ビクッとなってしまいました(苦笑)
まあ超古典的でオーソドックスな英国ゴシックホラーでしたので、意外性はありませんでしたが、全体的な雰囲気、不気味感はなかなかのもので、来るぞ来るぞと分かっていてもビクつかされてしまう辺りの見せ方は、まずまず悪くはなかったんじゃないかなと思いましたよ。
勿論、主演はハリー・ポッターでおなじみのダニエル・ラドクリフでしたので、程々の怖さだったのは何となく予想した通りではありましたが、私レベルはこのぐらいでちょうどいい感じでした。
しかしラドクリフも妻に先立たれた子持ちの弁護士を演じる年頃になったんですねぇ。
正直違和感ありありでしたが、まあ演技自体はドロドロになりながら結構頑張っていましたし、十分評価に値するものだったのではないでしょうか。
メインとなった不気味な田舎町に存在する怪しげな館に纏わるストーリー自体は、何となくどこかで見た感は拭えず。
どちらかと言えば、ジトジト感、そしてお化け屋敷的な驚かせ演出で、話的な盛り上がりに足りないものを補っていた感じでしたね。
まあ結局終わってみればギミック的な部分の方しか印象に残っていないのは良いのか悪いのか・・・。
伏線も全て回収できていたのか、疑問な部分がありましたし・・・。
ただ、意味深なラストは個人的に結構好みな終わり方でしたね。
見る人によってどちらにも解釈できそうなラスト、私は彼自身が望んでいたラストと取りましたが・・・。
ところで、彼は弁護士らしいこと何かしてましたっけ?(笑)
ダニエルラドクリフ頑張ってます。違和感なくハリー感なく見れると思わ...
ダニエルラドクリフ頑張ってます。違和感なくハリー感なく見れると思われます。が、ハリーの印象は強すぎますよね〜笑。酷です。ハリポタ子役は苦労してるんでしょうね。大変。
ホラーはあまり観ないのですが、ホラーでホロっとするのは凄く印象に残って好きですね、個人的に。しかし、この作品はそー言ったものではなく、終始ローテンション。雰囲気大事にしてて、ラドクリフ押しですね。怖さは多少感じられますが、途中でボケーっと気が抜ける感じが多少ね、ありましたね多少。見る環境にもよるのかな?。
ドンドン、ラドクリフに色んな役をやって欲しいと感じさせられました。そこはGOOD
ビックリ系じゃないぶん、いい感じで観れました。
ストーリーは盛り上がりに欠けるが
人物や街並み雰囲気など、絵がとても綺麗で楽しめた
途中で少したるみましたが、最後の落ちがそれなりに好きだったのでよかった
あくまで雰囲気重視のゴシックホラーなので字幕版で観るべきだった
アーサー・キップスと黒衣の女
ハリポタ卒業後のダニエル・ラドクリフの第一回主演作として話題になったホラー。
妻を亡くし失意の若き弁護士アーサーは、ある老婦人の遺言状を探す仕事の為、一人息子をロンドンに残し、田舎町の館を訪れるが、度々謎の黒衣の女性を目撃する…。
19世紀のイギリス、郊外の古ぼけた屋敷…ゴシックホラーのムード充分!
ジャパニーズホラーのようななかなか見せないじわじわ煽る恐怖演出も好感持てる。
ポッターくん…失礼、俳優ダニエル・ラドクリフの意表を突く父親役もそんなに悪くなく、泥塗れにもなる熱演。
そして、数々の名作ホラーを手掛けたハマー・フィルム作品というのも食指が動くポイント。
冒頭、3人の少女の死から始まる忌まわしき呪いの連鎖。
人によってはバッドともハッピーとも受け止められるラストも余韻が残る。
ハリウッドのこけおどしホラーとは違うイギリス製の上質なホラー。
ムードも含め悪くなかったのだが、ストーリーがちょっと大人し過ぎで、何かパンチの効いたものがあればもっと良かったとも思う。
良作ゴシックホラー
役者の知名度だけが売りの映画かと思っていたが、意外に良くできたホラー作品で楽しめた。
音によるこけおどしも多用されているが、怪奇現象の見せ方はバラエティーに富んでいて最後まで飽きる事はなかった。
黒い女の怨みが晴れる事は最後まで無かったようだが、主人公家族を見送る黒い女の表情を見ていると、最後の惨劇は主人公に対する彼女なりの恩返しだったのではとも思えてくる。
私は好き
私はすごく好きな映画でした。
どストライク、というやつです。
はじめの人形を踏みつぶし窓から飛び降りた3人の少女、没頭から気味の悪い綺麗な怖さが伝わってきました。
ラドクリフもしっかり男の子から男性になっていて
父親役、ぴったりでした。
問題はラスト、
これは好き嫌いが別れるのではないでしょうか。
メリーハッピーエンドか、ハッピーエンドかバッドエンドか。
私はハッピーエンドだと思ってます。
電車越しにいたたくさんの子供達やあの女の霊はハッピーエンドとはいい難い気もしますが
「パパ、あの人は誰?」
「ママだよ。」
の後のお父さんの笑顔はこの映画の中での一番幸せそうな顔してた気がしました。
全体的に雰囲気としては
哀しい、そんな映画です。
とても上品な後味のする作品だと思うので是非見てみてください。
初めてホラーを観る人に勧めたい作品(○´∀`○)
キャストに全くの無駄がなく、ホラーにおいて個人的に必要な要素「カット割り」、「BGM」、「意外性」、すべてにおいて文句のない作品だった。現代的なホラーよりはゴシックホラーの方が、深みがあり、わざとらしくないゾワゾワ感があった。
正直劇場スルーしたのが悔しいくらい。
The Woman In Black
これホラー…やったん??怖がりの女友達4人集まって夜中の2時から部屋真っ暗にしてキャーキャー言うために鑑賞したのに言わずに終わってしまったよ(´・_・`) 1人に至っては途中でいびきかいて寝ちゃったよ。笑 なんだか期待外れ(-_-)zzz 子役が可愛かったからまだ観れたけどなんだかなぁ〜。
ラドクリフが哀れすぎる・・。
正直、脚本が悪すぎると思います。
ホラーは解りづらいと得てして凡作になるものです。ハリポタシリーズの後の注目作品にしては正直、出る作品間違えたんじゃない。細かいプロットや演出もダメ。ラドクリフがいくら奮闘しても駄作は変わらない。
かくも母親の執念は怖ろしい・・・
正統派ゴシックホラーですね。こけおどしではないところに好感が持てた。やっぱり原作物は違うみたいだ。何故なのかわからないのではなく、ちゃんと理由があるところが納得できる。ダニエル・ラドクリフは、かわいかった頃を知っているので、あごにえくぼができ、髭も濃くなった今を観ると、男になってしまったなぁと思う。少しさびしい気分。でも、碧い瞳はすてきだった。今回はなんと父親役! ハリー・ポッター役を終えて、彼もいろいろチャレンジしているんだなぁ。彼の苦労が報われないところがちょっぴり悲しいけれど、あれで幸せなのかしら? わかりましぇん・・・
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