クロニクルのレビュー・感想・評価
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完全超能力マニュアル
ある日トリセツも渡されず用法用量も使用上の注意も教えられずに突然サイコキネシスが発症しちゃったらそりゃあ最初は楽しかろうけども直に拗れて抉れてこういう結果になっちゃうよね。
という、非常に分かり易い無軌道に破滅まっしぐらのシアトル高校白書に仕上がっております。うん、これは楽しい。
いや本当ね、見応えありましたよ。
モキュメンタリー形式の物語展開もVFXの絶妙なさじ加減も、低予算を見事に逆手に取った大胆さというか。満足度高いです。
で、超能力を手に入れちゃった主人公を「思春期まっさかりの境遇恵まれてない系非リア童貞ティーンエイジャー」に据えたのはベストチョイスだなあと思って。多分ここが一番物語として優れてる設定だなと。
まず分別ある大人が超能力に溺れて暴走するってちょっと説得力に欠きますもんね。
サイコキネシスに対するリテラシーも何もなく倫理観や道徳心も曖昧なまま正義感すら固まってない思春期非リア童貞君に、清く正しく超能力を使いこなせる訳ないですもの。
スパイダーマン的な心で居られるほど聖人君子でもないし、ヒーローでもない。
そりゃあ、こういう結果になるだろなと。
だからこそですよ。
後半のダイナミックなサイキック合戦が生きてくるのは。
陰と陽の戦い。
まるでX-メンのプロフェッサーXとマグニートーの様な関係(ちょっと違うか)の、親友との聖戦に胸が熱くなる。
ファウンド・フッテージの新たな地平ですよね。
この新人監督ジョシュ・トランクの次回作、リブート版「ファンタスティック・フォー」も俄然期待してしまう訳であります。
ストーリーよりも視点が現代。
アル中の元消防士の父親に暴力を振るわれ、病気の母を助けることもできず、学校でもいじめられる日々。
そんな少年が基本の視点となるこの映画。
彼が手に入れたカメラを通し、最初は彼が見る世界がスクリーンには映しだされていく。
冒頭、力を手に入れて楽しむ三人は見ていても楽しい。
そして、途中からカメラを浮かす事も出来るようになった少年アンドリューは、今までとは違い明るくなっていく。
さなか、苛立ちと共に車を事故らせてしまう。それによって人を傷つけてしまう。
今まで遊ぶだけだった能力。だがこれは人をも傷つける道具になる。
そんなところから彼らはイロイロおかしくなっていく。
でも、アンドリューにとっては、その力は唯一無二のもので、そして人気者にもなる。
だけどやはり彼の感情と共に力は暴走してしまう。
そんな様子を、今度は様々な視点のカメラが映し出す。
これが面白い。
他人の視点だったり、全く別の視点(監視カメラ等)だったり。
見ていると、これだけの目がいまの世の中にはあるんだなーと思う。
特にラストのアンドリューを映し出すシーンは、現在の社会の象徴かも知れない。
無数の視点。無数の無関心。無数の無責任な関心。等などなど。
兎に角ラストシーンは、イロイロ考えるところがある。
もし彼らが速くあの場所に向かっていたら何か変わったのか。
いや、変わらないのか。
子供だからこそ未熟な精神が人を傷つけ自分を傷つけ、能力に翻弄されていった話。
単純だからこそ、この視点がイイスパイスになっていたのではないかと思う。
若手ならでは。
1000円均一の上映作品を、レディースデイに観てしまった。
なかなか面白い。モキュメンタリー方式の撮り方をしているが、
(ファウンドフッテージ・スタイルというらしい)
前半で能力を得た三人の夢のような学園生活が描かれたかと思うと、
後半でいきなり暗転、ラストはもうグチャグチャな展開になっていく。
ひと昔前の特殊能力モノなら何もここまで暗転させないだろうなーと
YouTube世代との温度差を感じつつ、今の少年はこんなことに夢中に
なったり、没頭したりするのか、こうやってイジメを克服するわけか、
など勉強になったシーンも多々あった。うわ、監督は'85年生まれかぁ。
まぁ若者でなくても、特殊能力を身につければきっとおかしくなる。
非日常に於かれた時間が、その人間をどう左右し変えていくか。
各々の持ち味や性格を漂わせつつ、順応する人間と呑みこまれる人間に
分けて描き、やがて暴走する一人を止めることに必死になっていく二人。
家庭不和や困窮、心の病を抱える主人公という意味で暴走もあり得るが、
普通主人公をあんな状態に持っていった挙句に、ああしちゃうものか?と、
本当に後半は首を傾げるほど内容がガラリと変わってしまうのに驚いた。
確かに誰かが撮った動画ならば、起承転結なんてないのだろうが、
作品として観てしまうと、脚本はどうした?構成は?なんて思っちゃう。
主人公を演じたD・デハーンは、若い頃のディカプリオにソックリ。
ちょっとした表情や台詞のやりとりになぜか懐かしさを覚えてしまった。
いとこ役のA・ラッセルとは対照的な線の細さ。そんな彼が次第に暴力的に
なっていくのは驚くほど怖い。が、何とも切なすぎやしないか、あれは。
若手ならではの創造性に溢れた一本。首都圏限定公開だったのね。
(もうこういうのを観ても驚かないけど、次は出来の良さで驚きたいわ)
創意と工夫で、最高のコスパ!
「童夢」、「AKIRA」になぞらえられる本作ですが。
見所は「友情とは何ぞや?」でしょうね…
チカラを持ったのび太君の気持ち(のび太の方が万倍もマシな状況だけど!苦笑)…
思春期のあの日の孤独感…
仲間とバカやって、キャッキャしてる時間の輝き…
それがPOV風の映像で、故にダラっとしながらも。
それを逆手に取った「目に美味しい」映像を交えながら、見事に切り取られ、描き出されていたのがお見事!
短い尺ながら、其処に詰められた創意と工夫。
そして出来上がった作品に、ちゃんとテーマと説得力を持たせる妙手。
抜群のコストパフォーマンスの快作です。
カメラワークを観る映画
基本前半が好きな人。超能力が使えるようになった3人が、キャッキャとはしゃいでいるのが微笑ましかった。
カメラを浮遊させるアイデアはサイコー!カメラワークが斬新で、観ていて面白かった。
ただ、ストーリーは…。もうちょっとなんとか出来たんじゃないか、という思いが否めない。
おおぉー(スッキリ)。
尺が100分を切る作品ですが、
考え込まず物語の中に引き込まれました。
監督さんは「AKIRA」「キャリー」などに影響受けた
とのことですが、これらの作品より格段にわかりやすく、
いい意味で観賞後の余韻に浸ることのない映画でした。
ただ、興行2週間&首都圏限定は残念。
面白い映画はいろんなひとに観てもらいたいですね。
期間延長、地方での興行、配給会社さんに期待です。
オトクロニクル価格(笑)、ホントこれでいいのかな?
そんな感じです。
これからスーパーマンは誕生したってことにしちぇば(笑)
<解説>
今まで使いふるされてきたストーリー(アメコミ作品の第1作目なんかにみられるような展開)と今や新しさはもう感じないPOV撮影。なんのになんでこんなに面白いのだろう。序盤、アンドリューの置かれている生活が描かれる。彼は学校では友達がいなく、いじめられっ子。家では母は病気で寝たきり、父は仕事をしていなく、暴力を振るう。そんな彼に観客は同情する。そして彼は人が羨むような特別な力を得る。最初は可愛いイタズラだったが、怒りにまかせてパワーを使い、人を傷つけてしまった。マッドは力の危険さに気付きに自重しようと提案する。しかしアンドリューはどんどんダークサイドに落ちてゆく。
最初はアンドリューに同情していた観客もどんどん彼に恐怖を感じ離れてゆく。そこにマッドを登場させて、観客の感情移入すべき有り所をつくる。
POVは主観ですべてみせるためより、観客にリアリティも持たせられる。また超能力でカメラを浮かせることで理由をつけ、従来のPOVではなし得ないアングルを可能にした。
最後はまさしくスターウォーズ3のアナキンとオビワンの闘いを見ているようだった。あの一撃のなんとも言えないあっさり感というのはライトセーバーでの闘いを彷彿とさせる。
ラストはマッドが空を飛び去っていく。これがスーパーマンの誕生だったってことにすれば良かったのに。
面白いけど不満もあった
超能力を獲得してそれに馴染んでいく様子や、それと同時に友達ができていく過程がとても楽しくて面白く、ここまでは最高傑作だったのだが、劇映画として敵との大バトルを描くためだと思うのだが、主人公がダークサイドに陥って敵になるのがちょっと残念すぎる。もっと他に敵が現れて友情パワーでやっつけるというような爽快なものが見たかった。
また、映画の作りが常に何かのカメラ映像であるというのが、表現としては面白いのだが、気になってドラマに入り込めない。普通にしてほしかった。
いつかどこかで読んだマンガのよーな。
大友克洋の例を挙げるまでもなく、どっかのマンガで読んだよーなストーリー。
その既視感と云ったら半端なく、
『パシフィック・リム』以上に、
ああ、コレ、知ってるわ、と、想いながら観ていた。
それを「ベタ」と取るか、「作品への愛情」と取るかは、もー個人差だとおもふ。
わたくしは、
こーゆーモノを撮るなら、これをやるしかないだろ、とゆー、
愛情と真摯さを感じました。
少年がカメラに拘る理由、
超能力が発達してゆく過程など、押さえられたポイントにも非凡さを感じます。
(意外に)いいんじゃない?
冒頭から偉そうな台詞を書いちゃったが、最初,“おっ,イケるんじゃない?と、期待も膨らまされたが,果たしてこのままどういう進行するのか難しくない?&ハチャメチャにするしか無くなっちゃうよなぁ~?!とも…
ここまで生意気な事言っちゃった後だから、まっ,いいかぁ~ B級映画作品として観る感じに値するんじゃないかなぁ…!?
しずかに少しづつ盛り上げてラストにどっカーン!
お蔵入りになっちゃうのではないかとヒヤヒヤしていましたがようやく観れました。
全米では小粒ながらスマッシュヒットみたいなこと書かれていたからあんまり派手なシーンは期待していなかったのですが…いやはやなかなかの盛り上がりぶり。
お話はサイコキネシス得た三人の高校生が次第にこのパワーをセーブできなくなり…はてさて…ってことだけど、クルマを湖に落としちゃうあたりから三人の立ち回りがくっきりわかるからその後の展開もわかりやすい。
クスリを手に入れるため強盗まがいのシーンがあって、そんなことするなら初めから薬屋を襲えばいいじゃん、っ程度の微妙なツッコミどころはあるけれどスーパーマンばりのバトルシーンをラストに用意して90分弱、実に気持ちよく盛り上がって行ける出来上がりでした。
馬鹿にしてましたごめんなさい
時間つぶしのために、何も考えずにチケットを購入。
前情報を全く入れずに鑑賞。
高校生が超能力を得て・・・という内容で、ティーン向けの恋愛絡みの映画だろうなと、馬鹿にしてた。
馬鹿にしてゴメンなさい。30分経ったあたりでそう思った。
つーか、面白い♪♪
開始早々、生活をカメラ撮るという部分から始まり、いくら経っても、手持ちカメラで撮られた映像が淡々と続く・・。
でも、この映像なかなかバカにできないぞと思わせる。
観賞後に、ここのサイトに書いてあった、2007年に本作の監督が、Youtubeに投稿した、ライトセイバーでケンカをする映像を観たのだが、これもなかなかのデキかつ、面白い。
超能力を身につけてから彼らがやったことは、はっきりいって高校生レベルの馬鹿な事で、とても笑える。やっぱやるよね、こういう事♪絶対自分もやりますよ。
スカートめくったり、車を動かして、持ち主が帰ってきた時の様子を見て笑うとか・・・、YouTubeにありそうな内容の画像が続く。
そして、空の上でアメフトするシーンは最高に壮快だ♪
久々に映像でやられたな〜。このシーンを見るだけでも、価値がある。
途中からカメラが能力で宙に浮く事が多くなり、飽きの来ない映像を楽しむ事ができる、良く考えられているし、上手く撮ったなと関心した。
終盤は、防犯カメラやテレビのカメラの映像も織り交ぜられ、さらに面白さが増してゆく。
なんとなく、AKIRAっぽいなとも思うが、監督は影響を受けたのかもしれないなと。
デイン・デハーンという俳優さんは、どっかで観たなと思ったので、ネットで確認したら・・・プレイス・ビヨンド・ザ・パインズで出ていた。印象的な演技だったし、あの目つきが強烈だったな。
そして、今売り出し中なのか、スパイダーマン2に出演予定だとか。何より、あの印象的な目は忘れられない、自分は、ジェームス・ディーンやリバーフェニックスを思い出した。と思ったら、エデンの東、前のジェームズディーン役として、ライフという映画にでるとか。
要チェックだなと。このサイトで書いてあったのですが。
タイトルとポスターだけで判断したらダメだなと反省させられた一本でした。
思い掛けない出来事に対する、「その時の心得」が必要です。
高校生の三人組が、ふとした事から特殊能力を身につけてしまい、自分に身についた特殊能力に戸惑い、翻弄されるさまを描く。
ビデオブログをアンドリューが撮影していると言う設定から、映像がハンディカメラで撮ったような雰囲気になっています。映画というより、実際に起きた出来事の記録(まさにクロニクル)と言う設定ですね。そういう観点では、『クローバーフィールド/HAKAISHA』や『SUPER8/スーパーエイト』に似た感じになっています。
普段おとなしいやつを怒らせると怖いということの典型でしょうか。アンドリューが、最後に切れてしまいます。って言うか、その端々で、アンドリューがかなり危険な伏線は有るんですが、最後に行くところまで行ってしまいました。例えが適切では無いかもしれませんが、宝くじの高額当選者には、その後の人生を狂わせないように「その時の心得」みたいな冊子を渡されるそうです。これは、思いがけない出来事に対処できない人に対した配慮なわけですが、この作品の設定も“思いがけない出来事”な訳ですから、「その時の心得」の様なカウンセリングが必要だったのかもしれませんね。それがあれば、アンドリューも人生狂わなかったかも。
“オトクロニクル”キャンペーンを実施していて、1000円で見ることが出来ます。9月27日(金)からの2週間首都圏限定公開です。
地味だけど超能力
低予算の映画は 派手な演出を期待せず、視角を変える・また死角を作ることで 観客の想像力と興奮度を高めることができると 成功だと思います。
どこにでもいる 普通の高校生3人がある日、超能力を身につける。 面白いおもちゃでも手に入れたかのように はしゃぐ3人だったが、ある出来事をきっかけに その力はそれぞれの“歴史”を変えていく…というストーリー。
主人公・アンドリューを演じた デイン・デハーン。 IMDb情報によるとレオさまに似ている俳優として 名前が挙げられているらしいです。 レオさまより細身ですけど…でも、演技力においては なかなかだと思います。 高校生役ですが、実は25才(ビックリ!)
アンドリューの父親を演じた マイケル・ケリー。 『アジャストメント(2011)』や『チェンジリング(2008)』などにも出演していた 個性派俳優。 演技では、実は 彼がこの作品を引っ張っていくキーパーソンだった気がします。 登場シーンは ある意味リアルで引いてしまいました(名演技、です)。
アンドリューの従兄弟・マットを演じた アレックス・ラッセル。 俳優オーラがない彼、普通だからこそ ホームビデオ撮影での表情が自然。
超能力を手に入れて・それをどう使うのかという 発想が高校生なところが受け入れやすい。 逆に 自分ならどうするだろうとか、特別になったのに “普通のままの自分への葛藤”など ちょっとした疑似体験もできました。 『パラノーマル・アクティビティ』でも使われた ホームビデオ撮影法。 エンディングがかなり地味でしたが、金儲け優先で続編を作ろうとする メジャー作品よりは「で、この先どうするの?」と曖昧な感じを残したのが 良かったと思います。 低予算で作られたことを念頭に置かないと、がっかりする恐れあり。 早く観たいなら劇場で、待てるなら BDでもOKな一本です。
良い!
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「クローバー・フィールド」「パラノーマル・アクティビティ」等で用いられているP.O.V.もの(Point of view。主観ショットのフェイク・ドキュメンタリー)の、“超能力少年”版です。
たまたま偶然、超能力を手に入れた3人の男子高校生たちが、最初は戸惑いながらも他愛のないイタズラを繰り返したりして一喜一憂しているのが楽しい。しかし、段々と…というストーリー。予告編を観た時から気になっていたんですが、実際に観てみたらこれがかなり面白くて、予想してた以上に良かったです。
主人公のひ弱な少年が徐々に、そして最後にはという展開で、一部では「AKIRA」をハリウッドがパクった、といった寸評もあるようですが、観た感じそんな印象は特に感じません(その一部分だけ取り上げれば、という程度?)。アクマでも主人公をカメラが追いかけているので、他の2人に関してはドラマが薄いのは仕方ないのかも。ただ、無名の監督×無名の新人俳優たちのアンサンブルは、よりリアルに日常のドキュメンタリーっぽさを出していて、ドラマ部分でも充分に見せてくれているので不満は感じません。
POVものと言っても、主人公のカメラだけではなく、場面によって街角の防犯カメラや、従兄弟の想い人のカメラ等に視点が切り替わり、臨場感を出している演出。特にラスト付近になると、街にはこれほどのカメラ(携帯電話の機能も含めて)が溢れ返っているんだなと思わせるような切り替わり方で目まぐるしい展開に。好き嫌いは別れるかもですが、飽きさせない展開や特殊効果を効果的に使っている点でも、クローバー・フィールドのような大作にも決して引けを取っていない快作。オススメです。
(以下、ネタバレあり ご注意を)
主人公の気弱な高校生アンドリューは、学校ではイジメられっ子的ポジションであり、従兄弟のマット以外に親しい友人もいない。重い病気で自宅療養中の母を心から気遣いながらも、ニート気味で飲んだくれている父への反発心を抱えて鬱屈する日々を送っている。ある日、ドデカい高級ハンディカム・カメラを購入し、日記風に、身の回りに起こる全てを克明に記録していこうと思い立つところから物語は始まる。マットに誘われて渋々参加したパーティで、偶然発見した地下への洞穴。マットと居合わせたスティーヴと共に3人は洞穴に潜入するが、そこにあったものは未知の物体。恐れつつ、生命体のようにも見える“それ”に触れてから、3人にはある特殊な能力が芽生えた。色々と試行錯誤しつつ、能力を使うことを楽しみ、能力が強くなっていくことに喜ぶ3人。しかし、母の症状は悪化していく一方で、父の無理解や暴力に晒され続けるアンドリューは、次第に能力の使い方を誤り、制御するよりも暴走させていく道を選んでしまう。スティーヴの犠牲から、更に事態は悪化し、母の死をきっかけとして、その暴走は最大値に達する。街をパニックに陥れていくアンドリューを止めようと、マットは必死に説得するが…
最後は悲劇でも、ラストシーンの余韻に救われる。そんな作品でした。
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