「設定に無理あり」陰謀のスプレマシー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
設定に無理あり
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よくある元CIAもの、マット・ディモンの人気シリーズに単に便乗したかっただけのタイトルですね。妻や彼女を巻き込むものは出尽くしているので事情を知らない娘を絡めてやきもき冷や冷やさせる魂胆なのでしょう。一応、謎解きもののように進みますので途中まではどんな陰謀かと惹きこまれましたが分かってみればありきたりのような気もします。
主人公は暗号錠の専門家としてスカウトされる設定ですが本職は元CIAの暗殺部隊と明かされます、本来、殺し屋でなく錠前破りの技術屋を使えば済む話。最後になって娘を祖父の所に返すのですが、返すなら危険に巻き込む前にとっととやるのが父親と誰でも思うでしょう。殺し屋のバリエーションには凝ったようです、普通の若者風や目玉の飛び出た化け物風、ジャンレノのそっくりさんには笑えましたがやたら無関係な市民を殺すのはやり過ぎでしょう。どうも設定が強引でハラハラさせたいだけの脚本では練りが今一つですね。
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