劇場公開日 2012年6月9日

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「アニメ作品だったら良かったかも」シグナル 月曜日のルカ 星なれさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0アニメ作品だったら良かったかも

2012年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

宣伝のキービジュアルの三根梓にキュンときて
謎めいたタイトルに宣伝文句の「3つの約束」
でワクワクしたので見ましたw
(原作未読です。)

テレビCMとかにもバンバン出てる三根梓はドキドキさせてくれて5点だし
AAAの西島くんファンも満足だろうけど、、、

全編画面がクリアでキレイすぎて
まずそれがよくないw
(流花の部屋のカットはそれでもいいんだが、
他のシーンではクリアさが邪魔。)

話の内容そのものはリアル現実を直視できない主人公が
リアル社会を直視し更生していく、といった流れなんだけど、
リアルを映画でとらえようとしているのが
見事に失敗していて、見てるのが途中から
恥ずかしくなってしまった。
なぜならエピソードのあれやこれやに説得力がないw
(現実離れしたものを観客に強引に納得させられていない点でもう失敗。)

主演の2人は長回しにもしっかり対応してて
演技そのものに「ここが悪い」なんていうのは
見当たらないんだけど、、、

やっぱり作り手に問題がある。

 そう、これがもしアニメーション作品だったとしたら
成功したんじゃないかと見終わってから思いました。
もっと極端にしたり大胆にしたり強引にしたり、
視点が引いたり迫ったりももっと自由に描けるから。
 角川じゃなくて、角川を飛び出した幻冬社の見城徹だから
あえて実写なのかとうがった見方もしてしまいました。
 謎めいた約束や狭い映写室での2人というシチュエーションなど
ヨダレが出るほどおいしい素材が転がっていながら
映画全編を見終わった後のこの残念感は何とも勿体ない。
もっともっとフェティッシュな非日常空間と
まざまざしいリアルな現実をコントラストをつけて描いて欲しかった。

謎と絆をテーマにしたファンタジーならば
今放映してるテレビアニメ「謎の彼女X」が10倍オススメですw

音楽もたいして心に残らなかったので
総合点は辛口の2点です。
ただし三根梓に惚れるという、それだけは5点ですw
期待してます♪

星なれ