「王道のジュブナイル物語。」虹色ほたる 永遠の夏休み ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
王道のジュブナイル物語。
ひと夏の出会い。
ボールミーツガール。
タイムスリップ。
少年の父親からの自立(解放)。
死の匂い。
普遍的なテーマを内包した王道のジュブナイルだった。
夏休みって何で少し切ないんだろう。
必ず遠くない未来に終わるからだろうか。
それって生きものの命みたいだ。
だから楽しくてでも切ないのかな。
水面の動き。水滴の輝き。
日本人の心の原風景。
そしてホタルの光の美しいこと。
個人的にはユウタとサエちゃんの物語よりも、ユウタとケンゾウの一夏の友情がグッときたな。
餞別を贈り合う別れのシーンが良かった。
あとところどころ(風景や生きてる時間のズレとか現実に戻ったら忘れちゃうとことか)「君の名は。」に通じるものを感じた。
※本作のほうが前に公開されてるから「君の名は。」が後だけど。
そういった意味でも普遍的なテーマなんだろうね。
アニメーションは気合い入ってるのがとてもわかった。手間も製作費もかかってるんだろうなあ。
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