プラチナデータのレビュー・感想・評価
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素晴らしい原作
東野圭吾の素晴らしい原作がとんでもなく劣化してスクリーンに戻ってきました。 盛り上がりもなく感情移入もできず、くだらない作品となりました。 ニノさんのファンにはたまらないかもね。 それだけ…。
せっかくの問題意識が、これではトホホでしょ。
最初の15分ほどは、なかなか問題意識をかきたてる始まりとなっていて良かったです。 国民全員のDNAを国家が管理することによるプライバシー侵害や、侵害している側が侵害を屁とも思わないという危険性や、とりわけ一部の特権的な人間だけがDNA登録をこっそり免除される(これがプラチナデータのいわれなのだとか……)というところなど、15年前の名作「エネミー・オブ・アメリカ」(=国家によるプライバシーの侵害に異議を提起するアクション映画)を彷彿とさせて、おおいに期待を抱かせる幕開けでした。 が、しかしそれからがよろしくありません。 ある人間が二重人格であるとか、別の人間が精神に障害を負っているとか、そういう下種なところに屁理屈を付けてケリを付ける話なんて、映画作りの外道中の外道でしかないと思うわけですよ。 ひょっとすると15年前のアメリカ映画人たちの問題意識を、15年後の日本の映画人が継承し、磨きあげて良い作品とすることもできたはずの重たいテーマなのに、東野圭吾ってホント羊頭狗肉の常連って感じで情けないです。
DNA法案の恐怖
連続洋次殺人事件の捜査において警察の科学研究所のDNA鑑定が発揮された。それも親類縁者や顔かたち、性格、人体的特徴まですべて毛髪一本から犯人を特定できる“プラチナデータ”というデータを活かしたのだ。一年後には国民すべてのDNA情報を国が保管するDNA法案が可決される見込みだという、おそろしいほどの管理社会になろうとしていた・・・
殺されたのが研究所で数学の天才と言われていた女性だったこともあり、防犯カメラの映像などから現場の刑事である浅間(豊川)は彼を追い詰めていく。やがて、神楽は二重人格者であることがわかる。
登場人物名が神楽、浅間、白鳥、志賀、蓼科、那須・・・名前の面白さはあるけど、無駄に長い逃走シーンや、日本映画ではまだ少ない二重人格者モノは違和感があるな。それよりも徹底した未来の管理社会の恐ろしさなんかをもっとアピールしてもらいたいところだ。
事件はやがて、神楽の逃走を陰で助けていた白鳥(杏)が殺され、プラチナデータよりもさらに奥深い国家機密的なモーグルという暗号が浮上してくる。そして、浅間は徐々に神楽と同一人物であるリュウが犯人ではないと思い始める。
終盤には精神科の主治医でもあった水上(鈴木)医師のマッドサイエンティストぶりが明らかになり、彼女が優秀なDNA保存主義者(?)だったことがわかる。
真のプラチナデータの意味は、政治家や警察などのVIPがDNAによって犯罪者にされないようにするための裏データのことだったのだが、事件の結末が面白くないし、終盤にきてもやもやさせられる展開・・・
【2013年4月映画館にて】
解釈の相違
始まって暫くすると少しずつ違和感が。
蛍光色の説明書きでハイテク感を演出するチープさ。DNA捜査システムも「最先端ですよ〜」という演出が、却ってダサい。黒スーツに眼鏡のニノはコスプレにしか見えない。「プラチナデータ」のドヤ顔囁きで、ついに笑ってしまった。
ニノが逃げ始めると事態は更に悪化。なんだね、あの大捕物は。警察どんなけ無能やねん!
「泣いてる…お空も…」って何やねん 笑
教授の殺人動機もよくわからん。
そんなこんなで終了……
消化不良は体に悪いので、直ぐに原作読みました。結果、まったく別のお話でした。
電トリは省いちゃだめなんじゃないだろうか。
原作でもヘリ動員とか、バイクで逃走とかあったけど、ああいうことではないと思う。
蓼科早樹が10代の少女の様だ、というのも「お空も泣いてる」とかそう言うのではない。
そもそも「プラチナデータ」と「真のプラチナデータ」って解釈もどうなの?捉え方の違いが大きな溝を生むってことを体現しようとした作品てことなのか?
国民にNo.がついている。
当時この映画を観たときは本当に怖いと思いました。 政府に管理される社会がくるなど思ってもなくて。 今はマイナンバーカードができてあの世界に近づきつつあります。 他の国ではこれに近いデータ管理システムで正にプラチナデータの世界です。 自分を守ることができる? 怖い~です。 国を信じられなくなる時代。です。
アクション出来ないのなら、出来ないなりの・・・
国民のDNAが全て管理されてしまう近未来。そのシステムを構築した責任者が罠に嵌り、無実を証明する為に奔走する物語。
東野圭吾原作のサスペンスを、二宮和也主演で映画化。
無実の罪で逃げ回る主人公、冷徹に追い詰めるシステムの不気味さ。システムや主人公の秘密、真犯人の存在など、流石に良く出来ていました。
ただ、少し中だるみ感はありました。主人公は2度、警察の追跡を振り切りますが、2度も必要なかったように思います。主人公が特別アクションが出来る設定ではないので、無理やり感を感じました。
寧ろ、システムを掻い潜る工夫や努力の方に重きを置いた方が、より緊迫感が出たように感じました。
おいおいって感じ
日本映画でいつまで経っても完成しないSFジャンル。 どーして、こうちゃっちい作りにしか映像化出来ないんだろう。発想はいいのに。 どんなCG作っても、コンピュータ画面作っても、 全て白々しく見えてしまいます。 何十年前のターミネーターやマトリックスが如何に秀逸だったか再認識させられる。 この映画。 何度となく「そんなアホな」 と、言うしか無かった。 そりゃSFはあり得ないシーンは外せないが、 見てる側が許せる範囲ってあるじゃない。 それが完全に脱線転覆しまくり。 結局、ジャニタレ担いだ興行。 取り巻きの実力俳優陣がホントに気の毒。 ある意味プロだなぁ。 監督が大好きな龍馬伝の監督で東野圭吾原作と聞いたら、期待するじゃん! 映画館へ観に行った人の中で、良かった〜と言いながら出てこられるのは嵐ファンだけでしょね。 映画の品質としてはキャスト除いてダメダメです。
よくある行き過ぎた管理社会みたいな近未来SFもので、アクション多め...
よくある行き過ぎた管理社会みたいな近未来SFもので、アクション多め。
絶対のシステムが絶対じゃなかったという点もあるある。マイノリティリポートを思わさせるつくり。アニメのPSYCHOPASSでも憲兵隊の大佐がデータ捏造するみたいなのもあったし。権力者には抜け道が用意されているものなのだ。二重人格なのでやっぱり犯人でした、みたいな終わり。
普通でした。
ニノのプロモーション映像のようでした。 ニノ好きなら満足でしょうが、そうでない人はしらけてしまうんじゃないかな?といった逃走劇でした。 ストーリーも特にひねりも無く予想できる展開に途中飽きてしまいました。 最後までニノを見せたいための映画でしたが、後味の悪さもなく普通でした。
プラチナデータぁ
面白かったですが話の展開が想定内でした。
主要な登場人物が限られているので配役を考えると犯人が序盤で見えてきてしまって東野圭吾によくある、どんでん返しもちょっとインパクト薄かった感じです。
多重人格者を演じる二ノ宮君の演技は良かったです。
つまらなくはないが、突っ込みどころにゲンナリする
話の筋自体はさすが東野圭吾原作映画だけあって興味を引かれる内容だったのですが、見せ方の問題か、話が進むにつれて少しづつ興味が薄れてしまうこの残念感・・・何とも勿体無かった作品でしたね。 DNAで全てを管理してしまう近未来社会と言う設定は、ハリウッド映画風で面白かったのですが、突っ込みどころ満載の逃走劇が始まってからは怪しい空気が漂いはじめ、もう最後はご都合主義の極み的展開に呆気にとられてしまいました。 おそらく原作は面白いのでしょう、しかしこの映画版は見せ方がとにかく酷かった、普段洋画しか見ない人がたまたまこの映画を見たとしたら、きっと失笑するのでは? これだけガチガチに固められた監視システムの割りに緩く逃げられる逃走劇(最初は緊張感たっぷりだったのに)には、とにかく脱力、途中からは思いのほか普通に移動してたし、警察が無能すぎてあきれました(苦笑) トヨエツが演じた刑事もあまりに自由すぎて突っ込みどころ多数。 天才科学者・神楽を演じた二宮和也も、トヨエツも、杏も、役者陣は頑張って雰囲気出していただけに、惜しいとしか言いようがないですね。 コトの真相や真犯人は、まあそれなりに納得、でも、ここもやはり見せ方に説得力が無さ過ぎた。 大友啓史監督は、「龍馬伝」「ハゲタカ」「るろうに剣心」シリーズ等、ハズレがないイメージしかなかったですが、今回はやってしまったようで。 まあでも、ほとんど台詞がなく雰囲気だけで見せる水原希子の使い方なんかは、上手いと思いましたけどね(あの方は見た目の雰囲気だけは抜群ですから、こんな使い方が一番嵌る) しかしマイナンバーで国民を管理する社会が始まった日本ですから、近い将来国民をDNAで管理し防犯カメラで監視する時代が来ても、もはや不思議ではないのかも。 でも、真のプラチナデータのように利用されるのが関の山ですから、とりあえずやめておいた方が無難でしょう。
そんな意味が!
犯人と99.99%データが一致!!管理されててどこにも逃げられない。本当だったら…:(´;Д;`):
音楽の使い方は好きでした。
そしてまさかの!人物が殺される。
真相は!!結構面白かったです。
尻すぼみに感じてしまう…
原作を読まないまま鑑賞したのですが、終盤になるにつれて見せ場がなくなっていくような印象を受けました。 二宮さんのキャラもいまいち定まってないというかハマってないように感じます(クールで淡々としていたかと思えば急に大声で叫んだり…) 海岸沿いのカーチェイスのシーンは多分一つの見せ場だったのかもしれませんが、疾走感もなくパトカーがドライブしているようにしか見えませんでした… シナリオはSFサスペンス好きな自分としてはとても好みなのですが いかんせん尺が長すぎて全体の密度が薄くなってしまったのが残念に思えました。 しかし急激な展開がないぶん取り残されることもないと思うのでストーリーをじっくり楽しみたい方にはオススメです!
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