捜査官Xのレビュー・感想・評価
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世界観が良くかわらないがアクションは○
そうですね、これってここまで捻ったストーリーにする必要があったのかな?と途中から思ってしまいました。
結局は組織のボスVSその組織から抜けたくて過去を捨て去った男の話ですからね。
捜査官自体あまりスパイスになってなくて微妙な違和感がありました。
そもそもそこまでの組織であれば自分たちで探せるしどうにでもなりそうなもんですよね。捜査官の謎解きもこれ謎解きでもなんでもなくて結局犯人の暴露で事が進んでいくので…おいってなりましたよ笑
よく意図がわかりませんが私はあの仮死にさせるときも、あれ?となりましたし。
なんか捜査官がおせっかい焼いているようにしか思えませんでした。すみません。
でも最後片手であれだけカンフーを繰り広げる彼に拍手は送りたいです!
語り口がヘタ。
ミステリーっぽく進む前半ですが、どうせドニー・イェンは強いに決まってるんだから、強盗襲撃シーンは全貌を見せずに、ドニーの回想であの情けなくも偶然敵を倒す場面を見せるべきだったと思います。
じゃないとあの嘘のシーンと本当のシーンわけがわかりません。
刑事コロンボや古畑任三郎みたいな感じにはせめてしてほしかったです。
アクションも迫力はあるものの、いかんせん少なすぎるような…
どういう殺陣にするかよりも、どういうストーリーにするかに力を入れているカンフー映画が最近増えたような気がします。
そのせいか重い話がちょっと多くて胃もたれがスゴイです。
ジャッキー先輩がおじいちゃん化しつつある今、ドニーのアクション映画にはかなり期待してます。
もしザ・レイドみたいな映画に出てくれたら、そのDVDを一生の宝物にするつもりなので、どんどん活躍して「代表作」を作ってもらいたいものです。
中国ならではの力業で引っ張るアクションとサスペンスの融合
気弱なズブの素人と思わせ、実は史上最強のカンフーマスターだった!!
…って、そんなん推理しなくても、すぐわかりそうなもんやろと一蹴したくなるが、強引に説得させようとするエンターテイメント性は香港ならではの楽しみ方だろう。
冒頭に犯行場面を配置し、一癖も二癖もある捜査官が容疑者に執拗につきまといながら、脳をフル回転して真実を暴いていくタッチは、『刑事コロンボ』や『相棒』etc.の倒叙物の王道を匂わせ、ミステリアスな殺気を盛り立てている。
妄想した格闘シーンの中に飛び込み、現場検証したり、何でもかんでも死因をツボ(いわゆる秘孔)に結び付ける、独特かつ強引な推理技法は、カンフーアクションと謎解きミステリーを融合した今作の独自を象徴して興味深い。
反面、簡単に覆しちゃって、じゃあ冒頭の格闘場面は誰目線だったのか?と、矛盾を感じてしまう。
自ら倒叙ミステリーを早々と否定していて冷めた。
スタイリッシュな世界観は面白かったけど、致命的なのは、対立する構造が一切、不明瞭な点である。
容疑者と捜査官だけでなく、容疑者とその家族、そして自身の過去etc.全てにおいて謎のまま、後半
の怒涛の一大決戦に雪崩れ込む。
そのため、結局、殴りまくって、蹴りまくって、殺しまくる印象しか残らない。
前半の殺伐とした切り口が伏線になっていない気がして、物足りなさを感じた。
でも、ヒロインのダン・ウェイが可愛かったから、まぁイイや。
では、最後に短歌を一首
『毒宿す 拳を見抜く さすらいの 真実射抜く 穴の波紋よ』
by全竜
異色ミステリー活劇。
タイトルから一体どういう作品なのかがまったく分からず^^;
とりあえずチラシの金城武の顔を観ながら推理劇…?かと思い。
共演のD・イェンの方は観たことあるんだけど詳しくないので
あら!すごいカンフー!?(でもあまり見せ場がないのね)と
いうところで、今作はミステリーアクション?ということかしら。
ちょっとお目にかかったことないタイプの異色作で面白かった。
とある山村で起きた強盗団への正当防衛?と思われる殺人事件。
一躍有名人となった製紙職人のリウだったが、その強盗二人は
類まれなる武術の達人で素人が倒せる相手ではなかった、そこに
着目した捜査官シュウは、リウに疑念を抱き彼を探り始めるが…
まぁストーリーとしてはワリと単純な構成なんだけど^^;
金城くんの飄々としながらも狙いを外さない洞察力の面白さと、
ドニーの普通すぎるいいお父さんぶりが不気味に映ったりして、
どこでどうなるのか分からず、けっこう最後までドキドキする。
(森でのシーンなんか、特に、、、)
その…殺戮の模様も結構グロかったりするんで(血もドバーッと)
まぁ観る者を選ぶかな~といったところ。しかし俳優陣の演技が
優れているため、どの場面もナニ?コレ?感がない。複雑に
入り組んでいるのは実は親子関係だったり、その狂絆だったり、
簡単に割り切れない人間の摂理に基づく感情表現に胸が痛む。
リウの妻(上手いね~この人も)の抑えた演技もまた素晴らしい。
前半推理、後半アクション、という感じはあるが、
簡単に二つに分けられない複雑さがあり、物語としても繋がる。
ちょっと観たことのないタイプのミステリー活劇、ややグロいのが
気にならなければ、ぜひお試しあれ~とお薦めできる作品。
(夕飯までに戻ってね。これ現代のサラリーマンに訴えたいですね)
法律が大事か、情が大事か?そういう映画。
ある片田舎の村に強盗が現れて、両替商を襲うが、たまたまそこにいた製紙職人、劉が偶然が重なって二人を撃退する。
そこにシュウ捜査官が現れて捜査するお話。
強盗を劉が撃退して良かってで終わればいいのになぜ格闘技の達人だった強盗を劉が撃退できたのかシュウが疑って捜査をしたがためにたくさんの人が死んで、村の平和が損なわれたというお話。
法律を無理に守るより、情の方が大切ってことかなぁと。
久々のカンフーアクション映画だなぁと思った。
推理の場面は気孔とかツボのお話ばかりで、なんか強引に説得されたなぁと思いながら観てました。
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