劇場公開日 2012年6月16日

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ベルフラワーのレビュー・感想・評価

全10件を表示

4.5殺伐した気分によりそってくれる気のいい友達みたいな映画。

2021年4月30日
PCから投稿

なぜか最近、この10年近く前の映画を思い出す。バーで知り合い、コオロギ食べコンテストで戦った女と恋に落ちた男が、こっぴどくフラれ、失恋の痛手に苦悶し、『マッドマックス2』の悪党ヒューマンガス様に心酔していく。なんだこりゃっていうプロットだが、「いいことなんて何もねえ!現実なんてクソだ!」という憤りを、みごとなまでに悪的な映像に昇華させていて、そもそもの悩みが身もフタもないことだけに、どことなくバカげていて可笑しい。なにかが壊れたような映像を作り出すために、実際にカメラを落としたりして壊してみたというどうしようもないエピソードも愛らしい。

ああ、このコロナやら不景気やらなんやらでウンザリばかりが高まっていく昨今にあって、この映画の「クソが!」という気持ちこそ、アートとしてふさわしいのではないか。そんな極論も唱えたくなるくらい、殺伐した気分に寄り添ってくれる気のいい友達みたいな映画だと思う。

ちなみに本作以降名前を聞かないと思っていた監督・主演のエヴァン・グローデル、なんと新作2本が待機中のようで、日本公開を望みます!

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村山章

3.5イカれてて愛おしい

2019年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

ボンクラ青年が自身の失恋体験を映画にして昇華させたというセラピー映画。
でもボンクラなので、マッドマックス2とラブストーリーを合体させちゃうっていうのが、超イカれてて愛おしい。

この映画のためにマジの火炎放射器や、ガチのスーパーチャージャー搭載車メデューサを作っちゃうバカっぽさも最高。

まさに一人マッドマックス。

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青空ぷらす

3.0コオロギ早食い選手権

2018年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 仲間たちと一緒にバーで飲んでいたとき、ミリー(ワイズマン)という女と知り合い、深みにはまっていったウッドロー。しかしまぁ、最初からイカれた奴たち。好きになったきっかけというのも、バーの主催で、コオロギ早食い選手権が行われたこと!ミリーは生きたコオロギをばくばくと食いはじめ、ウッドローは一匹も食えずに吐き出してしまった・・・

 次の日に初めてのデート。テキサスのサイテーの店に行こうと決めた二人は何日もかけてデートを楽しむ。マッドマックス風のレトロなバイクを見つけたが、車で運べないので、車と交換でバイクを手に入れた・・・。途中まではある意味純情で、セックスしない二人だったが、ようやくベッドイン(しかし、ウッドローは下手)。ユルい展開ではあったが、恋人同士になったかと思うと、いきなりのミリーの浮気。とはいっても、その相手の男マイクは最初からミリーと同居してたみたいだし、関係がよくわからない。ショックを受けたウッドローはよろよろとバイクにまたがり走り出す・・・と思いきや、いきなり車と衝突。退院してきたウッドローを慰めるべく、エイデンと付き合ってたコートニー(レベッカ・ブランデス)がやってくるが、慰めるうちに身体の関係を持ってしまう。しかし、親友の絆は簡単には壊れない。そんなとき、マイクをバットで殴り殺してしまったエイデン。元々危うい希薄な人間関係も崩れてくるのだ。そして精神的におかしくなったウッドローは狂ったような妄想の世界へ突入する。そこではミリーをナイフで切り刻み、コートニーが自分の頭を銃で撃つ。

 ユルい展開から一気に狂気の世界へ。失業中なのか、仕事は皆やってない。そんな時、火炎放射器に夢中になる連中が厭世観たっぷりに行動する。しかし、破壊主義者ではない。どことなく優しく、かっこいい・・・

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kossy

3.5心底、病んでる

2018年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この狂い方は、なかなかお目に掛かれない。ちょっとびっくりした。前半と後半でまったく印象が変る。しかし、そこに至るまでの流れはある。
中途半端な女をメインにひっぱるので、おかしいなあ、とは思っていたのだが、絶妙ななキャスティング、とも思えてきたところ、やっぱり汚れる、という。
心底、病んでる、あるいは病んだ経験がないと書けそうにもない脚本。復讐にヒゲタトゥーは普通の生活している人には思いつかない。コーエン兄弟のような計算した、狂い方、ではない。整合性のなさはある意味すごい。
ぼやけているし評価は難しいが、驚き、はあった。

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okaoka0820

4.0髭イレズミ

2017年11月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

主人公のウッドローにはイライラさせられて要はこの監督にイラっとする訳で。

だって自作自演の半分は自伝みたいなモンで確かミリーも本当の元カノで!?

とにかく女々しいにも程がある男で基本的には周りの行動次第で自分も動く感じで火炎放射器にしてもメデューサ号にしても相棒に頼り過ぎ。

映像の荒い雰囲気に全体的なLOOKとヒューマンガスってナイスなチョイスで展開も飽きずに楽しめる。

ヒロインのミリーは「トゥルー・ロマンス」のアラバマにJ・ルイスっぽくもあり魅力的。

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万年 東一

3.0「ベルフラワー(2011年)」 「桐島、部活やめるってよ(2012年)」 この二作、根っこの部分は同じだと思う。……、多分。

2015年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

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夏斗

4.0予想とは違ったけど愛せる映画

2015年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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リュー

2.52度観ても。。。映像わ、良いのに。。

2013年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

マッドマックスが、大好きなので、期待してw観たが、荒んだ感じの映像は自分的にかっこいいと、思ったのですが、ストーリーの骨子は、無職の変わり者の青年の、失恋からくる破壊的な衝動と、妄想(たぶん)なので、思い入れなどは一切無く、共感できるところもあまり無い。。

ただ、画的に荒い感じが、良いなぁ、と思ったし、展開的に牽きつけられる部分もあるんですが、主人公は、このへんな女のひと(バカびっち&ブスw)をすごく好きだったんだ、というのと、裏切られて大ショックを受けた、というのは完璧に伝わったww

監督の実際の経験を脚本に練りこんである、とのことなので、監督は、自分を反映させた、劇中の主人公の青年と違って、辛いw経験をバネにして、映画というジャンルで自己表現成功して、裏切った彼女wに意趣返し?を果たせてw結果的に良かったな、と。。

お前、勝ったなwと。。それわ、ほんとに一緒に喜びたかった。。

。。まぁ、全体的に失恋の寂しさ、とううのわ、(完全に青年目線オンリーですが)よく描けてるし、まぁ良いです・・こんなものですねw

どうせならもっと、「エレファント」なみのすごぃ事件おこせば、と思ったけど、そしたら監督いないしw映画もなぃしw

あとメデューサ号、かっこいいなw 欲しくないが、いちど乗りたいですw

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風祭

4.0期待と違う

2012年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 てっきりハードなバイオレンスアクションだと思っていたら、若者のわびしい日常を描く映画だったため肩透かしを食った。

 火炎放射器やドラッギーな車も登場するのだが物語のアクセントにはなっているものの全然活躍しなかった。

 しかし主人公が酒場でヒロインと出会って、恋を育む過程はとても素敵で、自分もあんなふうに恋愛をして突発的に旅をしたり車とバイクをただかっこいいからと物々交換したり後先考えない行動をしてみたいものだと思った。主人公のヘラヘラしている感じもとてもよかった。そしてDIYで火炎放射器や車を作るのも憧れる。

 期待とは違って肩透かし気味ではあったけど、愛すべきところはたくさんある映画だった。

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吉泉知彦

1.0スポンサー集めて作った自主制作映画サークルのノリ

2012年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

単純

興奮

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ハイジンQん