「ソダーバーグ、リュック・ベッソン化!?」エージェント・マロリー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ソダーバーグ、リュック・ベッソン化!?
スティーヴン・ソダーバーグが格闘家ジーナ・カラーノを主演に迎えたヒロイン・アクション。
裏切られた最強女スパイが黒幕を捜す孤軍奮闘劇。
話的にはよくある陰謀・裏切りモノ。
ソダーバーグもこういう映画撮るんだ…。
でも、そこはソダーバーグ、スタイリッシュな映像や複雑な構成は、彼ならでは。
格闘家を主役に抜擢した割に、アクションは少なめ。アクションタッチのサスペンスと言った所。
ヒロインが大暴れするド派手なアクションを期待していたので、何だか肩透かし。
ヒロインを取り囲む男優陣の面々が豪華過ぎ!
マイケル・ファスベンダー、ユアン・マクレガー、ビル・パクストン、チャニング・テイタム、アントニオ・バンデラス、マイケル・ダグラス、フランスからマチュー・カソヴィッツ、香港からアンソニー・ウォンまで!
そして何と言っても、主役のジーナ・カラーノ!
二枚目ヒロイン!
格闘家なのでもっとごついかなと思ったら、美貌もなかなかで、ドレスアップした姿は女優と並んでも見劣りしない。
そして勿論、格闘家としての血が騒ぎ、アクションシーンは重みのある技の数々を披露。
おそらく本作は、彼女ナシでは成り立たない作品。
オスカー受賞後、自分の好きなものを自由気ままに作っている感のあるソダーバーグ。リュック・ベッソン化!?
どういう経緯で本作を作ったのか、聞いてみたい気もする…。
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