「男を皆殺し。」エージェント・マロリー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
男を皆殺し。
監督がソダーバーグだってことも観るまで知らなかったんだけど、
主演のG・カラーノさんていう、女子総合格闘技界の人気スターも
まったく知らなかったもんだから^^;
へ~!と思いましたわよ、すごい美人だし、スタイルも抜群!
ドレスアップしたらまぁ、そこらのハリウッド女優さんだったし。
喋れば喋ったで(演技力を試される内容じゃないんだけど)
けっこう低トーンボイスでカッコいいんだわ。あの肉感たっぷりの
C・テイタムをぶっ飛ばして壁にガッツン!めり込ませた時には、
おぉ~!って思わず拍手してしまった(爆)…観るとこ間違ってる?
だってどう考えても、大したストーリーじゃないうえ(ありきたり)
ソダーバーグもおそらく特に何も考えずに、
彼女を見せるがためにこれを撮ったような感じですしねぇ。
単純な話をワザと分かり辛く観せているような演出はあったけど、
まぁ見せたい部分が彼女の格闘技!一本なもんだから、
余計な効果も入れず、音楽も爆薬も使わず、淡々と技をかけてんの。
屈強そうな男たちが、あっちへ飛び、こっちで折られ、何というか^^;
どこがスパイ映画?としか思えない格闘映像のオンパレード。
今作にむかって銃器を使え!とはいえないけれど、
あそこまで素手でぶつかり合う人間同士を見ていると妙な爽快感も。
ただ、やっぱりソダーバーグなもんですから(爆)
ハリウッド的な爽快感!躍動感!を徹底的に壊滅させてるんですね。
これどうなんでしょうね、当のカラーノさんはご納得なんでしょうか。
私を見て!…っていうか技を見てね!というところでしょうかねぇ。
しかしぶっ飛ばされる側の男優陣の、まぁ豪華なこと!
誰の好みで取り揃えたんだか分からないほど(爆)観応えアリアリ。
これはもう、ストーリー無視で(いいと思います)、技と男優のみで。
ラストのあの締め括りにしたって…どうなの?^^;って感じだし、
元彼ユアン(けっこう怪演)も、あの残し方はまずいでしょうよねぇ、
しっかり殺しておかないと…っていう(爆)男を皆殺しにしたくなる!
なんていう意識を高めてしまう、空恐ろしい作品でもありました。
でも、何より今作でいちばんウケたのは、入場者プレゼント。
試写会で計らずも余った?その景品は日本人にはこれからの季節、
大いに活用できる逸品であります。彼女と鍋を囲みたくなりました。
(結局ナニを観せたかったのかというと、そういう所なんでしょうか)