劇場公開日 2012年12月22日

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「「大奥」は歴史シュミレーション大河ドラマだと思います。本作だけ見ても面白くないかもしれないです。」大奥 永遠 右衛門佐・綱吉篇 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「大奥」は歴史シュミレーション大河ドラマだと思います。本作だけ見ても面白くないかもしれないです。

2013年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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知的

多部未華子さんが好きなので、なんとなくテレビドラマを見ていたら、はまりました。

テレビドラマ見る前は、これは主人公がいろいろなイケメンにモテまくるストーリーに加えてボーイズラブを見せるための設定なのだろうと思っていました。

確かにそういうところがあることは否めませんが、「大奥」は歴史シュミレーション大河ドラマのような気がします。

実際に男だけ、女だけかかる病気はあるし、こういうことになることがあるかもしれない。

歴史物はだいたい事実に基ずいた作り話だし、これくらいやってもいいと思います。

それに男女逆転させることによって、かなり深くて、いいストーリーになっている。

一例ですが、個人的には男が少ないなら、一夫多妻制にすればいいと思いましたが、そうなっていないところがいいです。

男が少ないなら、基本、皆で分け合って使うべき、みたいなことになっている。

いいか悪いかは別として、これはすごく日本人的発想で、感心しました。
(逆はちょっと問題あるかも・・・?)

そのようなことを考えさせるところがたくさんあって、すごく面白い。

本作も単体で見ると、「何だこれは?」と思うかもしれないけど、続き物として見ればかなり面白いかと思います。

テレビドラマを見ているか、少なくとも原作の2・3・4巻(1巻は8代将軍吉宗、映画第一作目の話なので、読まなくていいです。)は読んだ方がいいです。

それにしても堺雅人さんはかっこいい。
有功よりは落ちるけど、右衛門佐もかっこよかった。

Push6700