「ここまでやられちゃうのねぇ…(泣)」スター・ウォーズ 帝国の逆襲 特別篇 しゅうへい(syu32)さんの映画レビュー(感想・評価)
ここまでやられちゃうのねぇ…(泣)
「スター・ウォーズ」シリーズ第2作特別編。
「オリジナル・トリロジー」第2部。
「日曜洋画劇場」で鑑賞。
「スター・ウォーズ 特別篇」放送の2日後、「ジェダイの復讐 特別篇」が放送されました。子供心に何となく話が繋がらないなと思ったものの、特に気にしていませんでしたが、本作が飛ばされていたことを知り、「なんでそんなへんちくりんな順番で放送するねん!」と憤った覚えがあります(笑)
それはさておき、前作の楽しい雰囲気から一転、暗い展開やなと思いました。冒頭から氷の惑星…。寒いし雪男みたいなのにどつかれて痛いしで、踏んだり蹴ったりやなと目を細めていたら、帝国軍の圧倒的攻勢で仲間が散り散りバラバラに…。
反乱軍の立て直しを迫られたレイア姫とハン・ソロの一行は、怪物の体内に間違ってお邪魔しちゃいながら、帝国軍の執拗な追撃をかわしてソロの旧友ランド・カルリジアンのいる惑星ベスピンへ―。冒険の途上で生まれた、ソロとレイアのロマンス…。当初はルークに惹かれていたようですが、ヤンチャなソロに振り回される内に心が傾いて…。お姫様あるある…(笑)
一方、ルーク・スカイウォーカーはドロイドのR2-D2と共に惑星ダゴバへ―。ジェダイ・マスターのヨーダがひとりで暮らしており、オビ=ワン・ケノービの霊体の助言に従って、修行をつけてもらいに来たのですが…。偏屈ジジィに振り回されっぱなしで、若きスカイウォーカーは困惑するばかり…。しかし、フォースの暗黒面を間近で体験し、己の内面に潜むものに戦慄しながらも、友の危機を察知するや否や、修行をほっぽりだしてヨーダの制止も聞かず、救援に向かうのでした…。
ベスピンにて、ついにルークとダース・ベイダーが直接対決! 相手の凄まじいフォースに翻弄されながらも必死に戦うルークでしたが、実力の差は歴然…。ベイダーにジリジリと追い詰められて、まさかの右腕切断! ―ショックでした。
しかし、本当のショックは、次の瞬間に待ち受けておりました…。ルークを暗黒面に引き摺り込もうとするベイダーの衝撃の告白―「私がお前の父親なのだ!」。マジっすか! お父さんだったの!? めっちゃ悪人やないですか…!(笑)
ずっと父親の仇だと思っていた相手が、実は本当の父親だったなんて…。簡単には受け入れられないながらも、ダークサイドへの墜落はしっかりと拒否して、その代わりに逃亡のために墜落しちゃったルークなのでした…。
ここまでやられちゃうのかぁ、となんだか悲しかったです。ソロは冷凍されちゃうし、結局本作には勝利の二文字はありませんでしたし…。しかし絶望だけではありません! しっかり希望の襷も次作へと繋ぎました!(笑) 見事、“三部作の真ん中”として機能している立派な第2部だなと思いました。