I'M FLASH!のレビュー・感想・評価
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人生は短い、驚くほど短い
藤原竜也はミドルティーンにして舞台でデビューし、今までトップを走り続けている。舞台出身の役者は映像作品では舞台くさくて良くないという定説があった。最近は舞台と映画、TVを自由に行き来する役者が増えて、それほど違和感はなくなった。でも、藤原はその定説の典型で映像作品で評価できるものはなかった。今作がいちばん役にはまっていた感じ。
水原はまだ女優になっていない。沢口靖子や小雪のデビューもしんどいものだった。それが長く続けているうちにいっぱしの女優になった。水原も雰囲気を持っているから、磨き・磨かれれば女優になれるかも。
松田龍平は教祖を追いかける後姿が優作に似ていた。やっぱ親子だと納得した。
監督が教祖様です
豪華な出演者に囲まれた監督は、知らぬ間に自分自身が教祖になってしまったようです。無闇にハイテンションな教祖の妹の声や、場面に合わないトーンでの効果音や演奏?
散りばめられた監督の意図すれところは、観客の存在を忘れ、自己完結に収拾したようです。
二代目に祭り上げられた教祖と、それを守るボディーガード?実は、殺しを依頼された口封じ役。
物語は相前後しながら、教祖と殺し屋の話が展開されていきます。
微妙な二人の関係は、最後まで観客に答えを示すことなく終幕となりました。考え落ちなのでしょうが、90分の上演時間の中で、孤独な教祖に共鳴出来たのは、暗い映画館で期待しながら観ていた観客でした。
ストーリーの展開は、監督の思いのままに進んだのかもしれません、映画の日に行って良かった!
藤原竜也、松田龍平、水原希子、板尾創路が見れたから!おまけに、北村有起哉、大楠道代もいました。
今回は残念賞の☆一つであります。
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